リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

子どもの頃の遊びに「好きで得意なこと」が隠れている

      2017/05/08

自分の好きなこと、得意なことは、幼少時代に何して遊んでいたか?と考えることで「あ!そーか!」と閃くことがあります。

もし職業適性検査を受けるチャンスがあるなら、自分の性格が客観的分かるので是非とも受ける価値があるでしょう。いくつもの検査方法がありますが、私はリストラ退職後に会社が手配してくれた再就職会社で「バークマン・メソッド」という検査を受けました。ただこの方法は日本国内ではマイナーで、その再就職会社一社しか扱おらず、気軽に受けるものでもありません。バークマンメソッドの解説本は「【楽天ブックス】4つのカラーで見直そうこれからの働き方 [ 伊藤武彦 ]」として出版されていますが、この本では客観的検査まではできません。

適性検査を受けるチャンスが無いなら、自分の子ども時代から学生時代にかけてどんな生活をしていたか?どんな遊び方をしていたか?思い起こしてみると、自分の本来の個性が分かるのではなかろうかと私は最近そう思っています。

いわゆる社会人になると会社や家庭生活で「○○しなければならない」という社会の規範に押されて、おまけに「人は変われる」という一見良さそうな暗示にかけられて、本来自分が好きだったことと、憧れることがごっちゃに混じってしまい区別できなくなることがあります。

しかし子どもの頃はそういう社会の縛りが大人に比べて緩かったので、何でも「好きなこと」ができた、と考えられるのです。私は私の子ども時代を思い出すと、たいてい独りか二、三人の仲の良い友人といつも遊んでいました。遊びは虫取り、野原や森で基地ごっこなどで、野球やサッカーはまるでダメでした。私の野球やサッカーのまるでダメとは、下手以前の状態で、箸にも棒にもかからないと言った方が当たっているでしょう。団体競技の才能がほぼゼロだったのです。得意なスポーツは水泳と長距離走。独りで黙々と続けるような競技が得意でした。なので、ここから見えるのは「研究者」のような毎日毎日同じことに向かって突き詰めるような仕事であって、みんなと協力してワイガヤで仕事するような仕事のやり方ではないのです。

にもかかわらす、私はなぜか自分に無いものねだりをして共同業務で成功することを目指してしまいました。

まあサラリーマン時代は自分の好きなことばかりできるわけではないし、お金をいただく以上はたとえ自分を変えて、会社では役者のように振る舞ってでも社業に貢献する必要はあるでしょう。しかし会社を辞めてからは、はたしてその延長線でいいのかどうか?
私はそれじゃあダメだ、と思いました。

会社を辞めてセミリタイアメントになって、自分の好きなことで多少の小遣い収入を稼ごう!と考えたとき「はたして自分の好きなことって何?」と自問すると、やりたいことはいっぱい頭に浮かびました。木工製品を作りたい、人に教える仕事をしたい、旅行案内をしたい、ライターになりたい、作家になりたい・・・。たくさん思い着いた中で実際に取り組んだものもありました。例えばライターです。

あるNPO法人でボランティアとしてライターをやり、実際に私が執筆した文章が月刊誌に載って世にもでました。が、違和感を感じました。この違和感とは「自分好みの文章が、修正されてしまう」ということです。私は自分が作ったものが他の人に直されるのが嫌なのです。これは誌面の関係で仕方のないことで、私が嫌でも諦めるしか仕方がありません。

これをよく考えた結果。私は「みんなと協調し合って共同でする仕事は、好きではない」と結論しました。ヘンな結論ですが、これを克服しないといつまで経っても私は自分の好きなことができないだろう、と考えたわけです。

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それで子どもの頃を思い出してみると、私は虫取りのような独り遊びが好きで、他人と一緒に力を合わせてする野球やサッカーがまるでダメという特徴と整合するから、きっとこの判断は正しいだろう、と考えたわけです。

ただいくら独り仕事が好きだからとは言え、部屋にとじこもりっきりでは、きっと精神や体に悪いだろうから、サラリーマン時代に(好きではないけど)慣れた?共同作業するボランティア活動は今もやっています。ですが部屋に閉じこもってブログを書く、が本命なのです。

「部屋に閉じこもってブログを書く」は、よほどブログを書く能力が高くないとビジネスとしては成立しないですが、趣味プラスアルファとしては、私以外にも芽が出る人が多いのでは?と思います。年金生活は基本生活費がそれで賄えるので、それ以外に大きく儲ける必要が無いから、自分の本来の性格を活かした「好きなこと」がサラリーマン時代よりずっとやり易いと思っています。

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