リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

観察力、リタイアメントライフにも活かせると思う理由

   

「観察」は、小学生が野原に行って野草や昆虫を探し回って、そいつらを虫眼鏡で覗いて「うわー!すげー!!」なんて歓声あげる、アレを想像するかと思います。もちろんそういうのも観察のひとつなのですが、観察とは「気づくチカラ」です。

気づいたからといって、そのまんまでは何も起こりませんが、もし気づかなかったら絶対に何も起きません。だから観察力は身に着けた方がいいと、そういう流れのはなしです。

会社生活では、たとえ自分で気づかなくたって、上司や同僚や客先からアレやれコレしろ「なんでこんなことになってるんだ!」と無理やり気づかせていただけますが、会社を辞めて自由人になったその日からそういうのが極めて少なくなり、何も起きない退屈で平凡な毎日が続く日々になってしまうかもしれません。

観察力は、面白いこと、儲かりそうなこと、損しないこと、などなど多くのことに気づくチカラです。繰り返しになりますが、気づいたからといって、そのまんま放置したら、明日になったら元の木阿弥ですが、その気づきをキッカケになんか始めることができるかもしれないです。

たとえば、好きな「趣味」を極める、株で儲ける、旅行で楽しむ、などなど。

私は「観察」という言葉があるから、観察のやり方を書いたマニュアルみたいな本やネット上の記事があるのかと思い、何回も探しましたがそれらしいモノが見つかりませんでした。観察のキーワードでは自然観察ノートみたいなモノが見つかるか、マーケッティングが見つかってしまいます。それぞれノウハウが書いてありますが、なんかもっと基本的なことが無いかと思った最近、一個見つかりました。

「観る」ってどーゆーこと?って真剣に考えた人がいまして、次のようなことだと一応結論したみたいです。
探して→比べて→気づいて→また探して→また比べて→もっと気づいて→・・・→突き動かされて次の行動に移る(こともある)。みたいな。

「探して→比べて→気づく」っていうのがひとつのセットになったものが「観察」ってことです。

この観察セットを、野原に出たときに当てはめると、そいつは自然観察ということになって、生き物のことが分かった!とか、自然界のしくみに興味が湧いたとか、そういうことがアウトプットになるでしょう。

もしこの観察セットを旅行に当てはめると、そいつは路上観察とかになると思います。
路上観察は、そういう本もありますが、街に出て、そこにいる人間達や建物や道路や当たり前の風景の中から「こいつは面白い!」っていうことを探し回る趣味です。この路上観察能力が発揮できるところは、私では海外旅行先です。
海外旅行では何かと観光地巡りやレジャーに明け暮れてしまいますが、それだけでは飽きてしまいます。そういうことに加えて街のカフェに長時間陣取って待ちゆく人々の行動を眺め、日本のそれと比べて違うことに気づき、なんであの人はそういう行動をしているのだろう?と、別な人の似たような行動を探し回り、また見つけて「ああ!そういうことなのかも知れない」と気づいて・・・、こういうのが異文化の面白いところだと私は思います。

「ああ面白かった」で終わってもいいけど、タメになる異文化はパクって自分でマネしてもいいんじゃないか、とも思い、それが嵩じて私はアーリーリタイアを決めたわけです。

また、この観察セットを株式投資に当てはめると、最終的にはお金がアウトプットで出てくる・・・といいなぁ。でも今のところ順調に、私は小金ではありますが株で稼いでいます。
私の監察していることは、その銘柄の株価の動きは、過去にあった動きとまた似たような動きが出て来るのではなかろうか?ということです。

この他にも、リタイアメント生活では無視できないです。家計の駄に気づいて変えることや、妻の機嫌が悪くなるパターンの発見とか、近所の方々に気に入られる方法、嫌なヤツを相手の方から遠ざかっていかせる手段、などなどいろんなことに気づくことにつながってきます。

こんな具合になると何がいいのか?

会社に勤めていなくても、一向に退屈にならないでし、暮らしがうまく回っていきます。

だから「観察」というのは大きなチカラです。

ただし、観察はポーカーフェイスですることと、観察結果は自分の行動だけに適用することに限定すべきです。これは観察マナーというか、エチケットというべきものでしょう。

たとえば「アンタ見てたら、こんなことに気がついたわ!」「そのアンタのしぐさ、もしかしたら〇〇の欲求の現れなんじゃないの?」って言ったら・・・怒鳴られる、嫌われる、殴られるとかいうことがアウトプットになるかもしれないです。

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