天職の作り方構想 <メモ>
2017/05/08
「今後の暮らしのためのお金は既に目途がついている」という人は“天職作り”をするというオプションがあるのではないか??と、ドイツ人の友人と話をしていて、そう考えました。
ここで「天職の作り方」を今すぐスラスラ書けたらいいのですが、私も天職は探したり巡り当たったりするものとばかり考えていたので、どう天職を作ったらいいのか研究をこれからです。しかしドイツ人の友人と話を繰り返した後に、いくつか思い着いたことがありますので、忘れないようにここにメモしておくことにします。
1.何が自分の天職になり得るかをいろいろ思い描いて、その中から選ぶ
本当に自分の好きなことを、好きなやり方で、たとえ少しも儲からなくても続けて行けるのであれば、それは天職にできる可能性がある。
・天職はお金儲けできないものかもしれない
「好きなこと」は、もしかしたら捨て猫を助けることかもしれないけど、ふつうはこのようなことを職業に入れて考えないでしょう。でもそれが好きで「いつかやりたい」と思っているなら餌代ばかり出費して収入がまるで無いけど「天職」だと呼べるのではないかと思います。
・天職は自分の欲望に素直でなければならない
「儲かるから」とか「他人の役に立てるから」だけではなくて、直感的に、本能的に「それをやりたい!」と思えるようなことが天職向きな候補だと思います。「欲望に満たされなくてはいけません。この欲望とは、例えばある人にとっては権力を振り回すことかもしれません。この場合は自分で会社を作って社長になるべきでしょう。別の人は誰にも邪魔されずに創作したい人もいるでしょう。この場合は“ひきこもりする仕事”が天職になります。
・天職は自分の欲望達成ができる職場環境でなければならない
仕事内容が好きであっても、いちいち上司に自分の提案を否定されたり、気の載らない働き方を強要されるようでは天職にするのは難しいでしょう。天職は誰にも「やれ」と言われなくても自動的にその仕事に手をつけてしまうような、勝手に湧いてくる活力が要りますから、その活力が湧く職場環境が必要です。
・他の人に影響のネットワークが無ければ、それはきっと趣味と言う
自分個人の世界ですべて収まってしまうのが趣味で、他の人にいつも影響しているのが天職と分けて考えたらいいのではないかと思います。例えば盆栽を独りで眺めて楽しむだけなら趣味。盆栽作りを教えてまわるり、たとえお金を貰わなくてもそれが楽しいなら天職とか。
・周囲の評判は悪くてもいい
例えば周囲はみんな賛成派の中で、たった一人の反対運動を「どうしてもこれをやらなければならない」と思ってするならそれが天職でしょう。ただ、あまり逆風が強いより順風の方が天職化し易いのも事実だとは思いますが。
天職の候補が見つかれば、次の課題はそれをどのようにビジネスにできるかです。
2.天職候補、つまり「好きなこと」を他の人に普及させる方法を考える
ビジネス、つまり商売にできれば品物やサービスの提供と代金をいただくことで他の人に影響できますが、お金をいただかなくても何かで注目されれば注目した人に「面白い」とか「役立つ」、「いい気分」、「知らなかった!」など影響を与えられるでしょう。課題はどの手段(直接会って、ネットで・・・)を決めることです。
3.それによって「いつまでにどうなりたい」を考える
ビジネスなら3年後に年間売り上げ100万円とかの目標がセットできると思いますが、お金を稼がない、つまり非営利でやる場合は、例えばアクセス件数年間100万件など別の目標をセットするのがいいと思います。しかし天職の場合は「体が勝手に仕事に向かってしまう」あるいは「稼ぎは多いに越したことはないけど金額まで目標にしたくない、だけどゼロも嫌だ」という場合にどう目標をセットすべきかまだオープンです。私もまだここが分かっていません。
4.天職版ビジネスモデルを作る
ビジネスモデルとは「儲かる仕組み」です。天職がもし金儲け目的であれば普通のビジネスプランを立てることで済みます。しかし儲けは度外視して非営利でやるのなら儲かる仕組みではなくて、別の仕組みを立てなければならないはずです。
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これが何であるかがまだ私にはよく分かりません。
しかし「夢中にさせる仕組み」の何かではないかと思います。例えば天職としてブロガーを選んだ場合は、きっとアクセス件数が増えることで記事更新を夢中にさせますから、その場合のビジネスモデルは「注目される仕組み」を考えることになるでしょう。
5.どこでそれをやるか考える
個人で始めるなら自宅でもできますが、組織が無いと天職を作れないようなら活動拠点が必要で、もしかしたらお金もかかります。
6.資金がいくら必要で、それが何とかなるか調べる
商売なら収入と出費を計画するようなビジネスプランが必要だし、非営利でも出費が要るはずです。その出費で生活が悪化してせっかくの天職を辞めることにならないように資金をどう用意するか考えなければなりません。