リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

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行動派自由人でいたいなら、ペットは飼わない方がいい

      2017/05/08

子供が独立し、自分も退職して自由の身になったとき、もし「これからはいろんな事しよう!」と思うなら、ペットを飼うのはやめた方がいいです。そういう人にはペットの存在は足手まとい。得るものより失うものが多すぎるからです。

反対に、引退後は自宅で悠悠自適な暮らしを望むなら、ペットを飼うことは運動不足解消にも癒しにも効き、得るものは大きいのですが、今回の記事はそういう側面は書かないことにします。

1.ペットにかかるお金は予想以上!

ペットを飼うとき、例えば仔犬や子猫から飼い始めるでしょう。まずこの段階で想定しなかった大金が出ます。ペットのお家を買いましょう、半年後には大きく育ったのでペットのお家は買い替えに、床は滑らないようにマットを買って敷き詰めましょう、破られたのでまた買いました。予防注射に、急に元気がなくなった、獣医さんに毎週通い・・・毎月このような安くない出費に見舞われて家計が圧迫されてしまいます。

2.ペットホテルは人より二泊余計になる

旅行に出る前日から、帰宅翌日まで預けることになるからホテル代はもうひとり分余計にかかるようなもの。この出費は自分が行動するお金に重く負担として乗っかります。

3.ペットのお世話で集中力が切れてしまう

ハリネズミならそういうことは少ないかも。でもよく吠える犬が自分の相棒だったらこれは致命的。自宅のPCでデイトレード中に吠え始めたら、チャートの動きを追いきれなくてイライラ状態、判断ミスで損失出すことも。

4.飼育方針の相違で夫婦喧嘩も

子育ての意見の違いで夫婦喧嘩はたまにネットで見ます。アレと同じことがペットの飼育についても起こりますから要注意!夫婦喧嘩がいつもの事になてしまったら、とても自由な行動はできません。「あなたが勝手な事ばかりするからこういうことになるのよ!!」と、やりたい事に妻から思いっきりブレーキをかけられます。

5.ペットは「家壊し」と思った方がいい

ハリネズミならそういうことは少ないかも。でも犬や猫は十中八九の確率で家をボロボロにします。襖を破るのは初級、壁に爪をたてほじくって穴を開けるのは中級、高級編は書く気にもなれません。ボロ部屋に住み続けるならまだしも、修理の出費やイライラ気分や「だってペットなんだものしょうがないでしょ!」という妻の反論も、すべて自由な活動に必要な創造力をメタメタにしてくれます。

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6.思いもよらない体調不良

ペットアレルギーというのがあります。犬や猫のフケや唾液などに触れると湿疹がでてしまうアレルギー症状。鼻や目の炎症が起きることもあるらしい。これはペットを飼って初めて分かる一種の悲劇。体が毎日のように痒かったり、いつも花粉症みたいだったり。もしこうなら、むしろ年中旅行していると症状が出にくいから外に出ていたい人には、そうする「良い理由」になるかもしれませんが。

7.ペットと一緒の日々は長いようで短くて

ようするに仔犬や子猫は十何年後にはお別れの日が来るのです。この後がいちばんきつい、嫌な時期になるかもしれません。先代の犬が13歳で死んだあと、妻は喪失感でしばらくウツっぽい状態が続きました。それでも妻の「たっての頼み」で今の犬を飼い始めましたが、また同じ辛さが来ることをどうして妻は無視するのだろうと思うと「なんて反省しないやつだ!」と思います。それに押し切られた私も日和見な男ですが「次はもう飼わない!!」と硬く決心をいたしたところでございます。

以上書きまくったように、ペットという存在は、お世話も、出費も、自由な時間も、夫婦の感情も激震させてくれる存在。「会社を辞めて自由にあちこち旅して、ネットで株取引して、日々の暮らしをブログにでも書いて・・・」なんて夢見る中高年の理想を、忙しく家計の嵩む暮らしに変貌させられてしまう可能性をはらんでいると言えましょう。

今日は朝から飼い犬の柴が、リビングの壁をほじくって大穴開けたので、アタマにきてこの記事書きました。

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