老後2千万円に殺されない生活日記

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行動の投機について あるねっと記事を読んでの感想

   

「行動の投機」という考えもアリか!と考えさせられる記事を目にしたので、これを読むと複雑な気にさせられるのだが、ひとつの「投機」としての考え方だとも思ったのでここにメモすることにしました。

2021年のゴールデンウイーク、旅行した人は自粛していた人より断然賢い という説についてです。(下に添付の記事)

この記事の主張している主旨と、株式投機の考え方は似ています。相似形だと言えます。

株の格言に「人の行く裏道に道あり花の山」があります。ふつうの人とは真逆のことをする方が、おいしい結果に結びつきやすいという意味です。

これを上記記事に当てはめると、自粛要請されて素直に従って家に閉じこもっている多くの方々を後目に、あえてリスクを負って旅行に出かけてみたら、やっぱり期待は当たった!少数の同じ考えの旅行者で適度に人出がある中をおいしく旅行できた。と言っているようで、まさに最悪の株式市場コンディションで買いに出動して利益狙う投機と似た行動、相似形の行動だと感じられます。

ただ株の投機もコロナ禍の旅行もリスクは小さくないわけで「落ちてくるナイフを掴むな」という戒めの格言もあるぐらいです。だから多くの人は落ちてくる株価が底値を売って再び上昇に転じてきた頃合いを狙って買いに走るのですが、私の経験ではこのとき「時すでに遅し」となってしまうわけですね。上昇がハッキリ分かったときに買っても利ザヤは大きくないのです。

きっと上述の旅行のような行動の投機でも似たようなことが言えるのでしょう。誰もが「もう大丈夫」と考える頃にはリスクは小さくなっているのはいいけれど、記事でも語っているような「ちょうどいい混雑具合だった・・・」と夢のような言葉を語る時期を逸してしまっているのでしょう。

投資は「探検」のように用意周到で注意深く行うことだと思いますが、投機になると「冒険」の色合いがずっと濃くなるような気がします。イチかバチかやってみよう!になりがちです。

暴落のもとで株を買い進むこととコロナ禍で旅行にでかけるのとはとても似ている行動です。暴落時に株を買いことと、コロナ禍で旅行へあえて出ることは、両方ともニッポンの法律で何も規制されていません。ふつうはやらん方がエエのではないですか!という程度です。だから冒険に出ることはできます。

そして成功!したら語ることもできます。しかし失敗したら語られることは無いでしょう。

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