老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

はじめての証券会社は、モヤモヤあっても大丈夫

   

大和証券のお店に初めて入ったのは今から20年前。
株取引に興味を持ち、大和証券のお店に行たら、とにかく始められるだろう、とモヤモヤ感が消えない気持ちで、だけど期待を込めてドアを開けました。

証券会社のお店は、内装は銀行そっくり。広いフロアーに椅子がならび、当時は主に女性の窓口担当者が応対する、これまた銀行のようなカウンターが並んでいました。ただ雰囲気は銀行のそれに比べてカジュアルなムードで、客と担当者が笑い合う「キャハハハハ」みたいな声が聞こえていました。「きっと儲かったんだ!」私も儲かる期待に胸が膨らみました。
Stock Price

「101番の方!」確か番号で呼ばれて窓口の椅子に座ると「今日はどうされました?」と聞かれたので、初めてここに来たことと、口座を作りたいことを伝えたら、スグ口座は開設されました。スグと言っても書類に名前や住所など書いて、いくつか質問にチェックして、口座に入金するお金を差し出して、ハンコ押して、それからしばらく待って・・・という銀行の口座開設みたいな程度の時間はかかりました。

でも「スグ」と感じたのは、待っている間に口座ができるということは、もう株が買えるのだ!と緊張していたせいでした。

「ではこれが大庭さまのお口座です」と、窓口の女性が手続き完了を知らせてくれたので、彼女の仕事は一応終わりました。
それでも私がまだぐずぐすしているので・・・「他になにかご用はありますか?」そう言われて、口からつい出たマヌケな私の言葉は、
「あの、なんか株買った方がいいですよねぇ?」

それを聞いた窓口の女性の反応は
「そんなの知りませんよ!あなた自分で決めなきゃ」ではなくて、「そうですね。今日から買いの申し込みはできますから、何かもうお目当てがあるならどうですか?」という暖かいものでした。

よく「株は怖い」と言いますが、これはそれを扱う証券会社が怖いところという意味ではありません。ヘタに買ってヘタに売ると損を出すところが怖いんです。証券会社の窓口は初心者に優しいですから心配ありません。上述のマヌケな質問にもちゃんフォローがあります。

本当は「トヨタの株買いたい!」
そう言えばいいのに、いきなりトヨタの株買いたいなんて言ったら「そんな!お客様いきなりトヨタですかぁ?」みたいに、アリエナイみたいな反応されたら意気消沈するから、どりあえずはさりげなく窓口の人に「初心者だったらこんなのどーですか?」なんて言って欲しかった、そういう気分で優しくされてもまだモヤモヤしていました。

その担当者さんは「初心者はこんな銘柄がいいでしょう」なんて言いませんでした。「もう何か候補決めていますか?」とか「いくらぐらいでお探しですか?」と言ったと思います。だから一応自分で経済新聞を読んで『こんなのどーかなぁ』みたいな銘柄を書いたメモを持っていることは、最初に証券会社に行った日に役立つんんじゃないかと思います。

具体的に銘柄を言うと、担当の人は株価の推移が書いてあるチャートを画面で見せて「最近はこんな推移ですがいかがですか?」と言い「今のところは上がってますね。将来どうなるかは分からないですけど・・・」と見たままを言うので、それはまさに画面を見たら分かるから何のアドバイスでもなく、単に画面を担当者の人と一緒に見たから、なーんとなく、その株で行きましょうか、という雰囲気だけが高まった、でしかありません。

そんな具合に銘柄チェックが進んだから、私は候補の中から(株)カネカを買いました。
この株はその後何か月か持って、証券会社に電話かけて売却しまし、ウン千円の利益を出しました。

証券会社は、お店に行くと初心者にもやさしく説明してくれて口座開設手続きをしてくれます。「そんなこと知らないの?」なんて彼らは決して言わないし、極めて丁寧やさしく株式投資の最初のステップを教えてくれます。

「どれを買ったらいいでしょうか?」という客の質問にもズバリじゃないけど予算とか好みとか最近の値動きとか、その購入希望の企業業績を見て、ああだこうだのお話はしてくれますが、聞けるのはそこまでです。だから口座開設と同時でもその後でもいいけど、買いたい株は四季報などを読んで、リストしておくのがいいでしょう。

 - 証券会社にて