老後2千万円に殺されない生活日記

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インフレの足音と、商品先物インデックスファンドのステキな関係

   

以前から、世の中いずれインフレになる!とささやかれていましたが、そのインフレの足音が最近大きくなったように感じます。

数年前から将来インフレになった場合に損出さないように、2つのインデックスファンドをeMAXIS(イーマクシス、三菱UFJ国際投信)を使って少し購入していましたが、最近2つの内のひとつ、eMAXISプラス コモディティインデックスファンドがやっと平均購入価格を上回り、利益が出る状態になりました。残るeMAXIS 国内物価連動国債インデックスファンドの方はまだまだ含み損です。

この2つのチャートイメージを上下に並べたものが下の絵です。

少々左右にずれているのは勘弁していただくとして、2020年の4月を境にしてコモディティ(商品先物)ファンドの方(下のチャート)はその後ぐんぐんと基準価格が上昇しています。それに対して国内物価連動国債ファンド(上のチャート)は同じ期間でほぼヨコヨコ。多少2020年の夏以降にフワッと上向きになったのかもしれません。

コモディティは商品先物ですから国際的な価格変動を扱い、それに対して物価連動国債はニッポン国内の物価変動を扱っています。だからこの2つの比較は国際的にはもうインフレがまじまじと目の前に見られる、あるいはもう明日はインフレ開始!に間違いないという様子を表し、それに比べてニッポンのインフレはまだよく見えなくてデフレ継続の噂も多いなぁ、みたいなシチュエーションだと想像しています。

下のリンクはアメリカの「インフレ期待率」のサイトで、このチャートはやはり2020年の3月を境に期待率が上昇に転じてそれ以降はもはや悩み無しみたいに一本調子で期待率が今(2021年5月)まで連続上昇しています。

https://ycharts.com/indicators/30year_breakeven_inflation_rate

今後のことは誰にも確定できませんが、この状況から考えて上記のコモディティーインデックスファンドは今後も保有をこのまま続けて、インフレ期待率の伸びに「ん!?」と陰りを感じるところで売却しようかと思います。

一方の物価連動国債は、もしかしたら今が買い増し時期なのかも?
良いインフレは経済活動に良いというけど、ニッポンの将来のインフレはそんな都合よく「良いインフレ」になるとは思えません。2020年から今までのマスク騒動、PCR検査の不足、ワクチン注射のモタモタなど上手く行かないことだらけで、この先に急転直下で悪性インフレ勃発なんていったらたまったもんじゃないです。

そのために、なるべく許される資金範囲で国内物価連動のファンドを買い増しして積み上げておこうかなぁと考えています。

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