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係長や課長にならない方法考

   

係長や課長になることを避ける方法についてついて記事を書きました。
今の世の中、政府が進める「働き方改革」の意味するところにあるように、これまでの働き方では具合が悪くなってきました。政府は特に係長や課長になどなれべきでないと言っているわけではありませんが、係長や課長にならない方法には必ず潜在的需要があると思いました。

以前の世の中であれば、いかに社内で昇進や昇格を果たせるかが会社人生の大きなテーマでしたが、その潮流は変わりました。価値観が多様化したからそう考えない人も増えたということです。しかし会社では係長や課長など組織の長は絶対今後も必要です。それができる人材をいつも探しています。また当然のように将来は組織の長を目指すことを案に会社は社員のあるべき姿だと信じています。ここにミスマッチが生じ、結果として不幸な人事が起きる余地があります。それは会社が多用な社員の価値観を受け入れない限り、社員が工夫する日々が続くことになるでしょう。

係長や課長になりたくない人々は私ん知る限り今から30年前には存在しました。当時はとても異端な価値観でしたが、その後私もその考え方に同感し、係長や課長を避け続けました。

なぜ係長や課長にならないのか?の理由は棚上げにして、ともかく係長や課長にならないためにやった方法について列挙します。なぜ「係長や課長」と書いたかというと、係長や課長には「なってしまい易い」です。部長・次長はそれらに比べると「なり難い」ですからそう心配する必要はありません。

1.上役の誰とも特別に仲良くしないこと
間違っても誰かの懐刀になってはいけません。上下の間柄は上の懐刀となる下の組み合わせができたときに派閥が生まれて、可愛がられ、組織の長への道を駆け上がっていく構図があります。「可愛がられる」、気持ち悪いと思ったら、どの上役とも特別仲良しにならないよう冷たい態度で振る舞い続けることが可愛がられないコツです。

2.上司目線から使いにくいヤツだと思われる「短所」を伸ばす
誤解されないように書きますが、短所は欠点や弱点ではありません。都合が悪いと思われるようなことです。組織の長は決断力が大切です。もし自身の短所が考えてばかりでなかなか決められないタイプであれば。熟考することはを伸ばすように努力しましょう。それでは組織の長として都合が悪いです。しかし会社は塾考するができる人材も絶対に必要です。そちらを目指すのがいいです。

3.社内で何度も高跳びする
人事異動は現職場につながりのある新職場に移ることが多いと思います。つながりの薄い職場へ移ることを「高跳び」と言うことにしましょう。一旦高跳びしてしまうとそれまでの縁が薄まるために組織の長への優遇には遠い存在になります。逆に言うなら高跳びばかりの社員でいることで係長や課長の声がかかり難くなることが期待できます。

4.係長や課長になり難い職場を選んで高跳びする
俗にいう「現場」という部署は、係長や課長になり易い環境です。だから足を踏み入れないように、そのような職場からは縁遠い仕事を選び、そこに高跳びすることが効果的です。

私はかつて生産技術の技術者でした。生産技術とは生産ラインの計画などをする部署で、そのため製造部とはごく近い存在でしたから、生産技術主任が異動や昇進して製造部の係長や課長になるケースは多々ありました。そうなりたくない人にはこの例のような部署は、長居してはならぬ職場です。たとえやりがいのある職場であってもです。

私が高跳びした先はIT部門。ITは現場が一応あるものの、大半がアウトソース(他の会社に仕事を任せている)されていますから、現場の長というものが少ないです。だから係長や課長という椅子が無く、単独行動可能なマネージャがたくさんいる職場でした。しかも多くのマネージャは対外的な肩書きで、実際の仕事は担当者。しかし社内でのマネージャは課長と同じ待遇でしたから給料はマアマアありました。

私は社内の研修会などの夜の飲み会で、課長の苦労話をいろいろ聞きました。

課長は苦労が大きいです。

なぜなら部下がいっぱいいるからです。

スキャンダルを起こす部下、ドロボウする部下、すぐケンカする部下、反体制の部下などなど。しかも冠婚葬祭が部下の数とともに増え、そこにかかる個人マネーもたくさんになると。このような心労はどうも日本企業独特のものなのかもしれません。転職した外資系企業では社員のプライベイトやスキャンダル、事件に組織長が関与することは無かったです。

日本の会社では、そうした社員の世話をするからこそ、ちゃんとできれば人望暑く、立派な社員になるのですね?と、以前の会社を想うとそうしか思えませんが、私にはその意義が今も分かりません。

私はそのいうな世界に足を踏み入れる気はありませんでした。他の人から立派に見られることよりも、仕事が楽しいという方を選びました。

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