老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

年金払い養老保険の雑感

   

過日、銀行で「介護保険どうですか!」と誘われました。
その勧誘話を聞く前には、投資窓口で担当の人と雑談をしていまして、たまたま「将来介護に迫られたときのために、まとまったお金を投資信託など買わないで置いておこうと思う」などと私が口走ったのを、その行員の人は耳ざとくキャッチして「それなら介護保険どうですか!」と、きたわけなのです。
Scottish Fold (折耳猫)

その様子を観察して、私はこの行員は隙の無い人だと思いました。
例えば「税務署査察を受けるときの税務署員の会話には隙が無い」とネットで語られていて、その意味は相手の会話内容から脱税の糸口を発見する、というような目的で「ほぉ!海外旅行の趣味をお持ちですかぁ」なんて聞いてくるとか。

この行員の人も雑談しながらちゃんとマーケッティングを行っていたのです。まったく隙が無いです。エライです!営業の鏡です!

その後案の定「介護といっても大庭さんの歳(57歳デス)だとお金が必要になるのは10年以上先でしょ、多分。だったらその間普通預金にずーっとっていうのは利子があまりつかないから・・・介護保険ならその点・・・」と、私の意識をブレさせるようなこと言いました。

私もそれはそうだと思って少しよろめきだってしまいましたが「すぐにはやりません。でも考えてみます」と玉虫色の話をして帰ってきました。

それでも「・・・その間普通預金にすーっとっていうのは利子があまりつかないから・・・」の言葉が耳に染みついていたのでネットでその類の保険を調べました。

その結果・・・
誘われた介護保険とは、要介護2に認定されたら定額の年金が受け取れるようなしくみなので、この場合ひとりで入浴や食事ができなくなってから死ぬまで年金払いで保険金が受け取れるようです。

要介護者になることが心配な私には良さそうな内容のもので、介護が始まるまでは普通預金程度の利息もつくから・・・と考えたところで、では普通預金のままで持っているのと、介護が始まったら年金が受け取れるのとどっちが良いか?と考えて『かなり高齢になってから年金払いで保険金を受け取るのは、私にとっては問題がある』と考え直しました。

年金を10年間ぐらい受け取らないと元がとれないし、年金を受け取りはじめたら一度にお金を引き出すことはできなくなるのが困りそうです。

たぶん私の場合、家族歴代の男の一生を見る限り、けっこうみんな短命で、男で要介護者になったのは只の一人も居ないので、きっと私も例えば80歳前後で、心臓発作かなんかでピンピンコロリではないかと想像するのです。なので年金で払われたのでは元を回収する前に死んでしまうことでしょう。

この介護保険にふさわしい生き方モデルは、要介護2になってから、その後もずっと体の不自由、あるいは認知症を抱えて10年以上家族や施設のお世話になって余生を過ごすタイプかと。

私は積極的にこうはなりたくありません。
なので満期時、あるいは要介護認定時にそれなりに一時金でガッポリ受け取れるモノが良い!と結論しました。

それで介護保険でない、もっと利回りのいい、養老保険は無いものかと探しましたが、満期後は年金払いのものばかりで一時金で受け取るには死ぬか途中解約するものがほとんど。

結局私のニーズに合うものは発見できませんでした。

保険商品を薦められて検討すると、いつも私はこうなります。

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