リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

仕事・収入・生活の三件分離、が楽!

「好きなこと」でお金を稼ぐ場合を考えてみましょう

サラリーマンや事業家は「生業(なりわい)」というように、その職業で“飯を食う”つまり生活の糧として働いていると言えるでしょう。
中にはご飯を食べるよりうんとたくさん稼いでいる人もいますが、ふつうは生活の糧としての仕事が無くなってしまったら生きて行けなくなる。そんな背水の陣で日々の仕事を真剣にしているわけです。
背水の陣だから真剣になっていい仕事ができる。そういう効果は絶大です。

とことがこの背水の陣方式の仕事には欠点があります。
自分のやりたい仕事で生活の糧を稼げる見通しが立たなかったら、その仕事を諦めるか、うんと貧乏な、誰かのお世話になるような生活で、しかも熱意を持って仕事に当たらなければなりません。
作家や画家の下積み時代はきっと極貧に耐えていい作品をハングリー精神で書き上げたことでしょう。でも、これ、退職後にやる決心ができるでしょうか?

私にはできません。

好きなことをしたい。しかし連れ添った妻を極貧生活に巻き込むことはできない。
ではどうするか?
「仕事(好きなこと)稼げなくて元々。生活は貯めてあるお金で賄える」となるように、仕事と収入と生活の三件を分離したら、互いに影響を無くすることができます。

「仕事・収入・生活の三件分離」についてもう少し解説します
①仕事
自分の好きなことを仕事にできます。お客さんが求めているかどうかにはあまり重きを置かずに「好きかどうか」でやるかやらないか決めて、もしサッパリ売れなければ仕事を拡大できないだけで済みます。生活費は仕事の稼ぎを使わないので安全。もし予想外に儲かったら仕事の投資として使うか、ふだんの生活ではない贅沢や旅行、遊びに回すことができます。

②収入
仕事から収入が有ることもあります。が、仕事は収入より“やりたいこと優先”なので、仕事からの収入はあまり多くはないでしょう。もし収入を得るとしたら仕事をしないでも収入だけ受け取れる株式投資などの「不労所得」が候補にはなります。なぜなら不労なので好きな仕事を邪魔する手間がかからないで収入ができるところがいいからです。しかし株式投資は運用リスクがあり、信託投信であっても損する危険があるから、年金しか収入の無い退職者はあまり手広くやらない方がいいです。
ちなみに年金も不労所得ですから受け取れる年齢の人は“好きな仕事”ができる可能性が増えた!という発想もできるのでは。
いずれにしても、年金以外の収入は安定しないからふだんの生活費に組み込まないようにしなければ安心して“好きなこと”をやっていられません。

③生活
生活費は年金収入と蓄えた預貯金を取り崩して賄うように、しっかり“計画”することが肝です。年金と預貯金で夫婦二人が生活するためには、それなりの預貯金額が要りますが“節約生活”をすることで何億円もの預貯金が無くても大丈夫でしょう。いくら必要か?については人によって千差万別なので、将来生活費を見積もって来年の計画をたて、実際にその通りにうまく行くか?を何年か試してみなければならないかもしれません。そもその方法が確立したら、ふだんは質素に節約生活をして、好きな仕事でお金を稼げたとき、そのお金を使ってパッと豪華な海外旅行に行く。メリハリをつければ節約生活は苦ではないでしょう。
なお、上述の「将来生活費」については私の別ブログ「アーリーセミリタイア生活日記」に既に書きましたので、以下のリンク先を参照してください。
↓↓↓
http://oniwasblog.seesaa.net/article/192456235.html

公開日:
最終更新日:2014/04/17