リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

アーリーリタイアすると認知力が低下するという説を考えてみた

   

生活に役立つライフハック情報を提供している「ライフハッカー」では「早期リタイアすると認知力が低下する可能性」についての記事を載せていました。
アーリーリタイア済みの大庭夏男としては、気になるニュースです!

早速読んでみると・・・
・早くリタイアしないで長く働いている人ほど記憶力が良かった。しかも早期リタイアメントの成績は遅くリタイアした人より、驚くほど低かった。
・会社に勤めていても「あと5年で俺は辞める(ことになっている)」という“精神的リタイアメント”も、同様に認知力が低下する。
・仕事は精神的に刺激を与え続けるので認知機能が低下しにくい。
・「学べば」アーリーリタイアメントでも認知機能は低下しないで済むかもしれない。
・ビーチでカクテルをすする、というのが典型的アーリーリタイアメントの姿だ。
こんなようなことが書いてあったと思います。

この最期に書いてあるような毎日「ビーチでカクテルすすって」過ごしていたら、誰だって頭がボケてくるだろうことは想像するのに難しくないだろうと思う。きっと多くの人は瞬間的にアタリマエじゃないか!と呆れるだろうとも思います。

が、ビーチでカクテルとは比喩表現だから、家で誰とも喋らないでゴロゴロする毎日とか、毎日同じ散歩コースを漫然と歩いて家に帰って来ることも、ビーチでカクテルと同じことではないでしょうか。

もしリタイアを遅くして、会社に長く勤め続ければ、会社という世界は頻繁に大なり小なりの「解決すべき問題」が起こるので、それらを「どうやって解決すべぇ?」と自動的に考えなければならないから、精神的刺激は毎日得られ、学ぶこともあるだろうし、それは認知低下しにくいことは、これまた容易に想像することができます。

ただ、しかし「あと〇〇年経ったら、俺もいよいよホンモノのリタイアだなぁ」と思わないで会社生活が継続できるシニア層はいったいどのぐらいいるのでしょう?私がリタイアを決心した52歳あたりなら、そんなことを考えるのは私ぐらいだったのですが、60歳を超える頃になると多分「年金受け取れる65歳」を仮の勤続ターゲットに据える人は少なくないでしょうから、上述記事の意見を借りれば、60歳を超えて再雇用となる場合は、既に精神的リタイアメントかその予備軍となってしまいます。

だから、もし「アーリーリタイアすると認知力が低下する」が確からしいのなら、いわゆる定年済んで再雇用や再就職で5年程度延長したぐらいでは、認知低下になる人はやっぱり勤めながらも認知機能低下になってしまういう考えの展開になります。

一方、リタイア暮らし8年目の大庭夏男の認知状況は・・・
何だか忘れっぽくなったような気がします。トイレの電気つけっぱだったり。
それに、新しいこと始める気力が多少下がったかな?という気もします。

最後の会社勤めは51歳。今はもうじき59歳。年齢進んでジジイになったからそうなったのかもしれないし、上述記事にあるリタイアメントのための認知機能低下のせいかもそれません。が、わかりません。

私はリタイア後に「ビーチでカクテル」みたいなことは、海外旅行に行っている間だけのことで、ふだんは「自室でパソコンで株!」です。それに毎日休むことなくブログだって書いています。でもそれらがビーチでカクテルみたいなことではない!と否定できるものなのかは不明です。だって毎日会社のあのストレスがありません。株やりながらブログ記事構想を考えているから「ビーチでカクテル」とは違うんじゃないかな?とは期待したいけど、会社に行っている時とはエラい違いがあります。毎日好きなことして暮らしているのだから幸せな毎日です。だからそこんとこだけ捉えると「ビーチでカクテル」と同義になってしまうかもです。

しかし以前から私はリタイアして「ボケ」にならないようには対策を考えています。

重い腰だったけど、昨年には町内会活動を一生懸命に取り組んだし、なるべく他人に会って、意識してテンション上げて会話するように努力を続けてきました。それは「ボケ」になりたくないからです。本当はそんなことするより自室に独りでパソコンを前にして、ちょうどまさに今やっているように、株価チャートを横目で監視しながらブログ記事を書いていたい。私は基本それだけあれば幸せなのです。

株やブログはほぼ毎日やっているので慣れてしまいましたから、これでは恐れている認知症発症を防止できないかもしれません。
ひとつリタイア後に気づいたことは・・・
「海外旅行は脳の活性化にいい!」かもしれないことです。

海外に出かけると、緊張します。
日本語は通じないからヘタクソな英語で何とか言いたい事を伝えなきゃならないし、スリもその辺で獲物を狙っています。反対に絶景が待っていたり、文化の違いに目からウロコが数枚落ちたり、日本には無いレストランだったり、さまざまな刺激の宝庫なので、海外旅行中だけでなく日本に帰ってしばらくは頭脳明晰になったようなきがします。なるべく一人ぼっちで知った人も居ない外国へ一気に行ってしまうとアタマが冴えるような気がします。

それともうひとつ、気の合う友人とたまに会うことです。
この「気の合う友人」というのは、単に気が合うだけでなく、話も合うし、一旦会話が始まったらお互いにヒートアップしていくような、センスが一致するとか、価値観がそろっているとか、思考パターンが分かりあえているような間柄でなければ効果が上がりません。
私にはそういう友人が2人いるので、半年か一年に一度ぐらいは酒飲んで長い時間喋りまくって、その後は1日か2日、アタマが冴えているような気がします。

でも、こんな対策をていても、リタイアしてしまうと、会社のように毎日「強制的な刺激」はあまりないので、サラリーマンやっているより認知機能維持においては不利と言わざるを得ないでしょう。

でも、だからと言って、じゃあまた会社に勤めるか、という気分にはまったくなれません。

上述リンク先のライフハッカー記事でも、記事の最後がなんだかあんまりスッキリ「これでよし!」と落ちがついていませんが、私の今日の記事もスッキリはしませんでした。

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