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やってみて分かった!優良リタイアメントは、家事デキル夫しかない

   

中高年サラリーマンがなぜか会社に遅くまで居続ける理由は、実は彼らの妻の願いを必死に叶えたい!と努力しているからなのでした!??という記事をプレジデントオンラインで読みました。
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管理職の残業漬けは妻の命令・・・(PRESIDENNT Online記事)へのリンク

ほんとうに妻の願いを胸に涙ぐましくオフィスに残って働いているのかどうかはさておいて、注目したのは2ページ目の「家事を手伝わないのであれば、仕事をしてほしい」というタイトルの部分です。
これは私のアーリーリタイア後の紆余曲折した人生経験からして、まさに「正解だ!」と共感するものでしたから、ここをクローズアップして記事を書いてみたくなりました。

上記リンク先記事を参考にしながらリタイアメント視点で考察すると、
会社員の夫を持つ主婦の約2割は「夫がやりたいことをするために会社をリタイアしても構わない」とみて良さそうに思いますが、ここに落とし穴があります!

会社を辞め、やりたいことを始めた夫を眺める妻は、たちどころに「夫が毎日家に居るなんて耐えられない」と心底そう実感することでしょう。
ここまでは比較的想像し易いです。
だからスモールビジネス始めてレンタルオフィス借りるとかなんとか「とにかく外で何かしなきゃ・・・」と焦るリタイアメントは少なくないように思います。そのせいで私のやっているボランティアの業界?とか、株のセミナー、ウォーキングイベント、ナントカ教室、フィットネスクラブなどなど、起業しなくてもとにかく外に出る用事を探しまくる毎日がリタイアメントのライフスタイルになることが定番のひとつです。私もそうでしたし、その結果ボランティアにたどり着いたというわけです。

このように探しまくって、何か打ち込めるものを見つけた!まではハッピーストーリーですが、この先の道に落とし穴がポッカリと口を広げているのにはなかなか気づくことができません。

落とし穴とは上述したリンク先記事2ページ目の「家事を手伝わないのであれば、仕事をしてほしい」というタイトルそのものです。

つまりボランティアも、株のセミナーも、ウォーキングイベントも、ナントカ教室も、フィットネスクラブも、みーんな稼ぎではない、という現実を妻が実感させられる。その結果「確かに亭主は元気で留守なのだが、稼いでいないし、妻のあたしは相変わらず家事に追われた日々をおくっている!」こんなのありえない!と気づくわけです。

そうなったら、妻は黙ってはいられません。
「あなた!会社を辞めたのだから、少しは家のことしてちょうだい!」
と、こう来ます。

そう言われた夫は、今まで妻に渡していた給料が無くなったうしろめたさが心にズシンと重くのしかかっているため、シブシブ家事を始めるようになった、としましょう。
夫には妻の行った「少しは家のことを・・・」の「少し」に頼って『まあ少しぐらいならできるだろう』とタカを括って皿洗いに買い物ぐらいから始めるのが定番の姿です。

しかし妻の言う「少し」は、夫をその気にさせるための呼び水でしかありません。さらに夫の思う少しと、妻のそれは最初から格段の差を持っており、妻はそれを「世間の常識」という表現を使い夫を圧倒することは目に見えています。

まあ、それは致し方無い事情が夫の側にはあります。
私の周囲にもサラリーマンに限らず、長年同じスタイルの暮らしを続けていた人達の中には、バスの乗り方がわからない、スーパーには行ったことが無い、と語る人もいます。
そういう実態は次のリンク先のなにやら「お笑いみたいな記事」を読むと、よく分かりますが、これも私の買い物に私の妻がののしる口実とソックリなものがあります。
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夫に「○○買ってきて」と頼んだら・・・(キャリコネニュース記事)へのリンク1
おつかいレベルが低すぎる夫たち・・・(キャリコネニュース記事)へのリンク2

これらは読んで面白いですが、現実は決して笑いごとでは済まされません!

リタイアメントの夫については、
稼ぎを失った夫は、家事が妻と同じ水準でできた場合にのみ、妻から許される。
こう解釈して間違いありません。

だから冒頭リンク先記事では、実に8割を超す妻が「とにかく夫には長く働いて欲しい」と思っている。こう解釈しても良いと私は考えます。

なので、夫婦円満なリタイアメント夫の条件は、
一連の家事が妻のそれと同じにでき、さらに妻が不得意な家事までできる夫であること。です。

私はどうかというと、
そんなこと全然できていません。
会社を辞めて始めた主夫に、妻からさんざんの家事ハラを受け、特に「男の料理」から完全に撤退させられ、オマケに「二度と自分は主夫だなんて公言しないでちょうだい!」と約束させられました。
妻にはできない、包丁研ぎや車の運転をいくら「やっている!」と主張しても、そんなのあっさり「家事ってのは、子供の手伝いとちゃうんやし!」と怒られているばかりです。

ちなみに我が妻が言うところの、ほんまもんの家事とは、
単にやりゃいいってもんじゃなくて、相手のことを考え、もっといろいろ気づき、その仕事に神経を注いでやるもんや!ということだそうです。

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