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困らないためのシーズンオフ海外旅行の注目点

      2017/05/08

シーズンオフに海外旅行すると確かに旅費節約できますが、落とし穴もありましたので、その穴について書き並べます。

日本と外国のシーズンオフは、違う

サラリーマン時代にはGWやお盆、年末年始ぐらいしか長期休暇を取り難くいですが、リタイアメントはそういう制約がありません。なのでGWが終わり梅雨に入る頃が旅行のシーズンオフと考えたくなるのですが、海外旅行は相手国の事情があり、よく調べないと日本はシーズンオフでも目的地は“オン”になっている場合があります。

日程を自由に選び易いよう、旅行の3か月より前に計画するようにした方がいいようです。
たとえば、私は今年6月上旬にドイツのシュツットガルトへ妻と旅行することにしました。「6月だからまあ空いているだろう」とタカをくくって3月末に航空券とホテルの予約に動いたら、シュツットガルトでは6月に入ると見本市が大規模に開催されるらしいことが分かりました。だから人で混んでしまい、ホテル代が高くつきます。しかしもはや5月には別の予定を入れていて日程変更できないので、仕方なく割高な宿泊費を飲むことにしました。もっと前から計画していたら5月中旬で格安だったのに・・・。

昨年の1月下旬にマレーシアのペナン島へ行ったとき、日本では正月ムードも終わり、さあ!これから仕事!ムードですが、ペナンではインド人が祝うヒンドゥー教の祭「タイプーサム」の真っ最中。インド本国では御法度のたくさんの針を体中に刺して練り歩く驚異の世界が繰り広げられるため、観光客で大混雑。道は大渋滞。ホテルの人にも「お祭り見るのが目的じゃないなら、何もこんな時に来なくても・・・」と言われ状態でした。

バスタミナルとタイプーサム会場を結ぶシャトルバスはインド人満載
indiafestival

こんな失敗をしないようにするために、出発の3か月以上前から次の手順でコスパベストの日程を見つけたらいいのではないかと、反省を手順にして書いてみました。

手順1 ベストシーズンを外した季節を旅行日程の候補にあげる

ネットで「海外旅行 ベストシーズン」と検索すると例えば次のようなサイトが見つかります。
海外旅行の観光ベストシーズン http://dlift.jp/
このサイトから目的地のベストシーズンが分かりますので、その前後の時期に狙いをつけます。

しかしベストシーズンにはそれなりのベストに選ばれる理由がありますから、その理由をある程度妥協しても大丈夫かどうか調べてからサイトを閉じなければなりません。オーロラを観に行くのにオーロラが出ないシーズンオフに行ったのでは妻に怒られるだけです。

手順2 次に、航空券代+宿泊費で絞る

だいたい何月が良さそうな時期が分かったら、旅行会社のネット予約サイトを広げて具体的な旅行期間を入力し、航空券の値段を調べます。
航空券は旅行の期間によって変わりますからいろいろバリエーションを組んで入力してみて、いつの何泊何日が良さそうかをチェックします。私はいつもH.I.S.サイトにお世話になり「前後3日で比べる」という機能を参考にして旅行の季節と宿泊数を決めています。
http://e.his-j.com/shop/air/search.aspx

手順3 暴風雨や大雪の無さそうな季節で絞る

しかし注意しなけれなならないのが、夏の台風と冬の大雪です。もし悪天候で飛行機が欠航したら・・・
旅行会社のパッケージ旅行商品を契約するのならば、旅行そのものがキャンセルされて払い戻しされる契約になっている商品も多いと思いますが、格安航空チケットとホテルを別々に契約した場合はどっちもキャンセル料を支払って旅行行けない場合も有り得るでしょう。だからキャンセル払い戻しができないタイプの旅行は8月〜10月の台風シーズンと1月〜3月上旬の大雪シーズンは避けた方がいいかもしれません。

もしかしたら行先の国で台風や大雪を食らって帰国が遅れる可能性もあるから、それも調べた方がいいけど、もしそうなっても遅れるだけで帰って来られるだろうから“行けない”よりはマシだと私は考えています。

手順4 気温や降水量とイベント情報で決定する

私も妻もアラフィフ超えたら冬の寒さはもうダメです。
なのでどんなに格安でお買い得でも冬に寒い国へ旅行する気にはなれないです。
気温が暑いのはいいけど“蒸し暑い”のはやっぱりダメだから、気温、湿度、降水量は念のために調べて、多少問題あっても行く場合は覚悟を持ち、妻にはそう言い聞かせて行かなければあとで怒られてばかりの海外旅行になってしまうでしょう。

現地のイベント情報も前述したように大事です。
イベント参加の目的だったらこの情報は必ず調べるからいいですけど、問題は“イベントとは関係なく旅行に行きたい場合”です。イベントに興味が無いから、行って初めてイベントに出くわし、人ごみや、場合によってはスリや置き引きのリスクが増えてしまうことを避けるために、ネットで現地のイベントを調べておきたいものです。


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