シュツットガルト旅行の最終日に、ドイツ人の友人から「ドイツの印象を聞かしてくれ」と言われたので・・・
街の景色は日本に居ては味わえないもので、それを実際に見られたのは楽しかった。
食事はあまり期待していなかったが、ビールとソーセージは美味しかったが、高いお金出して入った一流ホテルのランチは美味しくなかった。
電車はとても便利で使い良かった。
ホテルは清潔で快適だとは思ったけど、朝食が毎日まったく同じ品ぞろえで飽きるし、暖かいものが無い。それに毛布を貸して欲しいと要求したら安全上の理由で貸せないと断られたのが印象悪かった。
でもドイツは「ここには住める」と思った。
と、以上の感想を伝えました。
それに対して友人の反応は・・・
食事については、値段が高いというのと味は別の話だ。
しかしホテルのサービスについては確かに疑問だ。少なくても朝食にはスクランブルエッグぐらいは出すのが普通だろう。ただ日本人がライスを欲しがってもそれはダメだ。ドイツで朝食にライスが出ることなんて有り得ない。
それに、毛布を貸さなかったのも納得できないな。
ただ、おまえの言う「ドイツに住めるかも」っていうのは、さーどうかね?
こんなことを言われました。
私がドイツに住めるかも、と言った理由は
街を歩き回った印象での“体感的治安”が日本並みに良いという点。
あまり人ごみが無くて、週中でも週末でも街中にのんびりした雰囲気がある点。
どの飼い犬も、よーく躾けられていて、犬でも鎖なしで歩き電車にも乗り、吠えたりオシッコしたりするような、人に迷惑かけることが無いこと。
また多くのドイツ人を観察していると、寡黙で何か考えているようで、しかも実際に分厚い本を片手にノートを取っているような姿を街中でも電車の中でも多く見かけ、その知的な雰囲気にたいへん魅かれたということです。
東南アジアの、私のよく行くペナン島ははまさにリゾート地帯で「のんびり」の一本槍です。がドイツのシュツットガルトには「のんびり」と知的雰囲気の両方があるような街だと感じました。
日本の例えば東京では通勤電車内で勉強する人は多いから知的雰囲気はあるのですが、「のんびり」とした雰囲気は、私は感じません。いつも忙しく時間に追われる感じです。
それがシュツットガルトではリゾート地に居るような「のんびり」した雰囲気も併せ持っているのが違うところです。
これは私、つまり大庭夏男というアーリーセミリタイアメントとしては魅力的な滞在要素で、東南アジアにも日本でも両立していないものがドイツにはあった!ということでした。
ただ、6月に入っても、しかもドイツ南部でも少し寒いので、実際に住むには寒さの苦手な私にも妻にも、これは難点です。もう少し暖かくて、ドイツのような街の個性があるとこころ、よく分からないけど例えばポルトガルなどはどうか??と次回の滞在調査候補地を考えています。
多分ドイツの印象が期待よりも良かったので、何年か後にはもう一回ぐらいは旅行か滞在しに行きたいと思います。そのためにはユーロが値上がりしないことを望みます。