ドイツ フランクフルト空港は、関空から11時間

ドイツのフランクフルトまで、日本から直行便が飛んでいます。
成田や羽田からはフランクフルトの他に、ミュンヘンとデュッセルドルフへも直行便がありますが、今のところ関空からはフランクフルト行きだけ。直行便は乗り継ぎ無く、移動時間効率が「最高だ!」と思って、ルフトハンザで関空からフランクフルト空港まで一気に飛ぶことにしました。

予約にあたり、座席はエコノミーですが、妻はどうしても知らない人の隣で長時間座っているのが嫌だというため、一人片道3450円の「座席指定」しました。本当はこんなことしなくてもルフトハンザのwebサイトを使えば「webチェックイン」が出発23時間前から可能なので、そこで無料で座席を指定することができますが、今までwebチェックインをやった経験が無く、もし失敗したら妻の機嫌が旅行中ずっと極悪になることを恐れ、ルフトハンザのコールセンターに電話をかけ、二人往復分合計13800円も払ってて座席を予約しました。

「まあ、もう座席も予約したし、その上webチェックインまで試さなくてもいいか・・・」と、こう思ってしまったのは、実は早計でした。詳しくは後述しますが、関空では人がいるカウンターでチェックインできますが、フランクフルト空港からの帰り時には「チェックイン機」で自分でやらなければならず、これが分かり難くてたいへん。事前にwebチェックイン手続きをしておくご利益は、チェックイン機の面倒に遭遇しなくて済むこと、でした。
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ルフトハンザの関空・フランクフルト間の機材は、懐かしのボーイング747。ジャンボジェットという機体です。こいつは窓側3列座席なのが悩ましい。妻はトイレが近いということで、横には無遠慮で「ね、どいて!」と言える私だけが座っている2列座席を熱望しているのに・・・3列しか無いの??。しかしB747の座席配置を眺めていたら後ろに二列座席が少しあるじゃないですか!
「これだ!」と思ってルフトハンザのコールセンターで「機体後方の2列座席の指定をお願いします」と頼んだら・・・「あの2列座席は予約対象外なんです」と言われました。

でもその飛行機に搭乗してみたら、2列のシートにちゃんとお客が座っています。いったいあの2列は特別シート?。そこを指定するにはどうしたらいいのでしょう??
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ルフトハンザのフランクフルト行きの機内では、特に可もなく不可もない快適さとサービスでした。食事の質は悪くなく、でも特別良くもなく、CAの人は日本人と多分ドイツ人でしたが、ドイツ気質?の笑顔の少ない、ひとによってはちょっと高圧的な対応に、妻は「なに!あの態度」みたいなこと言っていましたが、頼んだことはちゃんとやってくれるので私は満足でした。

直行便を選んだ理由は、前述のとおり乗り継ぎの待ち時間節約で「楽チン旅行」のつもりでしたが、妻は「乗っている時間長すぎ!」と不服顔。妻が言うには、日本とドイツの真ん中ぐらいでいっぺん地上に降り立って、休憩できる方がいい、のだそうです。そうなると北京乗り継ぎとかモスクワ乗り継ぎなの??。次はもしドイツに行くならそんなルート取るかもしれません。
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11時間はちょっと長かったけど、とにかくフランクフルト空港にB747は無事着きました。
この空港の難関?は税関手続きだと言われています。かつて高価な楽器を持ち込んだ日本人音楽家がここで捕まったという事件から、フランクフルト空港ではとにかく「申告あり」のコースに進む方がなにかと安心と考えて、わざわざ持ち込み品リストを作成し「申告あり」の赤い目印のゲートに向かいました。さらに妻は持病があるため、そのお薬の持ち込みが要ります。これも先日、前トヨタ役員だったアメリカ人が日本で捕まったので、念のため主治医が作成した証明書を手に握り・・・

だけど他の人は誰も赤色ゲートを通っていません。「申告なし」の青色ゲートを涼しい顔して私達夫婦以外の多分全員が通っていました。。

申告ありのコースは閑古鳥状態だったので「俺たちだけだと質問攻めにされるんじゃないか?」とちょっとドキドキ。税関には警察官が詰めているみたいです。担当者は背中にPOLIZEIと書いてあります。
その警察官は私からリストを受け取ると「ぜんぶ旅行の終わりに日本に持って帰るのか?」と一言だけ英語で質問し、その後上司と思われる偉そう?な人の席に出向いて何やらヒソヒソ話しているから、もっと質問攻めに遭うのかと思ったらあっさり「OK」の返事。ヒヤヒヤさせられました。

無事に税関も済んだので預けた荷物を受け取り、出口に向かうと、なんとまた青色ゲートと赤色ゲートがあるじゃないですか?さっき赤色ゲートで申告したばかりなのに・・・
さすがに今回はみんなと一緒に涼しい顔して青色ゲートから出ました。

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