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最初のボランティアでの思い違い

      2017/05/08

ボランティア活動はサラリーマンのセンスが通用しなくて始めると多かれ少なかれ違和感があります。最初に参加したボランティア団体で感じた違和感とは・・・

最初のボランティア活動の参加は、私がまだ会社員だった頃に参加した「里山再生」をする団体が行うものでした。そのような自然を相手に活動することに興味が有ったし、子どもの頃の虫取りや生き物採集もまたできるのでは、と期待していました。活動は、持ち主が田畑を手放したので荒地になってしまったところを活動フィールドにして、月に二日ぐらいの活動日にはピクニック気分半分で参加でき、最初の頃はそれで満足できていました。

しかし始めてから1年経つ頃に『この活動はいったい何のためにやっているのだろうか?』『まるで仲良しクラブの会合のようで、私がやるのはこの活動ではないかも?』と違和感を感じるようになってしまった、というのが私のボランティア回り道の発端でした。

この団体の活動で一番やったことは「穴掘り」です。
地面に穴を掘って水を通しにくい土を入れ、小川から水を引いて池を作ります。池の中には近くで捕ってきた小魚や水生昆虫を放ち、周囲にある植物も少し池の周りに植えておきます。そうして何年か経つとたくさんの種類の昆虫や小動物が寄ってくるようになります。
その活動団体はこんな活動が本来です。

ときどき生物の専門家も来て、虫や植物の解説をしてくれたことは、まさに期待通りでしたが、1年ほど活動した後、なぜかその活動に“足りないもの”を感じるようになりました。本来の活動の他に“お遊び会”みたいな活動がけっこう有ったからです。
最初の頃は、たまにはそういうものが有ってもいいか、と気にしませんでしたが、次第に「もっと本来の活動をやったらいいのに・・・」と内心不満に思うようになりました。
それで「何のために活動しているのか」が見えにくくなって、その活動団体の運営が場当たり的ではないか?と疑問が湧いてきたのです。

この頃の私は会社では専門職に就いていて、仕事は目的と目標を決めて、手順とスケジュールも決めてやるものだ、と思っていましたから、そんな目でボランティア活動を眺めると、何だか仲良しクラブの様相に見えたので、そういう活動に自分が加わる意義がどれだけあるのか?と考え込んでしまったのです。

しかしそれと同じ頃に私は転勤になって単身赴任生活が始まってしまいました。事実上活動参加は困難になったので、ボランティア活動はそれを理由に休止し、そこからしばらく幽霊会員でした。

結局、現在はその活動にまた舞い戻っていて、やっとその活動に加わる意義が分かったのですが、そこに至るまでには残る3つの別のボランティア活動を転々としました。『この団体が私のやりたい事と違うのではないか?』と感じたので、別の団体に参加することに方向転換したからです。この経験は、まさに“回り道してみないと分からない”をそのまま実行した感じがします。

どんな回り道したのか?
次に参加したのは日本でも有名なNPO団体です。<次回に続く>


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