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節約は無理!太陽光発電

      2017/05/08

「自宅の屋根にソーラーパネルを載せて太陽光発電」で家計節約するのは無理というものです。

趣味的満足度★★☆☆☆
家計節約度 ☆☆☆☆☆
「電力自給」は屋根にソーラーシステムを設置すれば簡単!にできます。まさに世のトレンドにも乗る、自慢できる自給生活ができることでしょう!?
と、私はそう思い込み、10年前にソーラーシステムを設置しました。その結果確かに年間に電力の“買い”と“売り”を比較したら、売りがやや上回る実績をタタキ出すことができていますが、これは我が家の電気代節約運動の成果でもあります。でも実のところ、ソーラーシステムは「やるんじゃなかった・・・」と後悔しています。
なぜか?

太陽光発電のメリットは「現代の“うだつ”」

「うだつが上がるの上がらないの」という言葉は言葉として残っていますが「うだつ」自体はもはや過去のもの。新築戸建住宅に「うだつを取り付けてくれ」と工務店に依頼するオーナーは数少ないのではないでしょうか。その代わりになるのが「ソーラーシステム」だと思います。

「あ!おたくソーラーシステム付いているじゃないですかぁ・・・さすがですねぇ!」
「・・・いやいや、ベツにそれほどでも。。」
「でもソーラーって高いんでしょ!それを付けちゃうなんて、さぞかしお金持ちなんですね♪」
「そんなことないですよぉ。ただ私は環境に良いことしたいと思って・・・」
「な、なんと高尚なお考え!さすがですねぇ」

とこんな会話を楽しめるかも?しれません。が、そんな会話も設置後1年でもう聞かれなくなります。あとは屋根に機械がある平凡な毎日。自動車なら機械でも乗ってドライブする楽しみがありますが、ソーラーシステムは使って楽しいというのは基本ありません。ふだんは見るだけしか能が無いんです。

投資を売電収入でペイできるのは20年はかかる

実際にエネルギー自給はできたとして、ソーラーシステムを買ったお値段をペイするのはきっと20年内外かかるでしょう。私は早まって10年前のまだ高価格だった時代に設置したものだから30年かかる計算です。30年経ってシステムは性能劣化している頃にやっと稼ぎ出すだなんて。どう思います?

更に20年とか30年の間にはきっと故障が起きることでしょう。特に定価50万円するという電力コントローラーは使われている電子回路の寿命は10年程度らしいです。我が家のソーラーシステムはまだ設置以来ノントラブルですが、もう近日中に50万円の設備更新の必要に迫られるハズです。そうなると投資回収は40年以上かかる計算になりますから、生きている間に投資回収できないことになります。ただ、今はソーラーシステムの値段がだいぶ下がったのでまあ30年もあったら投資回収できるでしょうか。

ソーラーシステムを買った裏の理由

上述のようにソーラーシステムは大きなお金を使って、その後30年ぐらいかけてボチボチ回収するようなシロモノです。
これを私は「ウチの財産を減らすために使いました」という裏理由がありました。

どういうことか?
私がまとまったお金を持っていると分かっている者から「ねえ、お金が必要なの」と言われる心配があったので、その手持ちのお金で高額なソーラーシステムを買ってしまい「アレに使ったからもう無いよ」と、こんな策略を立てて実行しました。

その実際の効果は分かりません。その心配された者からのお金の無心は今までありませんでした。元々そんな心配は杞憂だったのか、あるいは効果を発揮したためなのか、分かりません。

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「太陽光発電やりたいな!」と聞かれたら「やめておいたら?」と言います

上述の裏事情は私の特殊な経緯であって、誰もがそんな事情を抱えているわけではないでしょう。となると、いったい太陽光発電は何がいいのか?と聞かれたら「私は環境に優しいことをしている人なのです」と言う以外に多分何もないと思います。遠い30年も先の節約は言えないでしょう。

手に入れて、自動車みたいに「楽しいなぁ〜」と思うことも無く、ただ屋根に機械が載っているだけの生活は・・・何もすることが無いから“退屈”なんです。
こんなに退屈なモノを買うぐらいなら、その予算の内、電力コントローラーを買う50万円を使って株取引をした方が、まだスリルを味わえて経済ニュースに首ったけになれるだけ幸せではないかと、そう思っています。

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