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リタイアメントの生活改善研究ブログ

リタイア後の海外旅行を、オンリーワンなものにするには

      2017/05/08

他の旅行者に混じって、プロのガイドに引率されて、定番の観光地を次々に廻る式の海外旅行と、
自分だけで全部やる式の個人旅行、
どっちがお好みですか?

私は断然後者の個人旅行が好きです。(私の好みは個人旅行で、団体旅行がダメだということではないので念のため)

同じ考えを持つリタイアメントと、その予備軍の人にちょっとだけ参考になるように、自分独自のオンリーワン海外個人旅行が可能になることを書きました。

1.海外に知人・友人を作っておく
訪れた国に知人や友人がいるのと、自分達だけで知らない国を旅行するのでは、その国で得られるものが格段に違います。
・友人宅を訪問して、海外に暮らすことがどんなであるか、直接見聞きできます。
・街を案内してもらう。知ることができない酒場に行ける。商店や建築物など濃いウンチクを知ることができます。
・いわゆる「危ない地帯」を回避できます。
・異国で知人・友人と飯食いながら、酒飲みながら話し込むことは最高の気分です。
などなど。。。

こういう海外に住む知人や友人を作るには、リタイア前の会社員時代がチャンスがあります。「会社の最後の時期は海外人脈をつくる」期間と言っても過言ではないでしょう。
海外駐在員、外国人社員、海外から訪日した取引先の人などなど、会社生活ではさまざまな海外在住者に会う機会があります。自分には関係ないからと思わないで「そう遠くないうちにアンタの国に行くかもしれないから、その時には是非会いたい」と率直に言って、メールアドレスなどを交換し、毎年クリスマスメールを送るようにしたらいいと思います。

こういう人達は友人というより、会社を通じたビジネス上の知人ですが、その気になれば短期間にたくさんの海外在住者を知人につけることが可能です。

もし可能なら、そのうちの何人かとは友人関係にまで発展させ、できれば家族ぐるみのお付き合いになっておくともっといいです。

2.自分の子どもの留学先などに海外旅行する
海外留学のほかに、ワーキングホリデーなどで自分の子どもが海外滞在するときもチャンスです。

少なくとも半年か一年という長期に渡って外国に暮らしていますから、その間に街の特徴をよく掴んでいるハズ。それを利用して親がその国を訪問するという作戦です。

海外在住者よりきめ細かさには欠けますが、何か月も同じ街に住んでいた経験は、その街に限っては並の旅行ガイドより勝った知識を持っています。留学やワーホリから日本に帰国する最終週に一緒にその国を旅行したらいかがでしょうか。

3.旅行先での「うまくいかない出来事」も、観光のうち
冒頭に書いた「プロのガイドに引率されての団体海外旅行」は、ガイドが着いているから、全てお任せでとっても安心、食事も電車も空港での手続きも何にも迷うことなく、ホテルだって一流か、お値段なりの日本人好みの部屋がパックになっています。

それに比べて個人旅行では自分で計画して予約して、自力で全部することになりますから、全行程の中でひとつや二つはいつも「あ!ヤバ!!」の事態に見舞われます。
・ペラペラの英語過ぎて、相手が何言っているのか分からない
・間違った場所に行ってしまった
・お金をすられた
・借りたものが壊れていて使えない
・部屋の予約期間を間違えていた
・チップ出さなかったから睨まれた
・同行者が急に体調を壊した
私の経験でも軽く考えただけでこんなにあります。

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その時には「なんてこった・・・とほほ」状態になりますけど、帰国して思い出してみると「また行きたい」「今度は上手にやってやる」前向き気分に変わっているのが実感できるのです。

私の生まれて初めての海外旅行は贅沢にも現地ガイドが着いているビジネス出張でした。
そのとき、そのガイドから「トラベル イズ トラブル」ですからねぇ、と言われた意味が最近よく分かります。旅行ってものは思いがけない出来事に見舞われるからいいのです。

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