リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

早くからやっといて「よかった!」リタイア準備の21連発

      2017/05/07

今まで書いたことの「中間まとめ」みたいな記事です。

1.借金は早期に全部返済した
マイカーは購入費を一括現金で買えるまで貯金が貯まってから買い替え、住宅は親と共同で買い、住宅ローンは40歳までに全額繰上返済しました。ローンが無くなってから、貯金が貯まるようになりました。

2.お金は使うものと自分に信じさせた
子どもに残すものは「自分でなんでもできる能力であって、お金ではない」と考え、教育費以外のお金は自分と妻が死ぬまでに全部使い切るのを基本にリタイア後の家計を計画しました。これで出来ることが広がります。

3.辞める前から「お金がかからない」ライフスタイルにチューニングした
オール電化にして安い深夜電力で炊飯・選択・充電・給湯するなど、考えつく節約をコツコツと夫婦で“楽しみ”のように積み上げました。今の水道光熱費合計は月平均で約1万円です。

4.生活を「ハレ」と「ケ」に分けた
「ケ」は普段の日、「ハレ」は特別な日。「ケ」の日は貧乏感を感じない程度に「質素」にして、その代わりに特別な日の「ハレ」の日には事前に計画した予算いっぱいに使って楽しむようにしました。「ハレ」の日が先にあると、普段は質素生活でも苦になりません。

5.普段と贅沢は切り離し可能にした
「ハレ」の日は定例化させないようにしました。誕生日とかの記念日は定例化せざるを得ないですが、なるべく減らし、いつも特別な日は「臨時」にしました。こうすると家計がもし逼迫した場合に「臨時」をやめることは簡単です。定例化していたらやめにくいです。

6.エクセルでライフシミュレーションがスラスラできるようにした
シミュレーションとは将来を見通すことなので、将来家計に対して不安が無くなります。シミュレーションは何年も繰り返し、抜けを修正し、変更があった場合にどうやりくりするかを自己訓練することができます。なおシミュレーションには「変更」がつきものです。

7.お金の運用を辞めるはるか前から始めた
歳取ると新しいことや複雑なことは始めにくいです。無理したら財産を失います。だからできるだけ若いうちから投資で儲けることは少しづつ練習を積むことが良いと思います。

8.自分の部屋を確保した
四畳半の納戸だった部屋を自分のものにしました。誰からも邪魔されずに、冷静に考えることができる自分だけの部屋を持つことはとても重要です。

9.似たような境遇の人を友人・知人に持っておいた
一緒にリストラを受けた人。同時期に社員から個人事業主に転向した人。似たような価値観を持っている人などは縁が切れないように連絡を密にしておくことは大事です。その人達と話をすることで、生活のアイデアが生まれます。

10.「いてもいなくてもどっちでもいい」未満の人間関係は切った
リタイア後には「世界は変わる」と言っても過言ではありません。そのように変わることに足を引っ張る可能性のあるような旧友や知人・親戚は邪魔な存在になります。「この人と付き合い続けたら殻から出難い」と思い、具体的理由が伴ったら、縁を切っておく方が自由になれます。縁を切るのは難しくありません。連絡があっても返事しないことで切れます。

11.海外に目を向けた
海外旅行中に電車に乗ったり街歩きして、周囲の外国人の行動を観察するだけで異文化を察知できます。すると今までの「思い込み」がいかに自分の自由を制限させていたかがよく分かるようになります。

12.家族に「お父さんはいつか辞める」と刷り込んでおいた
何事も「準備」は大切です。ある日突然「お父さんは会社辞める」と言ったら家族のショックはとても大きなもので家庭崩壊になってしまう危険があります。『お父さんは近いうちに本当に会社を辞めそうだ』と意識的に刷り込んでおくことは、このショックを和らげます。

13.会社では、嫌でなければどんな仕事も引き受けるようにした
会社にこだわりを持たないために会社ではこうします。会社とはベツに唯一無比の信仰の対象ではありません。単に儲けるための「箱」です。辞める前には精一杯仕事してたくさん稼ぎ、やめたら箱は「お払い箱」です。信仰の対象はそうはいきません。もし箱に精神を犠牲にするような嫌な仕事を言いつけられたら、迷わず転職です。

14.続けられるサークル探しをした
サークルとはたとえばボランティアとか地域活動とかです。会社を辞めて寂しいからサークルに熱を入れるためではありません。人間は価値観がやや違う他人と接していないと「危ないひと」になるかもしれないからです。そのためには「行きたくなるような」団体とか誰かを前もって見つけなければなりません。辞めてから見つけるのは遅いです。なぜなら辞めたら寂しくなって自分を大安売りするからです。

15.続けられるサークルは本音でその理由を考えた
自分の趣味に合うから続けられるものではありません。あまり興味が湧かなくてもピタッと自分に合うサークルがあります。もしそういう団体に巡り合ったら、どうしてそこがピタッと来たのか、よく理由を考えましょう

16.できるだけ色々なものを自作した
自作すると同じ機能のモノを買うより、ずっと少ないお金で足ります。

17.副業を始めた
副業は、会社を辞めてから「本業」になります。副業はやり方次第で本業からの収入の節税になります。副業は、会社人間の「思い込み」を削除してくれます。

18.ネットを駆使できるようにした
私の場合、ネットがあったからリタイア生活がうまくいきました。開発技術者にならなくてもいいのでITを深く勉強する必要はありません。ネットユーザーのうち、ちょっと「いろんなこと知ってるな」ぐらいの人なら自分を助けます。そのぐらいの知識はネットから集めることができます。

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19.リタイアしようと考えず、身の丈のビジネスを始めようと考えた
結果的に「大庭夏男はセミリタイアメント」とアナウンスしていますが、本当の隠した職業は自営業者です。開業届も税務署に出してあります。事業することは継続性を求められるからハンパになりません。ただし他人様から「立派な事業だ」と思われることはセミリタイアには必要ありません。自己満足の事業こそセミリタイアビジネスの王道です。逆に自己満足できないけど人様に「立派だ」と言われるようなことしてもセミリタイアメントとしては「失格」です。

20.半分リタイアした
貯金と年金だけで生活する「完全リタイア」は大きな資金と退屈しない精神力が必要です。だけど衣食住という基本生活を貯金と年金で賄い、それ以外の贅沢するためのお金だけ稼ぐ式の「半分リタイア」なら事は簡単です。そのライフスタイルこそセミリタイアです。

21.儲けと仕事と生活は独立させた
仕事があるから収入があり、その収入が有るから生活できる式の「ふつうの生活様式」は、仕事が止まると生活破綻します。だから自由な行き方に制限が出ます。この連鎖を断ち切れば自由に仕事ができるようになる。私はこう考え、その通りにライフスタイルを変えました。収入はブログアフィリエイトと株式トレード、仕事は非営利つまり手弁当でタダでするボランティア。生活は個人年金と預貯金で。

これらの方法の中にはまだセミリタイアメントライフスタイルの改善が要るものもありますが、おおかたうまく進んでいて「やっといて良かったなぁ」と思うものばかりです。ただ、そう思うまでに紆余曲折はありました。どなたでも簡単にそう行くものではないかもしれませんことをご了解いただき、マネするのではなく「自分ならこうする!」とのアイデアの足しにでもしてください。反面教師としての情報として扱ってくれても全然構いません。

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