老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

子は、早く独立へ。飛び入学の可能性を探る!

   

学校を出て、会社員になる人でのはなしですが、入社するときの年齢はマチマチなのに定年退職する年齢はピッチリと決まっていますから、たとえば大学を浪人や留年して卒業した人は、生涯収入がちょっと少なくなりますね。一浪で大学入学した人は現役入学者より、会社初任給1年分の差がつくと見るか、定年退職前1年の年収分の差がつくと見るか、どっちでしょうか?

答えはどちらにしろ3桁万円の差がつくのは確実です。

それなら(たとえば大卒で)早く入社して定年退職まで1年多く勤めたら、3桁万円(部長職あたりの1年分の差がつくとしたら、4桁万円ですよ!)も多く稼いで、その分良い暮らしができる!と考えられるのではないでしょうか。

実際に、ひとより1年早く卒業して早く社会人に仕立て上がって自立する道はないのか?

そのように考えたくなります。

ひとつの手が飛び入学して、みんなより1年早く大学に入学して、そのまま最短の4年で大学を卒業する手段が、現実にあり得るようです。

このためには、高校を卒業せずに「高卒認定試験」を受験資格が得られる16歳または17歳に受け、17歳から飛び入学可能になっている大学に入学してそのまま学業に励み21歳までに卒業してしまう技があります。

まず、高卒認定試験を飛び入学する意志で受ける方法を探ってみましょう

基本的に高卒認定試験を受験する年度中に満16歳以上になる者で大学入学資格を持たない者、という受験資格があるのみです。

ただ、注意事項があります。

1.16歳(事によっては15歳で)めでたく高卒認定を受けたとしても、多くの日本の大学は入学資格を18歳以上に定めていますから、高卒認定即大学受験して入学ができません。

なので少数ですが、17歳からの飛び入学を認めている大学を目指す手を使います。日本の大学で17歳からの飛び入学を認めている大学&学部は下記のサイトにあります。

令和2年度入試における飛び入学実施大学 文部科学省のサイトへのリンク

2.高卒認定試験に合格できる頭脳があったとしても大学受験に受かるとは限りません。

だから大学受験勉強は別にしなければならないことは自明です。

しかし、実際にはどうでしょうね。

そもそも本気で17歳にして大学生になろう!と考える者であれば、高校選定から独自の路線でやらなければ効果が出難いのでは?と思います。つまり「余計なことに構わず、高卒認定試験と大学受験のための勉強に100%没頭可能な高校を選ぶべきです。

「余計なことに構わず」の余計なこととは、たとえば、受験科目以外の科目の勉強時間が思い当たります。私自身の高校時代を思い起こしても、あの科目はしかたなく受けたけど、そんなもの要らなかった!と思うものはたくさんあります。人によってどれが必要で、どれが不要かなんて一概に言えませんが、確かにそれはあります。なので17歳で大学生になるためには、自分自身で必要科目を決め、それにフルパワーで立ち向かえるような学習環境が必要です。

それを叶えるには、はたして全国にさまざまある全日制高校でいいのでしょうか?私は不足だと思います。受験校という高校は良いかもしれません。しかし受験校は18歳にして一流大学に入学するを目標にしている学校が主流でしょうから、果たして高卒認定試験で飛び入学に対応してくれる学校の度量があるのか?を探らないと17歳入学は実現できません。

発想をやや変えて、定時制高校、通信制高校など、勤労学生のための高校に入学し、昼間は受験塾で受験勉強に精を出すという選択肢があると思います。こちらの方が高校入学や受験勉強を開始するハードルが受験校入学より低いですが、17歳大学入学に失敗したときには、果たして受験校と比べて学校の支援がどれだけ受けられるか未知の部分が大きいです。

いずれにしろ、高卒認定試験に受かり、大学受験に合格後入学する場合は高校の許可が要ると思われます。許可されない高校だと退学して入学してしまう手が無いことは無いのですが、もし大学を退学したら学歴としては「中卒(高卒認定試験合格とは書けるらしい)」になります。

そこまでして17歳で大学に飛び入学して21歳就職するメリットってどうか?

私は「ある」と思います。

入社して順調に昇級&昇給して行けばのはなしではありますが、役職定年(55歳とかの)まで全部現役入学現役入社の人よりも1年長いので最終ポストでの給料1年分は「身に着く!!」はずです。その額は家1軒は買えないけど一財産です。

飛び入学のメリットは大学在学中に大きなことをやれる可能性も!

ひとより1年先に大学入学でいたら、1年余裕がある!ことに着眼し、たとえば2回生あるいは3回生時点で1年間休学して海外に出て活動するということがやり易くなります。

外国での生活経験はその後の仕事や生活に大きく活かされることは間違いありません。ひと言で言うなら「人間がデカくなる」です。どのようにデカくなるかは一概には言えませんが、海外経験のある人は私の身の回りでは、必ずと言って過言でないほど会社に重用されていました。これは上述の部長級で1年余計にやる式の生涯収入を上回る特大のメリットになれる可能性を秘めています。

それを活かせるかどうかはその人次第ですが、活かせる人は、きっと飛び入学も首尾よくこなす人材のはずです。

こういうことが人生の投資活動になるのではないかと、そう考えています。

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