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リタイアメントの生活改善研究ブログ

わかる「節約」と「倹約」

      2017/05/08

アーリーリタイアを狙ってお金を貯めている人も、既にリタイアして預貯金と年金で暮らす人も気になるのがお金の節約! 「節約」の他に「倹約」という言葉もあり、どっちも「ケチケチ」イメージがつきまとうかもしれませんが、それらには違いがあります。

「節約」は初心者向き、「倹約」は上級者向きでしょうか!?

1.節約は「なるべく少ないお金で」を考えること

つまり本来なら10のお金がかかることを「9で済ませられないか!?」「いや8にできるやり方がある!」と、かかるお金が減るように行動することが「節約」の考え方。

ケチる、値切るなどあまり人聞きの良くない言葉もあるけど「効率化」とか「無駄取り」などトヨタ方式に代表される日本のお家芸も節約が一役かっています。

買い物するときに、もっと安いお店、お買い得セール、お値引クーポン、お客様感謝デーを狙うこと。節水機能のスゴイ洗濯機を買うこと、相手に電話かけさせること・・・などなど、とにかく「もっと安く!」を常に頭に置いていればたくさんの節約ネタを発見できるでしょう。

2.倹約は「買うべきもの」を考えること

節約より倹約は、もう一歩踏み込んで「買うべきもの」を買い、そうでないものは買わないことです。なので自分の価値観とか、目的意識をしっかり持たないと倹約できないか、もしかしたら必要なものまで買おうとしない「ドケチ状態」に陥ってしまう危険があります。

倹約はふつう「無駄なものを買わないこと」と言われることが多いみたいですが、無駄なものと分かって買う人はあんまり多くないと思います。買うときには『これは無駄じゃなくて欲しい!』と思うから買ってしまうのです。なのでむしろ無駄かどうか考えて「買わない」と決心することではなく、買うべきものを決めることだと思います。「自分は何にお金を使うねきか?」が問われる問題で、この決心をするには自分がこうしたい!と思うことをしっかり描いて持っていないと判断できません。

その判断基準の出発点は、次に示すサイトの記事を読んでいただくと分かり易いかと思います。

この例は「自分が使ったお金によって何時間快適に過ごせるか」に焦点を当て、快適に暮らすことを目的にした場合、どこにお金を使い、何を買うべきではないか、という課題に応えを出す方法を示しています。

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ただ、自分の目的とは「快適に暮らす」だけではありません。珍しい体験をしたい、人の約に立ちたい、作品を完成させたい・・・などなど人によって千差万別です。なので、自分の目的に必要なものは「買うべき」であり、それをケチって買わないことは倹約ではありません。

それに自分の目的を助けるようなもの・・・音楽の大家を目指す人には高級オーディオを買うことは良いことで、反対に高級車を買うことは目的に合っていませんから倹約にならないでしょう。

反対に、高い宝石を売るような人は、高級車で商談に行く方がしっくりするから目的にかなっていて、軽自動車を買うのは倹約にならないと思います。

でも、単にA地点からB地点まで移動することが目的な人には、軽自動車で十分過ぎるのです。

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