ドイツで車の旅行は、日本では禁じ手の、ことがある

ドイツでの飲酒運転に対する規制は・・・日本に比べて甘い!
どうも缶ビール(350ml)二本ぐらいなら、だいたいの大人は血中アルコール濃度規制値以下に収まり・・・だから車で旅してランチにビール飲んで運転を続けられる!ということができてしまうらしい。

なにしろ法律が日本と違うのだから「飲んだら乗るな!」とはならず「あまり飲んで運転するな」。この日の旅行はそうでした。

フランクフルトから車でアウトバーンを走り、ラインフェルス(Rheinfels)城を目指しました。車はBMW、ドイツに住む友人の車。かつて別の友人のベンツ車でアウトバーンを時速200キロで走ったときには感じませんでしたが、BMWでアウトバーンを時速200キロ走行すると、車は常軌を逸し、レーシングカーの音をたてます。これは自暴自棄にならない限り日本では決して味わうことのないサウンドでしょう!!

フランクフルトからマインツ近くを抜け約1時間かけてライン川のほとりに出てきました。
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落ち着いたいい眺めです。日本では海のある風景に癒しを感じますが、同じような癒され感をドイツではライン川沿いで感じられます。

目に入る風景に「あ!近代的」と思わせる邪魔なものが無いんです。メタリックに輝くオフィスビルが無いし、真新しい橋もありません。
橋は滅多と作っちゃダメらしいのです。

だから、川にはこのようなフェリーが渡し船として運行されています。
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片道5分程度の、長短期間の船旅。船長さんも航路が短すぎてつまらないのではなかろうか?と思われます。

対岸から車で数分登ったところにラインフェルス(Rheinfels)城があります。
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観光客が集まっています。日本人旅行者はあまり見かけませんでしたが、城の入場門では日本語の案内書(といってもA4一枚プリントもの)が売られていました。確か1ユーロ。お金出して買いました。お城の歴史が書いてあります。文書の書き方から見て本格的な翻訳家の仕事ではなく、ドイツに住む日本人が請け負って翻訳したような感じの書体。こういう「日本人観光客向けのいい仕事」がドイツではありそうです。

ともかく、このお城は一代で名をあげた名将が築いた由緒ある城らしいです。
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対岸にはその名将の御妃様が住まわれた、と思われる別のお城が複数あります。
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きっと「今日はあそこのお城の○○姫と・・・」「明日はあっちのお城の△△嬢と・・・」と楽しくやっていた??のかも。
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ドイツではどこでもそうですが、由緒ある歴史的お城であっても商用化されていて「ここで観光客相手に儲ける!」という精神があります。売上金で城をメンテナンスしながら、内装をレストランやホテルに改造し、楽しめる歴史的建造物として、保存と収益化につなげているというわけです。
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そういうわけで、城のレストランでランチにして、ビールも飲んで、お金を払いました。勿論上述の法律のなせる業で、運転手もビールを飲んで、次のローレライへと向かいました。
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