老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

デフレの終わりの始まりか? インフレの足音について考える今日この頃

   

このところ「そう遠くないうちにインフレ・・・」のような記事がサイト中の視野にとどくところに目立つような気がしてきた。

たとえば↓↓↓

インフレ期待が1年半ぶり高水準 ローター2020.10.3.記事へのリンク

ここの記事にある30年のBEI・・・とある、米国30年物BEI インフレ期待率 Breakeven Inflation Rateを実際に覗けるのが下記チャート↓↓↓

30-Year Breakeven Inflation Rate YCHARTSへのリンク

確かに2020の5月を境に、それまでジグザグと下げてきたBEIがその後は一直線に上昇に転じている、ように見える。ただ上昇期間は2020.12月時点ではまだ半年であり、はたしてこれが反転攻勢を示すのか、コロナ禍勃発で大型財政出動した後の折り返しなのかは分からないが・・・

私はかねてより何度も「次はインフレ」に備えて来たけど、もういいかげんインフレなんか来ないのではなかろうか?という気になってもいる。けど、ここに来てまた来るかも!と変わってきた。

次回は本物のインフレ到来かもしれない

インフレが到来したらどうするか?以前から考えていたことを頭を整理するつもりで書き並べてみた。

株をやる


株はインフレで育つと言われているから現金を少なくして株式への投資を増やすことは一般にインフレに有効だということになっているらしい。

巷では(ネットでは)将来にコロナ禍を脱した米国FRBは金融引き締めに入るときがインフレへの玄関だとされているらしい。そのショックで一旦は株価が下落。ここが買いの狙い目らしい。ちなみにそのインフレ玄関先までは日本の株価はジグザグしながらも上げが続くと(ネットでは)そういうことらしいのでFRBが何を言うかを意識しつつ、ここぞ!というチャンス到来で株を買う。だから株の購入出動できる資金と気分をここまでに持っておかねばならない。

なので今すぐ持ち株を売るのはまだ時期尚早らしくて、持ち株はほどほどに利が乗ったあたり(そう調子よく行けばいいのだが)で売り、あまり買い進まずに暴落時に買い出動できる資金を貯めておく。

これがいつか誰も分からないけど、例えば3年後??あたり?

年金は繰り下げしとく

公的な年金には物価スライドが実装されているから、一応はインフレに対応できるとされている。ただしマクロ経済スライドという受給額を減らす施策も実装されているから、まあインフレの半分ぐらい助かればいいな、かもしれないが、現金を持っているよりはマシだと私は思う。

なので、年金受給開始時期をたとえば70歳ぐらいまで繰り下げてしまい、せっかく貯めた退職金とか虎の子のお金を先にほとんど全部生活費に使ってゼロ化させてしまう。貯金が無いならインフレになって減ることもないという作戦がこれ。その上で65歳で受給するより4割増し(ただし所得税で持って行かれる分も増えるから3割増しぐらいかも)に増えた年金受給額で末永く幸せに暮らすとさ。

私はこれを真剣に考えているのです。

ただ、所持金ゼロというのもイザというときに困るかもしれないので、いくら残すかが大問題。この大問題はいくら考えても正解が無いので、私は自分の財産が相続されるときに相続税が発生しない額まで使って減らそうと思う。

今の相続税は基礎控除は3000万円+(600万円×法定相続人の数)だから、子ども2人相続人であれば4200万円。ここには自宅3500万円が含まれるので残り700万円以内であれば相続税がかからないで済む。

ここらへんの現金所持になるように生活費で浸かって減らすことにしたい。

金を買う、ってほんとうに上手く運用できるのか?

インフレには「金を買う」というのが鉄壁だと言われているが、これほんとうに大丈夫なのか?と私は懐疑的。

金に限らず、外貨つまりFXもそうだと思うけど上がり下がりの要因がいくつもあって私はどう動くのかよく分からん、という感触がずっとある。だから手を出しにくい。

金はインフレによって(特に米国の金利が上がると)上昇するものだと言われているが、最近まで金利は下がる一方だったのに金価格は上昇に次ぐ上昇を重ねて来ている。これはひとえに他の要因で金価格が上昇したことを示していると思われる。だから私には自分で買った金があったとしても操縦が難しいと思う。

とにかくインフレになったら現金が危ない!

現金が無くては生きて行けないというけど、老人には幸いにして上述の年金というものが、しばらくはあるだろう。それを2か月に一回づつ受け取って、その中で生活するように心がけたいものだ。

それは無理だと言うかも知れないが、無理だと言っていてもインフレが到来する時にはそんな事を言っていても誰も助けてくれないし、聞く耳も持ってもらえないだろう。

だから自分で何とかしなければならない。どっかの総理が自助努力と言っているけど、それとは違う。

もし庭があったら、綺麗な花咲く庭ではなくて、家庭菜園にすることが良さそうに思う。ただ私んとこはあまり広い庭でもないから、大規模家庭菜園やっているボラ活動に加わって、菜園を大きく広げ、菜園産物をいっぱいいだけるように・・・。

こんなことを実際にやっている。

インフレを心配する今日この頃なのです。

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