おとぎの国 ヴュルツブルクへはフランクフルトから1時間

ヴュルツブルクという「おとぎの国」みたいな街に鉄道で行ってみました。
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できればローテンブルクという、さらにおとぎの国みたいな街に行きたい!と思いましたが、そこはフランクフルトから行くために4時間ぐらい列車の旅を続けなければならないようなので今回はやめて、フランクフルトから乗り換えなし1時間で行けるヴュルツブルクに決めました。

ヨーロッパの「おとぎの国」みたいな場所は典型的観光地で、妻はそういう場所に行かないと旅行した気分になれない!と主張するのでドイツロマンチック街道屈指の観光地になっているヴュルツブルクに行きました。

ちなみに上述の「フランクフルトからローテンベルクまで4時間」とか「ヴュルツブルクなら1時間」とか、どうやってそれを知ったか?これはドイツ国鉄(DB)のサイトを使えば超便利に分かり易く、簡単に調べることができます。このサイトについては後日説明いたします。

フランクフルトから乗った特急列車はミュンヘン行。けっこう混んでいて、誰か他の座席予約入っているけど、来たら他の席に移ることにして座ったら、30分後に着いた次の駅アシャフェンブルクでやっぱり予約客が来ました。なので席を代わり、どこか座れる場所を、と探したら列車の先端が区切られた部屋のようになっていて、乗務員に聞いたら「座っていいよ、だけど静かにね」と言いました。ここはサイレント席で「おしゃべり慎みましょう」の部屋のようでした。

ヴュルツブルク中央駅に着くと、暑い!フランクフルトより南にあるせいなのか?夏のドイツはけっこう暑い。

市内電車も走っていたけど、街のムードは歩いてみたくなるように、おとぎの国の雰囲気があったから妻と並んで街を歩いて行きました。とりあえず目指したのはドーム(大聖堂)。ドームに行く理由は、ドームはどこでも入場料無料だからです。駅を背にしてまっすぐまっすぐ進み、大きな変形五差路を右に曲がり、150メートル先を左に曲がればやがてたどり着きます。
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ドームはこんな外観が目立つから間違うことはないでしょう。
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ヴュルツブルクのドームに入ってみた印象は「実に白い」。
フランクフルトやケルン大聖堂は荘厳で、いかにも古く歴史を刻んだ感があります。それに比べてヴュルツブルク大聖堂は明るく爽やかな雰囲気がして、高原の教会みたいな感じが漂っています。
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壁に目を移すと爽やかさとはだいぶ違うこんな絵画もありました。
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ドームの裏の広場にはモニュメントがあります。冬に来たらこの寒そうな人に同情もできそうですが、夏は暑苦しいです。
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ドームからバロック建築が美しい、世界遺産だというレジデンツに徒歩で向かいました。ドームの裏手を出て、まっすぐ5分か10分歩くと、広い敷地に大きな建物のレジデンツに着きます。道の先に見えているから間違わずに行けるでしょう。

道の途中でこんな路上駐車を見て思いましたが、ベンツやBMWなど高級車の鼻先が歩道を擦るかもしれないぐらい、ギリギリの隙間で何台も駐車していて「ドイツ人は高級車擦ってキズ作ることにあまり気にしないのかなぁ?」
それとも常連客で、車が擦らないこと熟知しているのかも?
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レジデンツまではドームから徒歩5分程度ですが、レジデンツ敷地に着いてから入口までまた5分ぐらいかかります。広いから。
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入口は地味~で裏口みたいです。ここのドアを開けると、内装リフォームした受付と事務所とロッカー室があり「中は写真撮れないし、手荷物持ち込みできないから、全部ロッカーへ入れてくれ」と英語で言われました。入場料は二人で15ユーロ。それなりに高いです。

ここにある階段を登りながら見上げる天井絵画は素晴らしい出来で、人だか天使だかが天を飛んでいる様子が描かれています。ちなみに私は、ときどきこの絵の天使みたいな調子で空を飛ぶ夢を見たりするのですが、なんか意味あるんでしょうか。
http://www.schloesser.bayern.de/deutsch/schloss/objekte/wu_res.htm

二階には、まるで携帯で電話中の人物のような絵画を発見。まるで「あーモシモシ、俺、まだ会社なんだ・・・」と言っいるようです。

最後に駅近くのレントゲン記念館に行ってみようと画策しましたが、暑さで妻がバテバテ。その上路上で蜂に腕を刺されたので行動計画は中止しました。「暑いからとりあえずアイスクリーム食おう」と売っていそうな店探しましたが、歩いても歩いても見つかりません。結局ヴュルツブルク中央駅まで戻ってきてしまったので、駅近くの売店でアイスキャンデーを3ユーロぐらい出して買いました。高っ!!。

おまけに駅前の広場で、何だかパンクスっぽい人々がまっ昼間っから瓶ビール飲んで、すっかり出来上がっちゃって奇声発してましたから、のんびりムードも終わりにして、スマホでフランクフルト行列車調べて乗りました。ドイツ国鉄のサイトはこんなときホントに便利!です。

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