リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

早期リタイア目指すなら、こんなライフスタイル

      2017/05/08

定年を待たずにリタイアが可能になりやすいライフスタイルは、確かにあります。

結婚するなら早く!子供も早く!

結婚相手がいて、子どもがいるということは、そうでない場合に比べて、早期リタイアのハードルがうんと高くなることは間違いのない事実です。子どもを育てるのにたくさんのお金がかかりますから、収入の減るリタイアメント生活は巨万の富を得ない限りできません。

そもそも子どもがいるいないにかかわらず、妻が夫の早期リタイアに反対する可能性は大きいし、自分の親と妻の親総勢4人に「私は早期リタイアします」と知らせたら、たちまち山のような「なんで?どうして?そんなことするの?やめなさい!」という言葉が飛んで来るのが妻帯生活の現実です。

そんな過酷な妻帯生活を前提にして、だけど密かに『俺は絶対早期リタイアを果たす!』と意気込むのなら、結婚と子どもは早くすべきです。

その理由は・・・

早く結婚して子どもができると、まだ親の孫育て援助が得られ易いから

親の助けとは、金銭支援ではなくて「手助け」のことです。それもちょっと手を貸してくれるというレベルではなくて、親と同居して子どもの世話をしてもらう。自分達はその間に共働きで稼ぎに稼ぐとか、そのような大規模な支援を得られる可能性が場合によってはかなり期待できます。

実際に毎週の月曜から金曜は、朝実家に子どもを送って実家の親に日中の世話を頼み、仕事が終わる頃に夫婦で実家に迎えに行き、夕食も風呂も済んだ子ども達を自宅に連れてくる毎日・・・という知人がいます。実家の親は既に退職して自由の身。「孫は来てよし帰ってよし」と適当な時間だけ“楽しい孫の世話”ができている、ということになっていて、保育所にかけるお金がかからず、長く共稼ぎで将来貯蓄することができるのです。

この方法は人によって必ずしもできないかもしれませんが、私の身の回りを眺めると、郊外や田舎に住んでいる家族ほど、この実家を巻き込んだ子育てができているみたいです。しかしそれも実家の親が元気な間にお願いする必要があるから、早く結婚して子どもをつくらなければならないのです。

新築でなく中古でマイホームを探せばよかった【反省】

私は最初にマンションを購入して、次にそのマンションから歩いて5分ぐらいのところに新築の戸建を購入して住み替えましたが、これは大きな失敗でした。この2軒の新築マイホームを買うために、ものすごいお金を出したわけです。

もし、最初から中古の戸建を買っていたら、払った金額の3分の1で済んでいました。今あのお金がもしあったのなら、私は45歳で早期リタイアしてしまっていたかもしれません。まあ、そうなったら別の問題が出たと思うから52歳リタイアで良かったと思いますが。

多分、今の家も高齢になったら高齢者住宅とかにまた引っ越しで、結局広い家にはそう長くは住まないようになるでしょう。建ててから30年ぐらいでまた引っ越し。結局そうなることを悟るならば、30年間であればいい中古物件で十分な気がします。さらに「古家付土地」などという名前で売っている物件なら、自分で家をDIYで改造する醍醐味もあるでしょう。

新築の家では、ピカピカの壁や柱にノコギリを入れるのはものすごく気が引けて、広い家の中でおとなしく住んでいるしかありません。

中古車とか軽自動車にもっと目を向ければ良かった【反省】

車を持つことは“金食い虫を飼う”ことです。

かつてその金食い虫の費用を計算したときの、別ブログ記事が以下です。

http://oniwasblog.seesaa.net/article/193956436.html?1398930551

新車を買い続けていることは、車本体の価格が何回も払わなければならず、その他に車検、税金、ガソリン代、保険などの費用も出ますので、生涯に渡る費用は家一軒買えるような額になってしまうと考えられます。私はその道を進んでしまいました。35歳のときに「将来は独立起業しよう!(結局早期リタイヤでしたが)」と考えて高くない車に長く乗るようにしましたが、もう手遅れでした。

もっと前から中古車を買うことを考えていたら、車の購入費用はかなり減らせたでしょう。さらに軽自動車をどうして考えなかったのか?ワンボックスのRVを3台も買ったことは後悔しています。この3台の購入費用合計は700万円以上にもなるのです。

昨年から我が家は軽自動車にしました。税金がそれまでの年間39500円から7200円に減らせ、車検費用も約半額、なぜか自動車保険も安くなったのを見て『もっと早く軽自動車に乗り換えておくべきだった』と悔やみました。早期リタイアするのには会社を辞めてからの生活資金は貯めなければならないので、早くから軽自動車に乗り換えるべきだった・・・。

早期リタイアしたいのなら、できるだけ共働きを

ダブルインカムだから夫と妻の合計収入が増えるから、余裕も増えてリタイア後生活費が貯金できるわけです。これは当たり前すぎますが、今話題になっている配偶者控除にかかわるパート勤めの“103万円の壁”というものがあって、年収103万円を超えると配偶者控除対象から外れるので不利になるんじゃないか?という不安から精一杯働きにくい状況があるようです。

しかし103万円であっても10年共稼ぎしたら1030万円も余計に貯金できます。実際には夫の扶養家族でなくなる130万円の壁の方が本当の壁だと思いますが、この壁さえ個人型確定拠出年金などで夫婦とも節税を図れば、稼がないより稼ぐ方が早くリタイアできる家計環境は整います。

それに妻の年収が130万円を超えると、妻も夫の扶養から外れることになり、厚生年金にも加入して・・・まさにコスト増になって不利なことばかりかと考えてしまいますが、実はこれ、夫のリタイアにすごい!メリットも生まれます。

なぜなら、夫が早期リタイアした年と次の年は国民健康保険料がものすごく高いですが、その期間に“妻の扶養家族”になって、妻の会社の健康保険と、ついでに国民年金第3号被保険者になることが可能で、これは年間で合計90万円近い節約になるのです。なので、妻にその準備をしていただくためにも、共稼ぎになっていただくと“都合がいい”のです。

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夫がリタイアした後、2年以上経ったら妻もリタイアしたらどうしましょうか?この場合は妻が夫の国民健康保険に加わり、国民年金に単独で妻が加わることになりますが、年間130万円程度の収入であれば、そうデカイ支払額にならないで済むでしょう。

更に2016年10月からは、週20時間勤務で年収106万円以上であれば厚生年金に入れるという制度も始まるようですから、これはメリットとして活かす方策を画策する方が、扶養を外れることを恐れるより、長い目で見ると得策なのではないでしょうか。

問題は、妻が、早期リタイアに対して。もの分かりがいいか?にかかっていますが。

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