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ドイツのシュツットガルトには「ターキッシュエアラインズ」が便利

南ドイツにあるシュツットガルトは国際空港があり、メルセデスベンツやポルシェの会社がある主要な都市ですが、日本では観光地としてあまり知られていないようで、シュツットガルトの名前を出しても「知らないなぁ」という人が私の周辺には何人もいました。

今回その“穴場的かもしれない” シュツットガルトに妻と二人で今年(2014年)5月28日から約一週間の旅行をしましたので、その時撮った写真を中心にシュツットガルトとその周辺のいくつかの都市の様子と体験談をまとめてみようと思いました。

シュツットガルトの場所は、

ココ↓↓です。

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日本からシュツットガルトに行くには直行便がありませんからどこかで飛行機を乗り継がなくてはなりません。メジャーな経由地はオランダのアムステルダム空港とフィンランドのヘルシンキ空港あたり。今回の旅行はそれらも候補に入れて航空運賃と利便性を合わせて調べた結果、トルコのターキッシュエアラインズでイスタンブール空港経由で行くことにしました。このルートの良い点はイスタンブール空港での乗り継ぎ待ち時間が約2時間と短かったことと、シュツットガルト空港到着がドイツ現地時間の正午前なので初日から街歩きができるということ、それに最終日のシュツットガルト空港発も夕方だから最終日まで目一杯ドイツで楽しめるという時間の有効利用ができるのです。

 

それに航空運賃もリーズナブルでした。ターキッシュエアラインズは今年(2014年)の始めまではトルコ航空という日本名だったようで、知らなかったけど日本では名称変更したばかり。

 

このターキッシュエアラインズには日本人が感謝する特別な大活躍がかつてありました。1985年当時のイラン・イラク戦争で、イランのテヘラン空港に取り残され、イラク軍による空爆と航空機無差別攻撃開始タイムリミット直前、日本が自力で手が出せず、他国も手一杯で日本人旅行者の救助ができなかった中、救援要請を受けたトルコ航空が危険承知で飛行機を飛ばし、在イラン日本人200人以上を無事助け出したという快挙がありました。

このリンクにそのときの説明があります。

↓↓↓

ターキッシュエアラインズ(Wikipedia)

 

そういう良い印象の航空会社だから「乗ってみたい」という気もかなり!

私の乗ったターキッシュエアラインズの関西空港発イスタンブール行出発時刻は夜の10時30分。イスタンブール空港着は現地時刻の早朝だから、ここから約13時間もある長い夜間飛行になります。終始窓から外を覗いても何も見えません。

イスタンブール行きの機内はエアバスだったので、過去の他エアラインでの経験から座席の座り心地はいいだろうと期待していましたがハズレました。

 

座席の下にアタッシュケースぐらいの大きさの、多分救命胴衣ケースが備え付けられていて、足を全席下に伸ばすと体が斜めになってしまいます。これは寝苦しいです。こんな設備レイアウトにしないで欲しいです。これが唯一の不満で、だけどちょっと大きな不満でしたが機内食や機内アテンダントの対応は良かったです。

 

 

他のエアラインでは見たことがない、料理人の姿をしたアテンダントも乗り込んでいて、この人の仕事はファーストクラス(ビジネスクラスかも?)の乗客に出す機内食の盛り付けや提供サービスをするみたいでした。エコノミークラスではあんまりこの料理人姿の人のご利益はありません。ただ、これも他エアラインでは経験ない紙に書いてあるメニューがエコノミー乗客にも全員にくばられましたので、どの料理にするか飲み物はどうするかなどアテンダントがカーゴを持って来る前に考えて決められることは、いつも料理に迷ってなかなか決められない性格の妻にとっては良かったみたいでした。

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イスタンブールのアタテュルク国際空港に着いたのは未明で外がたうす暗い中でした。

24時間空港で、空港内の土産物売り場もオープンしていました。大きな空港なので混雑した感じはあまりありませんでしたが、日本人のシニアと、たぶん中国から到着したと思われる東洋人ばかり目立っていました。どうも彼らはトルコ観光をするのではなく、ここで乗り換えて別の場所に飛ぶようです。

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これは親切な表示!と思ったので写真に撮りました。

この場所から各ゲートまで歩いて行くのに何分かかるかが書いてあります。なぜか分からないけどこの空港では係員から「間に合わないよ!走って!」なんて言われている旅行者を何人も見かけ、中には乗り遅れて頭を抱えている人の姿もありました。

だからこのような表示が必要なのでしょうか??

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周囲が明るくなって発着場を見たら、そこにある飛行機は見渡す限りターキッシュエアラインズの機体でした。「ここはターキッシュエアラインズ専用空港か?」と思いましたがそうではないようです。でも圧倒的にこの航空会社の便が多いということです。自称ヨーロッパで最多の路線を持っている、と書いてありましたので、その航空会社のハブ空港だからこのような光景になるわけです。

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イスタンブールからシュツットガルトまでは約1000キロ程度離れていますので、乗継便でも食事はフルサイズで出ます。座りっぱなしでフルサイズの全三回の機内食はお腹いっぱいです。

 

乗継便のシュツットガルト行は三列座席×2の中型機で、さぞかし混むだろうと思ったら下の写真のように空席がかなりありました。

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イスタンブールまで殆ど眠れなかった妻は、これはラッキー!と空いている三列座席に横になりシュツットガルトまで熟睡しました。

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飛行機の窓から外を見ていたら、斜め下を別の旅客機と立体交差して飛んで行くのを見ましたが、やっぱり飛んでいる旅客機は速いです!

まるでスポーツカーがフルスピードで疾走するように「ビューーーン」と彼方に小さくなって行きました。飛行機が速いのは当然だけど、空を飛んでいる飛行機を地上から眺めても速くないし、飛んでいる飛行機から下を見てもスピード感がありません。唯一離陸と着陸のときだけ新幹線のように速い感じがしますが、本当のスピードはあんなものではありません。もっともっと“レーシングカーのように?”速いんです。それが空の上で横切る別の飛行機を見るとよく分かります。

この便に使われている機体の座席は良くできたもので、空席が多かったのも手伝って快適そのものでした。すぐシュツットガルト空港に到着してしまった感がありましたが、もうちょっと乗っていてもいいぐらい。

シュツットガルト国際空港はあまり大きくない空港で、ゲートの数も少ないらしく、到着したら一旦外に出てバスに乗る式の“昔懐かしい”降り方をしました。

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