リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

アーリーリタイアメントは「ホームあり」

      2017/05/08

今日読んだネット記事で、ホームレスとアーリーリタイアメントの違いは、家(財産)があるか、無いか、それだけの違いだと思いました。なので本日もニュース記事についての感想文を記事化します。その記事とはコレ
↓↓↓
http://news.livedoor.com/article/detail/10542299/

ホームレスが「良い」と思う人はまず皆無だと思いますし、私も好感しません。彼らもそうなりたくて志願してなったのではなく、仕方なく流れ流れてそうなった、と思われます。しかし記事を読むとどうもその世界には、独自の文化が育っているらしく思えました。このようなニュース記事でしかその世界をうかがい知れませんから、まさに私にとってはこの記事は「特ダネ」情報!です。

記事を読んで気づいたことは・・・

1.まず、記事タイトルにあるように、限られた世界に通じるエリートが必ずいるということ

あいりん地区では「日雇労働被保険者手帳」を所持する者こそ、道を歩く姿にオーラを感じるエリートだと書いてあります。彼らエリートは、手に職を持ち、しかし会社に勤めずこの通称「白手帳」を持ち、毎朝優先的に雇われ、マイクロバスに悠々と乗り込み、工事現場で活躍する。こんなエリートモデルが確立されていると書いてあります。

エリートと聞くとスグに超一流大学を出て、超一流会社の出世コースに乗った人か、お役人様をイメージしますが、これも見方を変えればサラリーマン世界という限られた中でのエリートであり、リタイアメント世界では同じエリートモデルは通用しそうもありません。

リタイアメントのエリートの所持品は、いったい何でしょうか?
海外ロングステイビザか?スポーツジムの会員証か?大学聴講生の学生証か?はたまた個人事業主の開業届でしょうか??

2.彼らも大庭夏男も、他人に拘束されて仕事するのが嫌だったのだ

彼らの中のひとりは他人に拘束されるのが嫌だったので、喧嘩して勤め先を飛び出し、流れ流れてあいりん地区でホームレス生活にたどり着いたようです。

一方の大庭夏男は、他人に拘束されて仕事するのが嫌だったので、将来会社を辞めて独立したいと思い、だけどその準備が整うまでは我慢して他人に使われ続け、早期に従業員世界から脱走しました。行き着いた先は自分の部屋のパソコンの前。なので大庭夏男は「ホームあり生活」。

大庭夏男と彼は相似形をしているように思いましたが、唯一違うのは、喧嘩して飛び出すという行為を私はせず、万事計画的に脱走を準備したことです。

3.彼らの生活は快適で自由で、穏やかだと言う

これは一見信じられません。なにが穏やかで快適なのか??自由なのは分かるけど・・・。
と、思いがちですが、サラリーマン世界に生きる人達にとってはリタイアメント生活が同じように目に映るのはまず間違いないと思われます。ふつうの家持ち人間にホームレスの世界観が理解し難いように、毎日働く仕事とカイシャ組織があって、給料を受け取って生活する人々にその両方が無くなったリタイアメントの、なにが穏やかで快適なのか??自由なのは分かるけど・・・。と、同じ感想を述べるに違いありません。

しかしリタイアメントもいっぺんハマってしまうともう「こんな穏やかな日々を手放してなるものか」と考えられるように変化します。

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そのような心境になるには、リタイアメントの場合、白手帳ではなく「年金手帳」が小道具だったり、リタイアしてから行う「好きなこと」すなわち「手に職」が少なからず要ります。ただ「手に職」と言ってもサラリーマンやあいりん地区の仕事人ではありませんから、食えるほど稼がなくってもいい「手に職」です。

そういう「手に職」は、ふつう「そんなもんじゃ食えねえさ」と言われる、たとえばモノ書きとか、芸術とか、作曲とかなんとか、そういうものでは?という気がします。想像してみてください、そのような「好きな世界」に毎日没頭できる生活がどんなに穏やかであろうことか。

リタイアメントは大半の人が好むか好まないかにかかわらず、いつかはそういう生活を送る日が来てしまいます。その日が来ると今までの生活は一変するので、それを想像するとホームレスとダブって見えてしまい、ブルーな気分にもなるかもしれませんが、その心理はまだ経験しない、しかも世間は憧れないだろう世界だからだと思われます。

ところが、別の世界には別の可能性が存在し、やり方によってはその世界のエリートになるのも無理ではない。こういうことが言えそうだと、上述記事を読み、そう思いました。

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