リタ研ブログ 大庭夏男の早期退職法

リタイアメントの生活改善研究ブログ

なにも東南アジアに暮らさんでも、早期リタイアの人々

   

目をひく記事を読みました。
私にしたら“いつものように”早期リタイアはできないよ!と、読者に「やっぱりね」を促す記事かと。
↓↓↓
身ぐるみ剥がれた日本人は・・・MONEY VOICE記事へのリンク

ザックリでは・・・
働きたくない人々はいっぱいいる。いったいいくらあれば早期リタイアできるだろう。日本人の平均貯蓄額ぐらいでは、日本に居たら生活費はすぐに底つくから「そうだ、東南アジア行こう」と暮らし始めたが、それでも貯金が減り続ける恐怖は彼らを心底苦しめる。やがて本当にお金が無くなり、現地人妻にも愛想を尽かされ捨てられて・・・が実態だ。
所詮、早期リタイアできる条件は次の3つのコースしかない。
第一のコース:使い切れない莫大な資産を持っている
第二のコース:不労所得で暮らせる
第三のコース:緻密な収支計画ができる
と、こんな感じだと思いました。

この記事を読んだ読者の多くは、たぶん「そんなの当たり前だ、当然だ、元気出して働こう!」と考えるふつう?の人々と、
「あーあ、やっぱり年金受け取る年齢になるまではリタイアできないかぁ・・・」と考える、その次にふつう?な人々に、二分されるのではないかと想像します。

ところが、この記事の後段に、上述の早期リタイアできる条件の「3つのコース」がよくまとめられて書かれてあるじゃないですか!
ここがこの記事の着目すべき場所です。

第一のコースはともかく(コメントしようがないので)として、第二と第三のコースを目指して早期リタイアを現役時代からシコシコと仕込みを始めることで、東南アジアに行かんでも日本で立派に早期リタイアを果たすことはそうハードルが高いことではありません!と言い切ってもいいと、私は考えます。

この記事の著者が、ちゃんと第三のコースの「緻密な収支計画ができる」とまで書いてくれていることに私は著者がちゃんと分析して記事を執筆したものと考えます。敬意を表したい気持ちです。

「緻密な収支計画」は、
「緻密」は正確にということではありません。さまざまに、とか柔軟に、という意味だと思いまして、もしかしたら近い将来、AIにて最善の退職時期や退職方法、リタイア後のライフスタイルまでもが提案され、さらにAIによって実際のリタイアメント生活がナビゲーション可能になるのではなかろうかと、私は予感します。

そのAIの教師データがこのような東南アジア暮らしのケースばかりだといけませんので、もしかしたら私のつたないリタイアメント生活の知見も入れてもらえたらなぁ、と。そんな気も少しします。

「収支計画」はお金の出入りの計画のことですから、収入と支出のマネジメントのことにもつながります。ここで収入は年金だけ、と考えたら東南アジア行きが最善になってしまいそうですが、プチ起業して儲けることもちゃんとコースに入り込めます。

「収支計画」のポイントは、過去の収支はもうどーでもいいから、これから自分が死ぬまでの収支を計画する!ということに尽きます。だから「自分はいつ死ぬだろうか」とか「死ぬと思っても、引き続き生きたらどのようなライフスタイルにシフトするか」など、さまざまに考える事が出てきます。こんな未来のことに想いを馳せるようになればプチ起業へも思いを馳せることは簡単です。

さらに、思いを馳せたことは計画にまとめて「スグにやってみる」ことがエッセンシャルです。

とてもとても幸いなことに、日本でも海外でもインターネットは格安で使うことができる世の中になっていますから、早期リタイア後のプチ起業にこれを使わない手はないです。

インターネットさえ駆使できたら、駆使と言ってもプロ並みには及ばなくても、できる範囲をジワジワ広げていくことができたら、ベツに東南アジア行かんでも年100万円ぐらいのお小遣い稼ぎを目標に、日本国内で、ちゃんと早期リタイアすることは可能です。

でも考えてばかりで計画立てない人はそうなりません。
計画なしで、とにかくやってみよう!も必ず失敗します。
もう既に早期リタイアと定年リタイアの壁は無くなってしまいました。年金受け取ってもそれで十分な暮らしを支えられるかどうかは別問題です。
だから「東南アジアに行けば・・・」的な発想ばかりでなく、プチ起業でセミリタイアして「緻密な収支計画」で暮らして行ける人々が増えればいいのになぁ、と私は思います。

SponsoredLink

 - リスク回避