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今回のドイツ旅行で、うまくいったこと

      2017/05/08

日本には日本の、ドイツにはドイツの良さがあります。

1.鉄道網が発達しているドイツは、外出するのに時間が読めて助かった

ドイツは旅行に鉄道を活用したら良いことが今回の旅行で実感できました。これは行動範囲は広くとれます。周遊券もあり、各駅停車でもけっこう快適な旅ができます。今後またドイツへ旅行するとしたら積極的に鉄道を利用しようと思いました。

過去何回も出かけた東南アジアの鉄道は路線が限られているから、鉄道だけで行ける場所は限られていますし、バスは時間余裕を見て移動しなければなりませんでした。その点ドイツは街から街への移動がとても効率的。これで短期間にあちこち行きまくれます。

鉄道の良いところは路線図があり、運行時刻も分かり易いところです。その利点を活かして、行った先のホテルや駅で「明日はこの線に乗ってここへ行ってみょう」とか夫婦で相談でき、簡単にそこへ行くことができます。夜遅くなっても列車はあるし、ドイツについては体感的治安は日本と同じだと思ったから、安心して小旅行三昧できました。

バスではなかなかこうはいかないでしょう。バスはバス会社によって路線図がバラバラで乗継が分からないから、鉄道に比べると旅行プランを立てるのが難しく、臨機応変な現地の小旅行は難しいです。そういうう意味で、移り気な妻のリクエストに合わせて、気の向くところに行くならドイツはいいと思いました。それにドイツは綺麗な古い街並みが残る場所があちこちにあるので、観光好きな人を飽きさせません。

2.ドイツ人の友人に観光案内してもらったおかげで、行き難い場所にも行けた

鉄道よりもっと効率的なのはマイカーで観光地を巡ることです。幸いにもドイツ人の友人は私どものリクエストを快諾してくれて、リッターチョコレート工場やシュタイフのテディーベアミュージアム、それに古城にも連れて行ってくれました。アウトバーンを時速200キロで走りましたから鉄道で行く半分ぐらいの時間で、しかも駅から歩かなくて目的地まで行けました。これは大助かりです。

もしドイツに知人がいるなら、車での案内を頼んでみたらいいと思います。頼むときには「お任せで・・・」と曖昧な頼み方ではなく、日を指定して、行きたい場所を列挙して相手に取捨選択を考えてもらうのがいいと思います。

3.四つ星レストランで、とても高額だったけどランチした

ドイツのレストランは大抵店内と屋外にテーブル席があり、外の席から客で埋まっていくようでした。日本のレストランでは屋外席を設けているのが少ないから、屋外テーブルで道行く人通りを眺めながら食事するのは珍しいし、ヨーロッパ旅行の雰囲気を味わえました。一流レストランは値段がさすがに高いですが、この体験を一度もしないと、きっと帰ってから妻はグチを言うので、せめて一回の高級レストランでの食事は必須だと思います。

ドイツの物価は日本並みで決して安くはありません。メニューを見ると日本より高そうだと見えますが、実はそうでもありません。ドイツのレストランの料理は、日本のそれに比べたらボリュームが1.5倍から2倍ぐらいあるので、日本感覚で二人前頼んだら食べきれないことになってしまうでしょう。だから二人で一人前頼みシェアする。もし足りなければデザートのやっぱり日本の2杯ぐらい大きいケーキでお腹を満たすことにしたら、日本以下の値段で済ませることもできます。

だから旅行中はそんな食事のしかたばかりしていました。

でも女性は高級レストランに憧れ、一度でもいいからそういうレストランで食事したい欲望を忘れません。もしシェア食いばかりしていたら日本へ帰ってからロクなこと言われかねないと思い、ホテルの四つ星レストランでバイキングのランチをしました。

古い教会の鐘の音が聞こえる芝生に面した、パラソルのある屋外の席でした。妻はすごく喜んでくれましたので、これが成功だと思った理由です。

でも、実はその時の値段は軽く1万円を超えるような額で「ランチにして1万円かよ!」と内心つぶやきましたが、日ごろのシェア食いで節約できた旅行費用でなんとか賄いました。

実はドイツはランチこそ重視すべき食事タイムで、夕食よりもランチでしっかり食べる習慣があるらしいのです。だからたくさん食べることに備えてバイキングの料金が高く設定されていたようです。もしかしたら一品料理を注文した方が安く済んだかもしれなかったです。

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日本ではまさに清水の舞台から飛び降りないとランチに1万円は使わない私どもですが、ドイツではこの経験もきっとなかなか忘れない経験になったと思います。ただ、レストランの雰囲気とサービスは良かったのですが、料理の味はまあまあでした。後でドイツ人の友人に聞いたら「ドイツでは払うお金の額と料理の味は比例しない」と言われました。

4.ドイツは英語が思いのほかよく通じる国だった

ドイツ人は英語を話す人が少ないです。思った以上に少なくて、少々年配の人は英語をまったく話しませんでした。それでもなぜ私が「ドイツは英語が思いのほかよく通じる国だった」との印象を持ったかと言うと、英語を話すドイツ人の英語は、ゆっくりな英語なのであまり英語が上手くない私でも十分に聞き取れ、私のヘタな英語でもよく聞き取ってくれる、と思えたからです。

この理由は彼らドイツ人も英語ネイティブではなく、英語は外国語だから、喋る場合は母国語よりゆっくりになり、聞き取る場合は意味を“解析”してくれる、つまり少々舌足らずでも『こんな意味だろう』と聞き手が推測してくれるからではなかろうかと思います。

事実私の英語は相当ヒドイものですが、友人も駅の切符売場の担当者も、私とのコミュニケーションは問題なくできました。

これは妻を連れて旅行するときにかなり助かります。

もし上手く切符が買えないで列車を乗り損なったら、後で何を言われるか分かりません。

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