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リタイアメントの生活改善研究ブログ

自宅男子の散歩ノウハウ

      2017/05/08

「散歩にノウハウなんかあるのか?」 多分あると思います!

私の住む新興住宅地の高齢者に比べて、そこから車で10分離れた農家地帯での同様な高齢者は、見た目明らかに、健康に見えます。

私のご近所さんは、奥さんが元気で女性らしい姿でもあるのに、その旦那さんがほとんど歩けない状態になっているご家庭がいくつもありますが、農家地帯の80歳男子は、まだ軽トラで農道を飛ばし、重い肥料袋を荷台にドサドサ載せたりできています。

この差は、まず間違いなくいつも体を動かしているか、テレビかパソコンの前に座ったっきり生活か、の違いでしょう。もしそうなら、毎日の散歩で少しは農家男子レベルに近づけると・・・私は思いますから真剣です。

毎日散歩を続けるためには・・・

1.毎日散歩できる、自宅近くのコースを選ぶ

「散歩コースは観光スポットがいい」などと前述しましたが、それがバスや電車に乗って行くようなとことであれば、毎日そこに行くのは無理っていうもんです。

散歩やウォーキングは毎日の日課にしなければ、きっと長続きしないでテレビ前座り生活にカムバックします。そうならないように、自宅からバス通りに出て、バス路線に沿って歩道を2キロ歩き、またその道を戻ってくるような、一見つまんないコースであってもそれを基本散歩コースにして、毎日そこに出て歩くことを習慣にしなければ・・・「歩けなくなる日」は急接近するかもです。

2.散歩が特に好きではないなら、用事をしに行く

犬の散歩や、妻と散歩するのは、それ自体が散歩する大きい理由になりますからそれでいいのですが、独りの散歩はもう少し息苦しさがあります。歩く以外に目的がハッキリしないと「なんで俺こんな時間つぶしばっかり・・・」と会社に居た頃が懐かしくなって、散歩起因の会社シックになったりするといけません。そのためには、日課になるまでの期間、散歩に行く客観的理由を作った方がいいです。その代表的な理由は「買い物に行く」です。リタイアすると普通は自由時間がいっぱいありますから、ちょっとした買い物でも、できるだけ遠い店に買いに行くようにしたら時間が潰せます、それに、ついでにそのときに歩いて行けば有酸素運動ができてしまうから、なおいいのです。買い物の他には、人によってパチンコ、図書館通い、医者通いなど。散歩ではない用事をするために「歩いて行く」理由があるから「毎日歩く」が長続きできるようになって、ついに日課になるでしょう。

3.ショートカットできる道を選ぶ

ショートカットは近道がある、あるいはバスや電車に乗って帰ることもできる道のことです。だから自宅近くのバス道は散歩向きなのです。こうする理由は、もし散歩中に雷雨など天気の急変、急に脚が痛くて歩き難くなった、などの場合にすぐに自宅へ帰ることができるからです。

私の父は生前に散歩中、自宅までの帰り道に右半身が急に動かなくなったことがありました。自宅に何とか脚を引きずり休んでいると治ったので、念のため医者に行ったら脳内血管が一時的に塞がったためなのだそうです。

リタイアメントはだいたい高齢者かその手前ぐらいが多いと思いますから、散歩は緊急にすぐ帰れるように考えておくのがいいです。

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4.ところどころにコンビニがある道を選ぶ

これは熱中症とか疲れすぎを感じたら、そこにとりあえず逃げ込んで、スポーツドリンク買って飲むとか、中のイートインスペースでコーヒー飲んで休むためです。

まあそういう体調の悪さを感じなくても、散歩は歩きっ放しより途中に立ち寄るところが有った方が楽しいです。コンビニでなくても本屋でも市役所や図書館でもいいですが、あまりお金かからず、いつも行けて、いつも同じような人が働いているようなお店がなんだか落ち着きます。

5.ときどき変化がある道がいい

季節によって花や紅葉が見られたり、八百屋の店先にある野菜に変化があったり、カエルやコオロギの鳴き声が聞こえたりするような、ときどき変化があるコースは、歩いていて飽きないと思うし、もしかしたらそいつをネタに「ふと投稿することを思いついたり」する、散歩の派生が起きるかもしれません。

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6.顔見知りができれば、なおいい

「いつも同じような人が働いているようなお店」が落ち着くと前述したように、単に顔を知っている程度でも、何だか「つながった感」が出ます。よく見るテパ地下の食品売り場巡りする年配人、あれも散歩のひとつの型だと私は思いますが、そのデパート店員の話によると、多くのデパート店員は、あれを迷惑がっているらしいです。買わないで試食ばっかりつまみ食いするし、話をすると長くなって困るから。

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だから、あまり人間関係に飢えてお店に出かけて買いもしないのに話込まない方がいいと、私は思います。が、しかし「あの人今日も働いているな」のように見ているだけで案外いろいろ気づくことがあります。キレイなお店の裏側が乱雑だったり・・・ムッツリした顔しているのに子ども好きだったり・・・。ブログネタにも成り得ます。

7.定番の散歩コースが決まってきたら、あまりアレンジしない方がいい

散歩に慣れてくると、歩きながら考え事をしたり、いつもの場所のお店を見たり、花や木を見ることも日課になり、それが取材活動にまでなったりするのですが、そういう場合には「落ち着き」が必要です。落ち着いてリラックスしていれば色んなものが見つかるようになるから、そういう雰囲気を育てるようにしたいわけです。

でも、今日はこの道、明日はあっちの道、と毎日違うところを歩いていると、緊張感が先だって「定点観測」できなくなってしまいます。なので、散歩コースは、昔は哲学者が歩きながら考えたような・・・毎日同じ道がいいと思います。

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