リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

「いつか辞める」のために欲しい独立志向9つ

      2017/05/07

「人の行く裏に道あり花の山」という証券のための格言がありますが、これは株をやる人だけ役立つものではありません。「人の行かない裏道を行けば、きっと人に知られていない花の山のようなきれいな場所がありますよ」という意味なので、多くの人が行き続ける会社員道にも別の裏道があります、と応用して考えることもできます。

もうすぐ新年2017年を迎える年の瀬にあたり、アーリーセミリタイアを目指すサラリーマンを念頭に、新年の抱負に役立つかもしれない「裏道を行く」に、今日は的をあてて書いてみました。

では「裏道を行く」ためには・・・
1.ネットを広く使えるように
ネットは居ながらにして、娯楽、ビジネス、宿探し、連絡、振込、作品発表など多用途に使える“会社員からの独立”に必須なアイテムです。たとえ最初は100円も稼げないビジネスサイトやブログでも「継続は力なり」と言うように何年後かにはもっと儲かるようになります。
上述「ネットは居ながらにして」の「居ながら」という意味は自宅に限りません。旅行中でも海外でもネットが通じさえすれば、その場ですぐにできるところがネットの大きな強み。ですからネットでより多くのことができるように年齢の早いうちからスマホでもPCでもさまざまな使い方を身に着け、新しいものには目を光らせておきましょう。

2.株式トレードを行う
ビジネス収入は、たくさんあるときも無いときもあります。株式トレードでも利益があるときもへこむときもありますが、ビジネスの波と株式トレードの波は一致しませんから、両方やっておくと片方ダメでももう一方でお金が生まれる補完関係になることが、ままあります。
株式トレードはデイトレをやらなければ毎日パソコンの前に座り続けている必要はありません。その代わりにタイミング良く指値を駆使して売り買いすることと、タイミングを掴むために市場をいつも眺めていることが必要になるので、ビジネスの合間に株式トレードをする、という時間の使い分けで、ビジネスと株式トレードは両立できます。
ただ、株の世界は一朝一夕では何ともならなず、自分に合ったトレードスタイルを見つけるのに長い間の試行錯誤と、ある程度の損金(これを授業料などとも言います)が必要なので、会社員である収入がある時期から株を始めて慣れておくのがいいでしょう。

3.手作りの腕をみがく
会社員から独立すると、それから何をするのかを考えて行動するための「創造力」が必要になります。創造力を養うためには日頃からモノを作るのが効果的。料理、手芸、家具などの日用品を作ることも、それぞれに目的を考え、作る段取りを決め、適切な材料をそろえて加工することをしなければなりません。これはどんなに小っちゃなビジネスを始めるにも役立つことにつながります。
それと同時に、材料から手作りをすることは節約にもなるため、手作りは、料理でも日曜大工でも、最小の投資で最大の効果を得る練習にもつながるでしょう。

4.好きな事を続ける
会社という組織を離れて自力生活を続けるためには「好きなこと」が最大の推進力になります。いくら立派なことでも好きでないことは自力では長続きしません。なぜなら組織を離れたら、自分のやったことの評価は自分自身でするしかないからです。だから好きではないことは「楽しくない」という評価になり、続ける意味を失ってしまいます。
「好きなこと」は実は幅が広いです。
それ自体にあまり興味が無くても「得意なこと」は意外に長続きできます。だから「得意なことをやることは好き」となるかもしれないし、興味が薄いことでも仲間ができれば俄然楽しくなることもあります。だから「気の合う仲間と一緒に活動することは好き」になるかもしれません。

5.進んで社内異動や転職をする
一カ所に長く勤めることは「一業専心」と言いますが、私としてはこれはロクなことがありませんでした。視野が狭くなるし、他に行くともはや勤まらないのではないか?という自信喪失に、簡単につながっていきます。だからある仕事を3年程度やったら、別の部門へ社内異動するか、思い切って転職することが会社員を独立するインディペンデンシーの精神を育てることになると思います。

6.副業を始めて続ける
安定した収入を得るには、もはやひとつの会社からの収入だけには頼れません。最初は会社からの収入の方が断然多額でしょうけど、副業がうまく育つと会社収入に引けをとらないようになり、ついに副業が複業という「二足のわらじを履く」形態になり、お金も早くたまります。
その後、会社の方を捨てれば完全な独立起業となるわけです・・・が、副業の発展はそう容易い道ではありません。でもたとえ年に数十万円でも副業収入が生まれていれば、退職後の自由な時間を使ってそれを更に育てることが可能になります。

7.昇進を忘れる
漠然と昇進を想っている人は「いったい何のために自分は昇進するのか?」をよく考えた方がいいです。「会社に入ったら昇進するもの」という考えは、思い込みです。そこにちゃんと理由が見出せるのなら結構なことですが、ただなんとなく昇進して管理職になると、給料は多少増えるかもしれませんが、仕事の負荷は倍増して、会社囚われの身に向かって毎日邁進することになるかもしれません。

8.夫婦二人で稼ぐ
夫婦で上手に共稼ぎをする秘訣は、お互いに「ほどほどの仕事」をすることです。どちらかが思いっきり「自分の持てる能力を出し切って」などと考えると、もうそこで相手の仕事に非常に障害を与えることになります。
「ほどほどの仕事」とは、人によって千差万別ですが、大雑把に言えば能力の6割から7割でできる仕事をする、ということだと思います。
「そんな仕事が手に入れば苦労は無い!」とお思いかと想像しますが、そのように自分の仕事を“持っていく”ことは数年かければ実際にできます。
簡単に言えば「あの人はそういう人なんだ」と思われるように、自分の仕事スタイルや個性を合わせ込んでいくことで、実際にそのようなワークスタイルに近づいていきます。

SponsoredLink

9.小さな生活を心掛ける
トランプ候補が勝ったので、アメリカの今後は「小さな政府」かもしれません。これに見習ってライフスタイルも「小さく」することは悪いことではありません。「小さな生活」とは貧乏生活ではなく、必要最小限という意味合いです。必要なものはちゃんとあるけど、それらは豪華ではなく大きすぎなく、だからお金もあまりかからない、こんな感じです。
こうすることに心掛けることで、固定資産税や自動車税や光熱費も掃除の苦労もたくさんのお金と時間を長期間にわたって節約できる筋肉体質の暮らしになり、それがそのまま会社という大収入元を切り捨ててもやっていける家計体質になります。

いかがでしょうか?
どれもこれも早めに会社員生活を卒業するために効果的だと思うことを、私の体験からピックアップして並べてみました。
ただし、どれも完璧にしようと思ったらすぐ挫折します。
「まあ、こんなもんでいいか」程度のところから手をつけ始めたらどうかと思います。

 - リタ活