リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

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生涯続けられる天職の準備

      2017/05/08

昨日から「天職」について考えていたら、偶然ネット上のこんな記事を読みました。

http://nikkan-spa.jp/617602
(日刊SPA!)

上記SPAの特集は50歳代の社員を会社のお荷物になっている場合があるとして、その例と対策なんかを連載で書かれてあります。その中の7回目に「手に職」があればむしろ部下も出世欲も無い、職人のように「自分の腕前だけで仕事は満足できる」人が存在するというような意味のことが書かれてあると思います。

SPAに書かれている上述の例は、天職を手にした人はこんなふうに会社の仕事振る舞いをした、という良い例ではないかと思いました。

この人達も会社員ですからやがて定年を迎えて、再雇用期限さえも迎えて会社を離れていくことになりますから、そうなってしまったら天職を手放さざるを得ない場合もあるでしょう。しかし上述spaの記事で紹介されていたサウンドクリエーターは、きっと会社を辞めても、サウンドの“天職”は退職後に自宅でできる可能性が大きいです。退職したら会社員ではなくなるから収入も無くなるかもですが、サウンド作りが天職だと考える人は、退職金での貯えともうすぐ始まる年金受給に目途が立っていれば、収入が殆どなくてもきっと天職は自宅で続けられるでしょう。

私の場合はアーリーリタイアするときに、この発想はまったく持っていませんでした。ですが偶然に会社でやっていた「文書を書く」という、誰もがやっている専門性とは言えないぐらいの仕事を天職にして、退職後はブロガーを始めたと、今から考えればそんなストーリーが幸いにも成立していたとものと思われます。

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この仕組みがもっと若い時代から私に見えていたら、サラリーマン時代に、辞めてからも続けられるような天職になる専門性を養える部署に異動することを画策していたでしょう。でも私の専門性だった「文書を書く」はビジネスの専門性から見たら、そんなこと基本中の基本で、改めて専門性だとは誰も思わないかもしれないけど、会社を辞めてからも文章を書くことは簡単にできるものだったから救われたことも事実です。

これがもしハイテク機械を操作するような専門性だったら、会社を辞めて続けるのは無理です。なので終生にわたって続けられる天職は、会社に入社する以前の、子供の頃から備わっていた「好きなこと」「得意なこと」を伸ばすようなものがいいのではないかと思います。

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