リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

天職のネタはどこにでもある!?だろう

      2017/05/08

「天職」は夢のような素晴らしい仕事だろう!
と期待して、誰もが羨む時代の最先端の仕事から探そうとする前に、もう一回よく考えてみようでははいか!と思っていたら、いい例をネットに発見しました。

ただ、この“良い例”をいきなり紹介するとドン引きするかもしれないので、予め事前に言っておきたいのですが、天職は、自分の持っているありふれた、しかし得意な技能を使って、他の人に影響を、それもできれば良い影響を与えられるようなことを、自分のやり方で続けていくことが大事なポイントだと思うのです。その具体的な事例だと思ったので紹介しますが、あくまでも“着目の仕方が参考になる”ということです。

以下に紹介する中国在住のルアン・タンさんは、まさに天職を自分で作った、よい例だと私は思いました。
↓↓↓

老後の生涯をハエ叩きに捧げる女性、毎日1000匹を叩き殺す!

ここに書かれてある内容のうち、大事だと思う要素に分けて考えてみましょう。

まずルアンさんは「人生の残りの時間を、地域社会に役立つことに使いたい」と考えました

これは立派なことです。ハエが減ったら人々は喜ぶでしょう。ただ何が人の役に立てるかはさまざまですから、もっと地味なことでも誰かは喜んでくれるでしょう。そう考えると何をやっても、自分独りの世界でなくて他の人にやっていることが開かれていれば役立てる仕事になるはずです。もちろん法に触れるようなことはダメなことは言う間でもありませんが。

さらにルアンさんは自分がやりたいことを認識できていました

つまり「地域に役立ちたい」と書いてあったように、やりたい事、好きな事をはっきり自覚して、その方針に沿うような仕事を探すことで、やりたい事に特化して集中して考えることができたことが分かります。

またルアンが自分のできることをわきまえていたので、多分彼女は天職を作ったことつながった

ルアンさんは、80歳で1000匹のハエを仕留められる運動神経の持ち主でした。そういう特技を持っていることをルアンさんは自分で気づいていたのです。ハエを叩くなんて誰も特技だなんて注目しないと思いますが、ルアンさんは「他人よりたくさん叩ける」と意識できたことがこの仕事を始める動機になったに違いありません。ふつう自分のやれることは「こんなことできて当然」と思いがちですが、他の人から見たらすごいことになっているかもしれないです。料理できない人から毎日違う料理を作る普通の主婦を見たら、それはすごい専門性になっているというような感じです。

お金のことは書いていなけど、間違いなく無償奉仕だろう

無償奉仕と天職は直接関係ないですが、逆に収入を意識しすぎると、まずルアンさんのような発想は出ません。ルアンさんは間違いなく地域の人から感謝されているでしょう。多分ルアンさんにとってはそれが働く価値になっているのだと思います。

SponsoredLink

ここから類推できるのは、価値はお金でもいいし、お金でなくてもいい。そういう発想を持てたなら天職の選択肢は飛躍的に増える可能性があります。最初から無償奉仕を前提とする必要は無いと思いますが、特に将来の貯えも年金もある退職者の立場では、もはやお金より別なものでも価値がある仕事があるはずです。

天職ではなくて趣味に入ると思いますが、フィッシングの趣味は、食べられる魚がタダ同然で手に入る、という価値があります。そんな発想を持てたら天職探しに幅が広がるのではないでしょうか。

 - 天職を自分で作る , , , ,