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世界一背の高い教会と、妙なビール飲み屋台あるウルム

シュタイフミュージアムの帰り道に、ウルムという街に立ち寄りました。

ここは大きな街で、ダイムラーベンツ社の研究所があり、ドイツ人友人の話によると街の人の多くがベンツの社員か関係者だそうです。

 

市の駐車場を出ると古風な立派な建物に出くわしましたが、これは今も実用に使われている市庁舎の建物なのだそうです。入ってみたかったけど時間が無いので先へ進むことにしました。この日の目当てはウルム大聖堂です。

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ウルムはアインシュタイン生誕の地なのだそうです。そう言えばウルムは科学技術に造形が深いところなのかも知れません。

 

事実、ウルム大聖堂は教会としては今でも世界一の高さ、ニューヨークにエンパイアーステートビルが完成する前まではエッフェル塔など塔と呼ばれるものを除き、全世界で一番高い建物だったそうです。大聖堂は全部石組みですから、いくら地震の無いドイツであってもこんなに高く積み上げるのには補強構造も力学的に整合していなければなりません。14世紀に着工し19世紀末までかかって作り上げたのだから、スペイン バルセロナのサグラダファミリア建設のように、きっと技術を次の世代の技術者に伝えながら初心貫徹して作り上げたのでしょう。

 

ドイツの多くの教会が第二次大戦の爆撃で大破する中、幸いにもウルム大聖堂は被害が無かったので、今でもオリジナルの姿を保っているのも見応えがあります。

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「教会の中へ入るだけなら入場料いらない」と入場券売り場の人が言うので、じゃなんで入場券があるのか?と思ったら、あの世界一の教会のてっぺんに上るのあれば入場料が要るらしいのです。聞けば800段近くある階段を、しかも延々と続く螺旋階段をぐるぐる登る以外に手は無いし、帰りもやっぱり螺旋階段になるというので、即刻登るのはやめました。

その代わりに教会の礼拝堂に入ってみましたら、19世紀にタイムスリップしたような、映画の中に入り込んでしまったかのような雰囲気。音をたてると「ボワーン」いう響き、冷んやりした空気、かすかに香るローソクの火の煤の匂い。

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この日は土曜日で礼拝は行われていませんでしたので、しばし席に座って「礼拝を受けるときはきっとこんななんだぁ」と空想することができました。なんとなくどこかで祈りの声が聞こえると思ったら、ちょうど奥では結婚式を挙げているところで、その誓いの声が聞こえた?のでしょう。

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教会の前は広場になっていて、土曜日だからなのでしょう、かなりの人が集まっていました。その中に「チームバイクウルム」という名のビール屋台のようなものがありました。

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このチームバイクとは、屋台の車輪をカウンター椅子の下にあるペダルを客が漕いで、みんなで力を合わせて前進しながらビールを飲むというものだそうです。

残念ながらいくら待ってもチームバイクの屋台は発車しなかったので、移動中の動画を写すことはできませんでした。

 

なお、チームバイクウルムに参加するにはネットから8人以上16人まででエントリーする必要があるみたいです。

 
http://www.bierbike-ulm.de/