リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

リタイア後、4年目までにある、3つの段階

      2017/05/08

リタイア生活は会社員がオフィスライフに馴染むまでと似ています。希望に満ちて入社して次第に飼い馴らされ、やがて自分の居場所に潜り込む術を身に着けるように。

1.第一段階 リタイア後約1年間は、不安抱えながらも情熱期

会社を辞めて未経験の生活を開始する緊張感と、やっと自由になれたという開放を感じる時期。給料という収入源が無くなるから生活費に過敏になって節約が度を過ぎることがあります。さらに会社を辞めると組織に属さず「男一匹」の肩書きしか残らないから街を歩いていると裸で歩いているような錯覚に陥り、どうも落ち着かない時期です。

せっかく自由を手に入れたのに、探すことは「何か稼げることはないかな・・・」。お金が稼げないとなぜかやる気が起きない癖がまだ多分に残っている時期でもあります。また「まだやれることはたくさんある!」という勢いが残っているので、いろいろ試してみるのにはいい時期です。ただ「やっぱりダメだ」ということも多いですが、ダメだと思ったら思い切って捨てる方がいいと思いました。

2.第二段階 その後2年間ぐらいは、流浪の根無し草期

旅行のような非日常生活にばかり目を向けがちな時期。趣味もボランティアも地域活動もやってみたけど、落ち着き先が見つからないので「いっそ新天地で暮らしてみるか!」と考えはじめることが増えます。いろいろ試したけど期待したようなことが見つからないので気晴らしがしたくなるのだと思います。違う場所に暮らしてみたら新しいアイデアが出るのではなかろうか?と確固たる理由もなくそう思ってしまいます。

でも私は違うと思いました。いろいろ試して、捨てずにまだやり続けていることがあるので、そいつをもう少し発展させてから、それを続けるために新天地で暮らすのはアリかと。そんなことを考えたので、海外ロングステイをだいぶ真剣に検討しましたが、実行しないことにしました。

3.第三段階 4年目ぐらいから「気がつけば、落としどころに落ちていた・・・」を感じる期

リタイア生活が定着し、組織に属さないことによる不安や焦燥感は感じなくなるから初めて心から気楽になれる時期。その反面もう会社員には戻ることができない時期に差し掛かったと思いました。

毎日の自由な暮らしに染まってしまい、自分勝手になってしまっているから短期間ならともかく長期にわたって指示命令の下で働くことはとうてい不可能な性格に進化?してしまったので再就職を考えるのなら、退職後どんなに遅くても3年までの間にしなければ、もはや会社生活に再適応することはできないのではないでしょうか。

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別の見方をすると、気楽なリタイアメント暮らしがマンネリ化しているので、新しいことを始めることに腰が重くなり始めてるのを感じます。おまけにそうなってもリタイアメントは何も困ることがありません。毎日気楽に過ごせるのだからこれ以上何を変える必要があると言うのでしょうか!基本そのぬるま湯暮らしをわざわざ変える必要は無いと思います。まさにリタイアメント暮らしが板に着いてきた時期なのです!

でも“変わってしまうような出来事”がこれから起こるかもしれないです

それが災害なのか、死別なのか、海外からの「来ておくれ!」という招きなのか・・・いつか何か起きることでしょう。そういう“波”に乗って突然マンネリが崩れてまったく違う環境で新しいことが始まることは否定できません。

そのような出来事への備えはすることにしても、マンネリ化したリタイアメント暮らしは、マンネリ化で潰れないようにしなければなりません。これは「やっぱりリタイア生活は退屈だ・・・」とならないようにすることです。

そのために効果的なことは「3種類のことをする」だと思いました。

どんな3種類か、次回に続きます。

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