投資信託は「株より安心!」と思いたくなる理由
「株は怖い」
株は紙屑になることがあります。これは本当に私自身にも起きた話ですから間違いありません。10年以上前、「日本コーリン」という医療機器会社の20万円の株がある日マジ紙屑になってしまって頭の中真っ白!部屋の中で躓いて転びました。
その点、投資信託なら安心です!ジェットコースター状態にならずに済む・・・
これって本当!?????
実際に、現実に、私は投資信託かなりやってます。ウン百万円も投信を買っていて、株はせいぜいウン十万円なので投資信託は株より10倍安心だと・・・思っているから。今日はそれを自己検証してみました。
なぜ投資信託は株より安心だと(私が)思っているのか・・・
1.株は紙屑になる可能性があるけど、投資信託はそうならない???
紙屑にはならないけど「繰り上げ償還」という強制売却はあり得る。要は解約者続出などで運営するための資産が少なくなり過ぎたとき、償還期限を繰り上げて清算して終わりにしてしまうこと。だからきっと損を出す。株のように紙屑かどうかはあまりないかも?場合によるみたいですが。。
ちなみに、楽天証券取扱いで2014年度に繰り上げ償還となった投信は、数えてみると34個あった。想像より多い!
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https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/Companyfile/fund_caution.html#20150907_01
2.株は値動きが激しいけど、投資信託の値動きはマイルド!?
どの株とどの投信を比べるかによる。私の場合は株は少額しか投資しないので、ビューンと上がる(ビューンと下がるのが最近だけど)可能性があるのを買うから値動きが激しい。投資信託は大きなお金で買っているから、リスクが低いとされているのしか買わないからそう見えるのは致し方ない。
3.投資信託は分配金というのがあるから安心
実際は分配金で儲かるはずがないけど、数年持ってりゃ基準価格が半分まで落ちても分配金の累積で儲かる!とか皮算用して、勝手に安心感を自分で作り出してしまう。投資信託を銀行で買う人は、もしかしたら分配金を預金利息と同じようなものと思っている人は多いのではないか?分配金は利息でなくて値段(基準価格)が下がっている間は預けた自分のお金を引き出しているようなもの。そう思っても「まだ値段がついている間に引き出し続けているから安心じゃない」と更に「安心だ」と思ってしまうから始末が悪い。
4.投資信託はファンドマネージャーがヤバくなったら危険回避するだろう
銘柄組み換えなどをやっているようだけど・・・実際は下げるときにはけっこう大きく下げている。
こうやて書き出してみると投資信託は株より安心だということはなく、株も投資信託も似たようなものだからリスクが高そうなものには少額を、低いものはそれなりにつぎ込んでも。という「金額で調整する」のがいいと私は思っています。
どうも投資信託は安心なのではなく「投資の初心者に『安心だと思われやすい』」ということのようです。
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http://allabout.co.jp/gm/gc/11546/