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リタイアメントの生活改善研究ブログ

リタイアメントになったら、お金を使う「やり方」を身に付けなくっちゃ!

      2017/05/08

以前投稿した「お金の使い方」記事の続編です。

今日もお金に関係するニュースをネットで探していたら・・・
貯める方法と、節約する方法のコラムは見つかりました。
このように、
↓↓↓
貯蓄モノ→ http://news.mynavi.jp/column/cyochiku1000man/007/
節約モノ→ http://news.mynavi.jp/news/2015/07/08/740/

給料を毎月受け取る「現役時代」は「お金を貯める」はテーマですが、リタイアメントになったら基本的に「貯めたお金をどう使いきるか」がテーマです。人によっては「貯金は減らさないんだ、年金と利息の分だけ使って生きるのだ」と主張する方々もいるとは思いますが、私はそうは思いません。死ぬ直前に自分のお金は全部使い切り、ゼロになって死んで行くのが一番理想的だと考えています。なぜなら子どもには、お金を残すのではなく、いかにひどい世界情勢になっても生き抜いて行ける能力を身に着けさせることが大事で、私が稼いだお金は自分自身のために全部残さず使ってしまうことこそ「思いっきり生きられた」という成功指標だと確信しているからです。

そういう視点で、ネットで「お金の使い方」参考記事を探しているのですが、これは上記の貯蓄モノや節約モノ記事に比べて少ない、というか精神的な記事を除いて見つかった記憶がありません。なぜでしょう?

おそらく「ちゃんとお金を使う計画をたてて、決めた予算どおりに使えば、それでOKでしょ!他に何があるの?」というようなセンスの「家計簿つけましょう」とか「無駄使いしないように注意しましょう」で事が済むと考えられているからではなかろうか?と推測します。

それでほぼ「そのとおり!?」とは思いますが、実際に今年の予算をたて、そのとおりに使っていくはずが、ひとつだけどうしてもうまく進まないものがあります。それは「遊ぶ」とか「贅沢」のための費用。

普段の食費などの基本生活費はうまく予定に沿ってお金を使うことができます。もし使い過ぎが分かったら、次回の買い物では出費を抑えるように「節約買い」をして、赤字を挽回させることはそう難しいことではありません。夕食をステーキからコロッケにしてしまえばいいのです。

でも遊ぶためのお金は、なぜか予算を消化できずに余らせることが出ます
私はあまりお金持ちではないですから、旅行に出かける際には、どちらかと言うと節約した旅行スタイルになります。五つ星でなく三ツ星ホテルに泊まるとかして。つまり「お金をかけずに目一杯楽しもうと考えるわけです。だから旅行中も自動的にレストランじゃなくてフードコートで夕食したり、特急乗らないで普通列車で行ったり。こういうことをする結果、予算を余らせてしまいます。

問題なのは、その余ったお金を眺めて・・・
「よかった!よかった。予算をオーバー達成させたぞ!」と喜んでしまい、その余ったお金を自分に還元しようとは考えず、また貯め込んでしまう。そして後日「あのお金を使って、あのとき特急のレストランカーで食事を経験しておけばよかった・・・」と思うことがしばしば。節約志向ではイザというとき「ま、そこまでしなくても死なないから・・・」などと「必須じゃないけど経験したらいいこと」を「やめとこ」とやらないで済ませることです。これは機会損失です。

贅沢品も似たようなもの
秋葉原のジャンク屋で一目見て気に入った「東ドイツ製の真空管ラジオ」(私は真空管オーディオ好き)もまた「ま、これは無くても生活に困らないから」と、買いませんでした。どうしてもその後欲しくなって、また秋葉原に出かけたら・・・もうありませんでした。

遊びや趣味の贅沢品は、無駄遣いと表裏一体で、お金を貯める世代である間は、心に無駄遣いのブレーキをかけるのはいいのですが、第一線から離れて、持てるお金でそれから死ぬまで楽しもうとする場合に、もうそれらは無駄遣いエリアからお楽しみエリアに入る項目もあると思います。

いったい何が無駄遣いで、何がお楽しみか、判然としないから、結局「買わんとこ」になる。
こんな曖昧を直すために、次の旅行の機会に「瞬間的価値判断の自己トレーニング」をしたいと考えました。

近いうちにドイツ旅行に行きます
今回の旅行テーマのひとつはドイツの「レストランとカフェ」。いわゆる食べ歩きではなく、ドイツのカフェではどんな日常があるのか?を見たいと思っているのですが、合わせて1日70ユーロ(約1万円)予算でランチとカフェと夕食をどう組み合わせて予算を使い切るか!に挑もうと思います。

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もしランチする店と料理の値段を調べれておけばこんな挑戦は易しいかもしれませんが、そんな準備をしたら結局不自由に決まってます。なので現地で見つけた店と料理から「コレとコレ」を注文すれば、きっと70ユーロ予算から20ユーロは使われてしまうでしょう。残りの50ユーロを握りしめ、3時にカフェで思い切ってまた20ユーロでケーキとコーヒー頼んで、ついでにビール飲みました、となったら残り予算は30ユーロ。しかし夜になっても空腹にならなかったら無理して30ユーロ使って「とにかく食べる」はナンセンスだから、腹具合を予測して、夕食は駅ナカで軽くソーセージ食べて10ユーロ。その後ホテルで一風呂浴びて、ビアホールにでかけてその日最後の20ユーロでビール大ジョッキ・・・という具合に、その場その場で一番したいことをして、結果予算どおりに入れるお金の使い方トレーニング。こんなことをやろうと画策しています。

1日夫婦で70ユーロ予算は決して「優雅な旅行」ではありませんが、昨年のドイツ旅行では「まあ、レストランじゃなくてケバブにしとくか!」とか節約に走り、70ユーロも使わない日が多かったです。

もしこのトレーニングが功を奏して、買うべきものや、行くべき旅行などの「目利き」になることができたら、きっと買った後で後悔することが減る、または買わなかったことを後悔することも減り、その結果、死ぬときにめでたく私の財布の中はカラッポ状態で天国だか地獄に行けるような気がします。それが私にとってのチャレンジです。

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