リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

やることは、3種に絞る、リタイア後

      2017/05/08

会社を辞めてリタイアメント生活開始後4年ぐらい経過すると、体と頭がサラリーマンモードからリタイアメントモードに慣れます。最初は会社を離れた焦りから「あれもこれも」手をつけたくなるのは必然的なこと。しかしそのうち本人が意識しなくてもやることが絞られてきます。そんなリタイアメント安定期になったら「やることは3種類に絞る」。

やることゼロは退屈。1種類では不足。たくさんあり過ぎると「もうたくさんだ!」と逃げたくなります。

やることを3種類に絞るとは・・・
外に出てする活動が1種類。自宅に居てする活動1種類。それに家事活動の合計3種類。

さらに、それぞれの活動の内訳も3種類!リタイア4年目でこれがちょうどいい!と感じました。

例で説明します。

1.外に出てする活動1種類

私の「外に出てする活動」は里山再生のボランティア活動で、週に一日はこれに参加して森や原っぱに出ることにしています。そのボランティアグループの活動内容はいくつもありますが、私は全部には参加しません。やってみて面白かった森の整備活動と、植物観察の2つだけにしました。

ときどき「他の活動にも参加して欲しい」と言われますがいつも二つ返事でお断りしています。やり過ぎると自分の時間が取れなくなるからです。ただ、この先何かもう1つ追加でやってみるための余裕を1つ残してあります。

2.自宅で、独りでする活動1種類

これはブログを書くことで、自分の“仕事”として最も力を入れて取り組んでいる“リタイアメント生活の中枢”です。しかし今まで「あれもこれも」ブログを立ち上げ過ぎ、更新に手が回らずにホッタラカシになるブログが増えてしまいました。これも集中して更新するブログは3つが限界だと感じています。

今は「リタイアメント生活ブログ」と「里山ブログ」、それと「その他のブログ」の3種に分けて、その他のブログは廃止にするものと今後も生かすものに区別しようと考えています。

3.家事活動

家事活動の内訳は、日曜大工、車の運転、掃除、この3つを私がすることにして、あとは妻に家事を返上しました。

この他に海外旅行などの「非日常活動」がありますが、それはこの3種類には入らない“別格”です。

なぜ3種類に絞る必要があるのか?

1つの理由は、生活のリズムをとるためです。良いリズムで生活しなければ体調が悪くなると実感しました。リタイア当初はあれもこれもやってみたい気分が高まり、何種類ものことに手をつけましたが、それで毎日がバラバラのリズム感の無い暮らしになってしまって気分が落ち着きませんでした。

そのため一度たくさん試した後には、たとえそれが有意義であっても、他人から感謝されたとしても「興味ないな」と感じたら、その直感を頼りに、思い切ってやめました。

2つめの理由は「一つに熱中」しないためです。私はリタイア後3年目でブログ更新ばかりに一極集中する毎日になりました。でも毎日毎日同じことの繰り返しも体調を悪くさせます。「もっとブログを書こう!、でも書けない・・・」と壁にぶち当たってしまい精神的に良くありません。

リタイアメントのモチベーションは“楽しめるかどうか”なので、壁にぶち当たると、楽しくなくなってやめててしまいます。会社員時代のような壁を超える威力は持てません。だからせっかく興味が出始めたのにこんな理由で放棄したら、リタイアメントが恐れる退屈な毎日に陥る危険があります。だから壁にぶち当たらないように、あまり一極集中にならないよう目先を変えられることを3つぐらい持ち、煮詰まったら別のことができるようにしておく必要があります。

家事は唯一 “最期まで継続できること”だからやり続ける意味があります。私の周囲のる男性高齢者のうち、元気な方々は家事をしているように見えます。中には不幸にして奥様に先立たれ、自分で家事全般をやらなければならなくなった人もいますが、とにかく当人は元気です。農家の人は畑作業が家事みたいなもの。そういう人は80歳を過ぎても体も頭も健康そう。そういうことなので家事をすることは最期まで健康で暮らすための秘訣になると見ていいでしょう。

しかし家事は男にとって継続するのが難しいです。なぜなら主婦という家事の先輩が、彼女流のやり方を押し付けて、家事が楽しくなく“家事ハラスメント”を起します。その理由は主婦もやはり“慣れた職場”を放棄したくないのです。だから、主婦が進出し難い分野での家事3つぐらいを見つけ出して男の家事としてやります。主婦の不得意分野は日曜大工ですから、家の修繕やペンキ塗りは男の家事の独断場。それに車の運転も旦那にやらせたがるので主婦と主夫のバッティングは起きにくいです。

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唯一、掃除が夫婦でバッティングしますが「どこをキレイにするか」という着目点が夫婦で違うから、主婦も主夫もそれぞれの得意分野のところを重点的に掃除したら相乗効果が得られます。ちなみに私は床をピカピカにするのが好き、妻は細かい部分の汚れが気になってしょうがない。そういう違いを活かしています。

おそらく上述の3種類を日課のように定着させたら、特にスペシャルなことをしなくても楽しく充実した生活になるのではないでしょうか

もし3種類の他にやりたいことができたら・・・そのときは躊躇なく4種類目のことをやり始めると思いますが、多分4つは同時にうまくできないと思うので、何かを諦めてやめて新しいことを取り込むのではないかと。だけど家事だけは続けるようにしたいと思っています。

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