リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

Non-B&B biz. 非生業の開拓

      2017/05/08

私が「こうなりたい!」と思っているライフスタイルは、リタイアメントと生業の真ん中です。その「真ん中部分」の考え方をシェアできるように、図にしました。

趣味で実益を得るリタイアメント生活Retired Life with income from a pleasure
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1.現役サラリーマン  Salaried worker

生涯ずっとサラリーマンを続ける人もいますが、多くは60歳から70歳までに会社を去らなければならない日が来るでしょう。その先に「何を始めるか?」が、今日の話題です。

2.生涯現役の個人事業主 Self-employed

サラリーマンを引退後に、個人事業でビジネスを始めれば、体と頭が健康であるならば、生涯現役のビジネスマンを続けられます。だからたいへん良い、好ましいサラリーマン引退方法だろうと思います。ただ、ビジネスを全面に出すのなら決算数字を成長させることが前提であるべきで、そのために利益の追求は避けて通れないです。普通はこのビジネススタイルを日本語では「生業(なりわい)」と言って、このビジネスの収入で生活する。つまり儲からなければ貧乏生活、儲かれば贅沢な生活が可能になるわけです。

生涯現役は個人事業に限りません。会社を設立して代表になる道も、会社役員として終生社業に尽くすこともあるでしょう。しかしそのチャンスは誰にでもあるわけではありません。その点、個人事業であれば参入の壁は低いです。

3.非生業の仕事で収入を得る個人事業主 Self-employed doing other than in BREAD & BUTTER jobs

上述の「生涯現役の個人事業主」のやり方を少し変えて、生業にしないビジネスをする、というスタイルは、さらにサラリーマンから移行が容易で実用的です!このスタイルが可能な世代は「年金が受け取れる」ことが前提です。日本では公的年金は65歳からの支給なので、もしそれ以前にこのスタイルを始めるなら個人年金に加入するか、生活費を貯金する必要があり、サラリーマン時代に準備が必要です。しかし、このスタイルであれば「収入が小さくても構わない」という特典があるので、好きなことをビジネスにする可能性がたいへん大きいです。

4.趣味で実益を得るリタイアメント生活 Retired Life with income from a pleasure

一旦引退した人が、好きな趣味に没頭して活動した結果、その作品が高く評価されて売れるようになった、という場合にこのスタイルになるでしょう。しかしあくまでも趣味の範疇ですから、継続可能なビジネスにはなりません。もし継続して実益を得るようにしたいなら、少しは「計画」をしなければなりませんので、上述の「非生業個人事業」にするか、さらに本格的なビジネスにするか、になるでしょう。おそらく「趣味と実益」スタイルを続ける人は「売れるときには売れる、売れなくて元々」と考えると思います。これは趣味の考え方です。

5.完全引退生活  Total Retired Life

サラリーマンを引退して年金と貯金のみでその後の生活を続けるというリタイアメント定番のライフスタイルです。年金と貯金が多くあり、多少贅沢が許されるなら一番気軽でストレスの無い、悠々自適生活が送れますから理想と言えば理想な生活になるでしょう。ただ、これを実現させるにはいくつかの問題があります。

・贅沢生活可能な年金と貯金を得るには、長く働き続けることが必要

このために仕事を辞めて引退する年齢は高齢になりますから、その時点で「また次の行動を始めよう!」という意欲が湧かないかもしれません。すると引退が即ゴールインとなってしまうかもしれません。

・引退してから、やる事がない生活になるかもしれない

ゴールインすると昨日までの仕事のストレスから解放されますが、ずっと何もストレスが無い、やることも無い生活は退屈かもしれませんし、考えることも必要性が下がりますからボケる確率は上がるでしょう。

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私は、上述した選択肢であれば。3.項の「非生業の仕事で収入を得る個人事業主」が一番好みなので、このスタイルを実現させることをさらに考えたいと思います。

なぜ「非生業の仕事で収入を得る個人事業主」は良さそうなのか、次の記事でもう少し詳しく説明します。

<次回へ続く>

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