リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

サラリーマンのリタイアに向けたメンタルトレーニング方法

      2017/05/08

サラリーマン頭から自由人頭に切り替える方法は・・・

1.夏休み中自宅に居つづける

サラリーマンを辞めた翌日から念願の「毎日が日曜日」が始まります。日曜日や有給休暇に憧れるのは、サラリーマンにはそれらが貴重だからですが、リタイアメントにはまさに日常そのものが「毎日が日曜日」状態です。いきなりこの状態になると「拒否反応」を発症させることがあるので、リタイアまでにアタマを馴らしておくことが大切です。

そのためには、夏休みなどの長期連休中には、旅行や豪華な外食など特別なことを一切せず「いつもの日曜日状態」で10日連続暮らしてみることを何年間か続けるといいです。

そうすることによって『会社を辞めてもユートピアのような暮らしにはならないのだ』ということが体得できると思います。

きっとその10日間の間には、自宅の窓際に座って何もすることが見つからないことがあるだろうし、妻の小言がまるで上司のお叱りのように感じられることがあるでしょうう。基本、会社生活も家庭生活も大局的に見ると何も変わりません。慣れることが大事です。

2.フレックスで3時に退社し、駅から自宅まで歩いて帰る

リタイアメントになると今まで「通常」だったことが「贅沢」に変わることがあります。会社経費や高い給料ならではできたタクシー帰宅やグリーン車通勤は、リタイアメントになった日から、それらをするのに気が引けます。

そこで特に高給取りや、管理職だった人にお薦めなのが「駅から自宅まで歩いて帰るトレーニング」。雨の日などが更に効果的です。

今ならアタリマエの、駅からバスで帰る方法を徒歩にする。しかも高給取りや管理職にはあまり馴染みがないかもしれないフレックスを使って、あえて『なんで俺こんなバカみたいなことを・・・』と感じる行動を何度も続けることが大事です。

リタイアメントになるということは、今までの暮らしの「改善」ではなくて「改革」の一種だと思われます。改善はまさに「そうした方が良いと疑いも無いことをすること」だから簡単ですが、改革は「なんてバカなことを!」という変更を実行することですから反対意見が必ず出ます。リタイアの場合は困ったことに自分のアタマの中でその「反対意見」が出ますから、自分で自分を説得するしか方法がありません。そのためにはあえてバカな行動をして馴らすことが大切です。

3.妻に内緒で寄り道する

特にアーリーリタイアを企む人は、発想が自由であることが重要になります。なぜならまだ働ける年齢と健康を持つのにあえて働かないという「自由」を選択するのだから、かなり強い意志が必要なのです。意志が弱いとリタイアしてほどなく挫け、もとの木阿弥、再就職に戻ることになるでしょう。

「自由」に馴れることは自分の意志を鍛えることに尽きると思います。

あいにく世間は自由に寛大ではありません。あるドイツ人は「日本は世界で最も成功している社会主義国」と言っていましたが、私も同感。日本文化は法律を超えて「常識」や「アタリマエ」、「みんなそうやっているのに・・・」が横行し、個人の自由は名目上です。

そうは言ってもそういう社会主義国、ましてや家庭生活の中に暮らしているのだから、それに合わせないわけにもまいりません。なので、少しだけ、今までの常識や慣わしを脱線した行動を密かに始め、自由に馴れることが大切です。

妻に内緒というのは、家族からも自由になる、家族も自由にしてあげる、という意味なのです。

4.若者向けの本、テレビ、ネットを見続ける

仮に自由を得たとして、どのようにその自由を活用するかは本人の、まさに自由なのですが、会社生活を長くした人にはそれがとても難しいことです。

会社生活は基本、命令で動く組織社会ですから個人の自由という発想はとても低いです。「そう言われても、ウチの会社はけっこう自由にやらせてくれた」と、きっと感じていると思います。こう感じる原因は規律の中で許された限定的な自由があったからでしょう。

リタイアメントになると、家族の生活は保障してあげる責任は付きますが、それさえクリアしたらどこで何をしようが誰にも干渉されません。そうは言っても妻は干渉してきますが、それは妻の持っている常識がリタイアメントの自由を看過できないからなので、この場合は妻に夫の自由を成れてもらうか、やはり「限りある自由」の中で楽しみを見つけるしか手がありません。だから今までに経験した楽しみ、さらに未経験の楽しみを総動員して「今後する楽しみ」を発掘し、開拓しなけれ楽しめないのです。

それを助けるのは、発想が柔軟な若者の発想に感化されるのがいちばんお手軽です。若者の発想と言っても、若者がやっている行動をそのまんま真似することだけではありません。

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たとえば、YouTuberはネットで動画投稿をする人を指し、最近テレビCMもYouTubeのプロモーションが始まりました。彼らのようにYouTubeそのものを使って動画投稿をしてもいいのですが、私が注目する「若者行動」は、あのCMのメッセージにあるように「好きなことで、生きていく」ということも発見です!

「好きなことで、生きていく」ことは無理だ!が今までの発想なので、会社を辞める前にメンタルトレーニングを繰り返して、やり方によっては好きなことで生きて行ける、と思えるようになることが大切です。

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