リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

生きたいように生きるためのスイッチの切り替え脳

   

会社勤めは大切です。
なぜなら、会社は自分に給料を払い続け、その収入によって生活ができ、さらに会社での仕事は自分の能力を高めてくれるし、もしかしたら希望が実現するかもしれないし、人としての集団的生活もある程度満足させられるネタがいっぱいあるから宝です。

だけど会社は自分のものではありません。
会社にはたくさんのしきたりがあり、業務時間はまさしく拘束されているから自分の好き勝手には何事もできません。すべて会社の利益になるように振る舞わなければなりません。でもそれは会社員として当然の義務です。

義務に逆らうことは反逆になります。が、会社イコール自分の全部ではありません。

いつも頭の中には二人の人間が居て、場面が変わったら、二人の人が入れ替わるように、頭の中にスイッチを二つ持ち、生きる価値観そのものも二本立てにしたら・・・

実話ですが・・・
昔ある企業が不祥事を起こして社会的大問題を引き起こしました。
その会社は当然のことながら、世間から叩かれ、連日のニュースではその会社の従業員を通勤途中で捕まえて「今、どんなお気持ちで働いていますか・・・」なんてマイク向けられた従業員が顔を隠して走り出すシーンが報道されていました。

ある大臣がこの問題に関して「世間には他にも会社があるんだから、その会社一社無くなったって問題ないだろー」って言いました。
これ、的を突いています。

その会社に勤める人は一国の大臣が自分達の会社に向かって、あんたたちの会社は潰れてもいいんだよ、みたいな話を聞かされるのだから、テレビでそんなこと言っている大臣をどう思ったでしょうか?想像ですが、たぶん許せない、今まで会社のために一生懸命仕事してきた自分の会社、しかし世間には悪しき会社と罵られる自分の会社だからさぞかし地団駄踏んで悔しがったことでしょう。

だけど、一歩引いて他人目線でその会社を眺めてみたら・・・
やっぱりその会社一社が日本から消えたところでなーんにも暮らしに影響が無いことは日の目を見るより明らかなことは事実なのです。
この事実を直視することは、大事です。

自分が関わった会社だから大切だ。
自分が所属している会社だから無くなるなんてあり得ない。
今の会社の発展こそがあるべき道だ。
なにしろ毎日みんな努力しているから、そういうみんなの会社が無くなるなんて絶対できない!

頭の中の二人の人物のうち、このような価値観、考え方をする人物は必要不可欠です。会社員はこの考え方が欠如したらオシマイです。

が、そんな価値観は「単なる思い込みだ」と考える別な人物も頭の中に居させておくことも不可欠です。その二人の人物を場面が変わったらスイッチ一つで切り替えるように、自分の脳を訓練しましょう。

この頭の中の二人の人物のスイッチ切り替えがうまくできるようになると・・・
オフの日には会社の仲間とは全然ちがう異色の友人ができます。
会社帰りには会社を辞めて別の世界に進出するための勉強ができます。
会社に単身赴任やリストラを言い渡されたら、そいつを活かして別の世界に出られます。

さらにさらに・・・
自分の周りで「大切だ」と思って持ち続けてきたものに、どれだけ思い過ごしでなくて本当に大切なものがあるでしょうか?

それらの「大切なもの」に携わっている間は、確かにそいつらは大切です。捨てるなんて考えられませんし捨ててしまったら失敗です。これらは会社に在籍中によく習いました。
しかしその大切なものから一旦離れてしまったら、また引き返してその大切なもの?を拾いに向かう大義は本当にあるでしょうか?

大部分は無いでしょう。

無くした時がスイッチの切り替えの、その瞬間です。
だからいつでも使える脳内スイッチをあらかじめ使えるように脳内を準備しておきたいものです。

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