老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

「無配当終身介護年金保険」を金融商品として眺めたら

   

「保険」は純粋な保険、たぶんこれは掛け捨て型の保険だと思うけど、それ以外に保険でありながら「投資」みたいな金融商品の顔を持ったものがあります。

過日、銀行担当者から「介護保険どうですか?」と意向を聞かれて、説明書をもらって「損か?得か?」を考えてみたら、そのときは「損!」定期預金の方が得!という結論をしました。

本日改めて、別件で銀行に用があったので、ついでに定期預金の話を私が切り出したら、
担当者は「なぜ定期預金?」て聞いてきたので、
「これこれしかじか、どうせ10年間ぐらいで解約することになるだろう、そしたら介護保険の利回りより定期預金の方が勝るから・・・」と返答したら、
「その介護保険、今月から利回りが変わって10年程度で解約なら“男性有利”になったんですよぉ!!」って話をし始めました。

その保険、太陽生命の無配当終身介護年金保険というものなのですが・・・
Me catching the sun
60歳男性の場合で保険料払い込み開始から10年後に解約の場合に限って先月までのと今月からの条件を比較したら、
先月までの戻り率(利回りに相当するみたい)は101.1%だったのに、今月開始の場合は103.3%になっています。
だからザックリでは年率0.3%程度の預金に相当する「勢い」になるから、10年に渡るこんな金利の定期預金は今は見当たりません。

ただ先月までの条件は、保険解約する時期を遅らせれば遅らせるほど戻り率は増えたのですが、今月からは戻り率は頭打ちになって伸びません。だから10年から15年で解約するのが一番良い成績を叩き出せる、という商品になりました。

また女性は特に60歳からのシニア世代が加入した場合、戻り率が男性よりずっと低いから、この保険は女性シニアには金融商品に成りえず、介護が必要になったときからの年金を受け取る式の、ホンマの保険だと認識した方がいいものです。

私はこの無配当終身介護年金保険に加入しようかなぁ、と・・・
定期預金(この記事を書いている時点の)より利回りが大きく、
しかも解約で受け取る「払戻金」これは元本を何十万円か上回っている予定ですが、この保険の解約にあたっては払い戻し金は「一時所得」が適用されて、50万円までなら所得税がかからない!となっているようです!!
↓↓↓(下記をクリックしてお読みください)(参考:保険解約払戻金は一時所得であることを解説しているサイト)
http://hoken-kyokasho.com/caiyakuhenreikin

定期預金など預金の金利は株の配当や売買の儲けと同様に所得税+地方税+復興税で2割超の税金がかかることを考えると、断然魅力的!!

ただ、元本は契約上5年以降はそれより下回らないように“設計されている”だけで、5年未満に解約したくなったらすごく減るし、もし太陽生命が破たんしたら・・・元も子もない状態になります。この「もし」がどの程度の確率なのか・・・

仮に解約払戻金が非課税になる50万円の利回りを10年後に受け取る「欲張り~」なプランを考えると1500万円ぐらいの保険料を入れなきゃならず、とてもとてもそんな大金融通できないけど、
太陽生命の存続を信じるなら・・・この保険は悪くないような気がします。

金融商品として眺めた、この無配当終身介護年金保険に対抗するとしたら・・・と合わせて考えているのは、
個人向け国債を買うのが当てはまるかもしれないです。

どっちにしようか、3月ぐらいまでに決めようかと。。

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