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節約ライフスタイルは、ドケチにならない工夫が要る

      2017/05/08

メリハリなく、すべて節約に走るとドケチ化し易く、これには弊害が出ます。ではどうやって節約にメリハリつけりゃいいのかというと・・・

質素に生活する日と、豪華にする日を分けると節約できる

節約はけっこう難しいです。何が難しいかと言うと、節約をコントロールするのが難しいです。節約生活を開始すると「もっと節約できないか、まだ節約ネタは無いか」と節約生活に拍車がかかり、節約しなくていいもの、大して節約効果の無い割に努力がたいへんなことまでトコトン節約しないと気が済まないようになってしまいます。これ一種の節約病ではないかと思います。私も多分にそういう病気になりまして、今も風呂の残り湯はそのまま捨てるのに忍びないです。でもよく計算してみると年間にすべての風呂の残り湯を洗濯やトイレの水に再利用したとして、その年間節約額は数千円です。数千円を大きいと見るかはした金と見るかは人によって違うでしょうけど、私は何だか最近毎日バケツで風呂の水を組み上げる努力が年間数千円か!と思って気合が入らなくなりました。努力の割に節約金額が少ないことは(どの程度が少ない金額かは人によります)しない代わりに、普段の生活でダラダラとプチ贅沢しないように心がける方がきっと節約効果は大きいのではないでしょうか。これは「ケの日」と「ハレの日」を使い分ける方法です。普段の「ケの日」は質素に、でも贅沢をする日「ハレの日」は思いきって贅沢するようにしたらいいと考えています。この方法については当ブログ内の以下のリンクに記事を書きましたので参考にしてください「ハレとケ」の使い分けについて

節約ライフは、限界を追及するのでなく、計画した予算で生活できるようにする

節約ライフスタイルに取り組むなら、サラリーマンをやっている最中に、そのライフスタイルを夫婦で納得済の完成したものにすべきでしょう。そうすると家計がよく分かり、おまけに今後の生活費見通しも考えるようになりますから、リタイア後から死ぬまでの必要生活資金も見えてくるようになります。そうしたら、それをエクセル表に書き出して、生活費予定表を作ります。その予定通りに進むことが分かり、それに見合う貯えもある、と分かったら、資金的にはリタイアが可能になったと見ていいと思います。ただ、このような計画と実際が合うのには年月がかかるので、これも早くからやっておいた方がいいと思います。私の場合は予定が実際と合うまで10年以上かかりました。

生活費予定表はこのようなイメージ

年別現金収支見通し一覧表VER2

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ただ、このように書くと「そんな予定通りに生活ができるか!」と言われてしまうと思います。まさにおっしゃる通り、最初に立てた予定通りになんかできっこありません。ではどうするのか?ここが重要なポイントです。ここで会社で経験したことが活かされるかもしれません。会社では向う10年とかの長期経営計画を立てますが、10年後の計画がその通り実行できる保証なんてどこにもありません。その時会社はどうしているか?「経営計画の見直し」をしているのです。毎年経営会議を開いて経営計画の変更しなけれなばらないことを出し、その変更をしたら予算にはどんな影響が出て、その影響は会社の資金でカバーできるのかどうか調べ、問題無ければ変更後の経営計画で翌年1年を進める。また次の年には同じような見直し会議をする。こんなふうに経営は進んでいます。それと似たようなことを家計でもやれます。「来年はドイツへ行くぞ!」と昨年そんな計画も無かったのに、急にドイツへ行きたくなったとしましょう。それで昨年作った生活費予定表を見たらやっぱり40万円使い過ぎることになると分かったとしましょう。次にすることはその40万円をどこから捻出するか、やりくりすることです。「今の車を軽自動車に乗り換えたら、下取り価格と今後の税金&車検費用が安くなるから2年で40万円は出せる!」と分かるかもしれません。そのように家計資金に影響が無いことが分かったら、車を軽自動車に買い替えてドイツへ行くという変更計画を実行したら予算内で欲しいものが手に入ります。以上をまとめると、
生活予定は変わるものだから、変更をちゃんと予定表に織り込み、その変更後の計画どおりにすれば計画は狂わない。ということが言えます。

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