老後2千万円に殺されない生活日記

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デパート銘柄の株主優待を集める妻の態度

   

株主優待は、株主へ企業が贈る「粗品」のようなものですが、女の戦場では、デパート銘柄の株主優待カードを「所持する優越感」というのがあると言います。

株主優待を受けるためには株を長期保有しなければなりません。短期保有であっても「株主権利確定日」という日の前に買えば株主優待の権利ができるので、その日が過ぎたら売っても優待の品物は送られてくるけど、次回も受けたいならまた買わなくてはなりませんので、そんなこと面倒だと思う人は「あたしは売りません」と言いながら株を長くもっています。

私の妻がこういう「株を売らない女」なタイプ。

妻の株コレクションはデパート銘柄株
既に高島屋(8233)、大丸・松坂屋を抱えるJフロント・リテーリング(3086)、それとイオン(8267)がこのデパート銘柄株カテゴリーにラインナップされていまして「絶対売らない!」と言っています。
Yokohama Night

なぜ株価上昇しても売らないのか・・・
デパートの「株主優待カード」が妻のステータスシンボルになっているからです。
なぜなら・・・
株主優待カードを持っているとひとから羨ましがられて優越感に浸れるから。

たとえば「高島屋カード」持っている人はザラにいるけど「高島屋株主優待カード」持っている人はザラではないので、妻が高島屋でそれをさりげなく使っている場面を友人や知人が見たら「なに!?それ、どこで作るの?」とかいう会話が始まり「え!証券会社行かないと株って買えないの!」「証券会社ってなんだか怖いことない?」「いくらでその株ってものが買えるの?」と会話が進み、その質問に答えていくのが特に優越感に浸れると、証言しています。

そんな優越感をゲットするために総額200万円近くに上る資金を株につぎ込んだ妻は、ほんとうにそれを売るつもりは無いようです。今はそれなりに含み益がついているにもかかわらず。

株主優待のいいところは、例えばそのデパートの業績が悪くなると、含み損が出ることはもちろん、配当金も減額されたり無配になったりしますが、株主優待の中身はそれらに比べると安定的でなかなか変わらないという安心感があるところ。

それにデパートの株主優待カードの直接のご利益は、せいぜい10%引きで商品が買える程度のものだから、考えようによってはあまり大したものでないけど、上述のように株主優待カードそのものを所持していることに「後光が差している」こういう絶大な効果があると言います。

きっとこれらのデパート銘柄株は、終生持っていて、そのまま死に、遺産として子どもが名義変更手続きすることになるのでしょう。

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