リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

セミリタ必須アイテム「男の隠れ家」

      2017/05/08

「会社を辞めて好きなことばかりして暮らす」というサラリーマン男子が抱く希望は、実際にトライすると、なかなかうまく進みません。その理由は家族に、お父さんの自由を邪魔されるから、と見ていいと思います。ではなぜ家族はお父さんの「会社を辞めて好きなことしてセミリタイア」を邪魔したくなるのでしょうか。

考えられる理由は・・・

1.家族生活のリズムが狂うから

この「生活リズムが狂う」という問題は、お父さんが「好きなこと暮らし」をするしないの問題ではなく、「お父さんが会社を辞めて家にずっと居るから調子狂う」と家族は思い、苦情を言うことになる、という現象のことです。

いつも会社に行って自宅になかなか居ないお父さんが、急に家に居っぱなしになるのだから、仕方がないですが、それが目障りなのは事実なのです。その目障りなお父さんが、自分の好き勝手に「好きなことばかりしている」ようになると、まさにこれは火に油を注ぐ効果を発揮し、苦情はさらに大声になり実力で邪魔しにかかる、という結果を招くことにつながります。

2.感情の食い違いが起きるから

会社を辞めたお父さんは、会社員出身なので会社員流に「好きなこと」をしたがるでしょう。つまり「好きなこと」している最中は一心不乱に熱中し、声をかけると不機嫌。一緒にくつろいでいるときに「ねえお父さん・・・」と話しかけたら「今、忙しいからあとにしてくれないか」みたいな冷たい返事を返すことにもなってしまいます。なので家族から嫌がられるのです。

3.歳相応じゃないと思うから

もしアラフィフのお父さんではなくて、中高生男子が自室に閉じこもって好きなことばかりしていたら・・・、程度によるけど親は「まあ大目に見てもいいか・・・」とある程度自分勝手を許すこともあるのではないでしょうか。しかしお父さんが会社を辞めてそんな自分勝手スタイルを開始したら「お父さんは狂った?」と妻は感じると思います。その根拠は、他の家の旦那さん達にそんなことして暮らしている例を見聞きしないからです。妻に限らず家族は、お父さんとはこんなもの、という標準仕様を持っていて、それに比べてズレていたら「狂っている」と評価することがあります。

なら、どうすりゃいいの?「男の隠れ家」でしょ!

よく考えてみると、お父さんはサラリーマン時代には「会社で仕事をしていた」。でも会社を辞めて「家で好きなことをする」。この二つは実は組み合わせが違うだけで、枠組みは共通です。それを分析してみると・・・

まず、「好きなことをする」と「仕事をする」は、やる対象と仕組みが違うだけ「行動をする」と考えれば同じ種類です。なのでお父さんの純粋が気持ちでは、「仕事」も「好きなこと」も対象が違うだけであまり大きな違いではないでしょう。

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次に、「会社で」と「家で」を比べると、これは家族への影響が決定的に違います。会社に家族は居ませんが、家には居ます。家に居る家族がお父さんの行動を四六時中眺めていろいろ思うから癪に障ることがいっぱい出るのです。

こう考えると「会社を辞めたお父さんが気持ち良く好きなこと三昧の暮らしを送るには、家族から見えないところでやらなければならない」となります。これは三段論法みたいでトリッキーだと自分でも半分思いますが、少なくても半分はきっとそうだ!と私は自分のセミリタイア後を眺めてそう思います。

そのような理由で男の隠れ家という部屋がどうしても要るのです!では次は、どうやってそれを作るのか?という方法です。

<次回へ続く>

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