リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

散歩は多目的化できる

      2017/05/08

「散歩は何のためにするのか?」を考えてみたいと思います。いくつもの違った目的を組み合わせることで、重い腰を上げて無理やり散歩することなく、散歩のウォーキング運動が定着してできるようになるはずです。

1.エクササイズを目的にする

運動不足対策のために「歩く」という目的です。きわめてアタリマエな目的なのですが、自分のリタイア生活経験上、最近妙なことに気づきました。それを平たく言うと「最近ちょっと俺ボケたのか?」と思えるような現象がみられるのです。今やっていた事を忘れる。車の運転中に注意力散漫による「お!っとビックリ」が増えた。「あなた何度同じこと言わせるの!」と妻に言われる回数が増した。こういう自覚症状があり周囲も妻のように気づいているボケたみたいな状態が「軽度認知障害」で、放っておくと何人かに一人は認知症に駒を進めることになるとあります。

この対策のひとつに「有酸素運動」というのが書いてあり、まさしくそれはウォーキングが有酸素運動になり得るというものです。積極的に買い物に出たり、友人と喋りに外に出る傾向の強い女性はこの限りでもないかもですが、男の場合、私自身も、近所の高齢の方々の場合も、男は退職後に独りで居ることが多くなってしまいがち。これを急に修正するのも現実できるかどうか分からないから、まずは散歩を毎日の日課にして、有酸素運動を積極的にするべきではないでしょうか。

2.思いがけないキッカケを発見する目的

散歩中に「ふと雰囲気の良さそうなバーを見つけた・・・」みたいな「ふと○○」が、思いがけず見つかったとき、それがキッカケになって新しいことを始められるかもしれません。自宅男子生活では出不精になり、家に居る限りキッカケはせいぜいネットかテレビぐらいしかありません。退屈になってしまいます。

外を歩いて面白そうなものを発見するには多少コツが要ります。何回か同じところを歩いているうちに「あそこを通ると面白いことがあるかも!」みたいな匂いがしてくる場所を何か所か見つけられるようになると思います。たとえば、綺麗な大きい花が咲く家の庭がある、とか、アンティーク屋がときどき珍しい古家具を入荷する、とかいった類です。

慣れてくると2回ぐらい通っただけで「ここは面白そうな匂いがする」と鼻が利くようになる・・・と思います。こういう面白いこと発見能力?は、それ自体が知的活動になるから前述の「軽度認知障害」にも効果ありそうですが、もっといいのは、こういう面白いことを目ざとく見つける技は、旅行に役に立つということではないかと思います。旅行は少ない日程でたくさん楽しんだ者勝ちです。

3.散歩から他のことを派生させる目的

リタイア生活を続けていると、毎日同じことばかりする日課がついてしまいます。というのが私の実感です。
会社のように同僚や上司からアレコレ言われないから自分で今日することを決めるため、ついもやっている事を今日もする、みたいになってしまいます。

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これは症状が進むと、新しいことを始める気力が無くなり、ワンパターン暮らしの引きこもりになる心配が自分でも感じていますから怖いです。散歩やウォーキングはとにかく外に出るから、それだけで解放的な気がしてくるし、その気の波に乗って昨日とちょっと違うことをしてみたら、ワンパターン暮らしに陥らないでしょう。たとえそれが初めての喫茶店でコーヒーを飲むような些細なことであっても。

実際、散歩していると「写真を撮ってみようか」とか、「バードウォッチングやってみようか」とか、「今度京都に旅行してみようか」とか、いろいろやってみたいことが思い着くことがあります。その思い着いたこと全部やれないにしても、10個にひとつぐらいは実際にやってみることにつながる可能性は少なくないでしょう。

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4.取材する目的

私はブログを書いているので、散歩はブログ記事を書くための取材になりますが、そうでなくても取材はできます。それに取材こそ散歩するための最上のモチベーションだと思います。

例えば散歩先を街の繁華街にして「今度知人が来るから良さそうな居酒屋を探そう」と、居酒屋事情を取材しに夕刻から飲み屋周辺を散歩するとか、そういう取材もできます。たぶんこれは「テーマを持って街を歩いて調べる」ということだと思います。

この取材という散歩目的は、前述の旅行でもそのまんま役立つことになり、旅行先で、目的地に到着したら早速現地居酒屋事情を調査し、その店で食べた料理を記事にしてネットにアップするようにもできます。これなら普段鍛えた散歩力で一人旅は楽しくできるでしょう。

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