リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

「仕事を辞める」と「会社を辞める」を混同しないでほしい

      2017/05/07

巷では会社を辞めたら「無職」とか「失業」と言いますが、会社を辞めることイコール仕事を辞めることという発想は狭すぎます。「会社に属さなくても仕事している人はたくさんいる」・・・と説いたところで的外れな回答であることは目に見えているので、その手の総論的な説明を避けて、どうすれば会社を辞めても仕事していると「実感できるだろうか?」について考えてみたいと思います。

良さそうな教材としては「ライフハッカー」のサイトが配信した下記記事が参考になるので、その書かれた内容をもとに付け足して書いてみたいと思います。
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ライフハッカー[日本版]「リタイアが、心身の健康に良くないのは生活に大事な4つのものを・・・」へのリンク

上記リンク先記事では「会社を辞めること イコール 仕事を辞めること」の論調になっていますが、会社を辞めても「大事な4つは得られますよ」の方法が、やり方によっては探し出せます。

1.会社で「遊ぶ」という楽しみは・・・
会社生活で得られることの数々のうち「同僚」の価値はすごく高いです。おそらく給料がちゃんと支払われて、悪くない同僚に囲まれて仕事をするだけで、たとえ仕事内容が面白くないくてもその会社に勤める価値はものすごく高いものになるでしょう。これは大庭夏男はそう実感します。その同僚と休憩室で雑談したり飲みに行って喋るのはグチですか?悪口ですか?前向きな話ですか?いずれにしろかなり質の高い「遊び」となることは確かです。しかし会社を辞めると同僚たちとの交流は立ち消えますから「会社に勤め続けるべきだ」という意見が出てきます。

しかし同じ種類の「同僚」のような存在は住む地域で再構築可能です。直入に言うとそれは地域ボランティアや町内会のようなところです。これを聞いただけで「な~んだ、またそれか」と思う方も少なくないと想像しますが、単にそこに加入してぶら下がって活動していてはかつての会社生活のような楽しい遊びはできません。推奨する楽しみ方は、そのボランティア団体や町内会の誰かと組んで「新しい取り組み」を立ち上げることです。

そういう団体はたいてい「過去の習慣」があります。なので新しいことを始めようとすると必ず抵抗勢力が出現します。すんなり進まないから葛藤し、腹も立つし、反対に克服できると「勝った!」を感じて興奮します。こんなふうに仲良しの集まりの中で波風立てると、その雰囲気は会社の雰囲気に近くなりますから、敵と味方に分かれた中で相手の悪口やグチや前向きな話を一緒に飲みながらする。私は思うのですが、男はいつになってもこういう「戦争ごっこ」みたいな遊びが好きなのです。

実際、これらのボランティアや町内会の活動は「仕事」なんです。会社を離れた地域のための仕事に他なりません。

2.どうしても解決したい「困りごと」があれば創造性は養える
会社に居て創造性が発揮できる理由は、会社の仕事にはいつも課題がつきまとい、期限があるから「どうやったらスグに解決できる」をいつも考えるからです。会社を辞めて家に引きこもると全てがマイペースになるから「まあ、いいか」のオンパレードになり創造性が低下します。

これを解決する方法のひとつは「お金のことを考える」をするといいと思います。リタイアしたら収入が減るまたは無くなるからお金の管理は当然必要性が高まります。
限りあるお金を使って「どううまく使おう?」「どう増やそう?」「どう稼ごう?」を毎日興味を持って考え続けると、それに派生して株式投資やネットビジネスに興味が湧きます。

節約や倹約にも興味が湧くことでしょう。
すると自作とか手料理に発展し、それらをうまくこなすための試行錯誤とか、多方面に創造性が発揮されます。これは大庭夏男の実感としては会社生活での創造より高い創造性を求められると考えています。会社ではせっかく閃いてもすぐ行動できないことなど多かったですが、家庭の中ではすぐできるものばかりです。

これらは「家事」という仕事のうちです。会社勤めだけが仕事ではありません。

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3.社交性と学びについても上述の二つに含まれてしまう
リタイアしたら「お金のことに想いを馳せる」ことと「近所にある“気の合いそうな人”がいるボランティア団体などに入る」で、会社を辞めた「生活価値の低下」は気にならないほどに再構築できる可能性があります。

当然、辞めた直後の3か月から3年間程度は慣れるための「低下」はあるでしょう。

ただ「リタイアすると心身の健康に悪い」と思い込むのは将来の生活の価値を維持する可能性を妨げます。やり方次第でそうはなりません。

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