塩漬け株と、やれやれ売りの、密接な関係
「株で儲けるためには、人がやりたくない取り引きをすることだ」みたいな格言があります。
その反面教師みたいなことを、私は連発しています。
今日も「あぁ~・・・売らなきゃよかった・・・」事件発覚
昨年だったか今年初めだったか忘れましたが、約1年前に三井物産(8031)を100株買いました。買ったときの株価は1500円とちょっと超すぐらい。当時は当然「この先どんどん三井物産の株価は上がるだろう」と踏んで買いましたが、買ってまもなく天井をつけて、それから値下がり一方になり、含み損が増し、損切りするにはもはや手遅れ、立派な塩漬けになっていきました。
それが7月ぐらいに底を打ち、じわじわ反転して上がり始めて、トランプ相場に移行してからグングン株価は上昇しました。下馬評では「年末に1600円越し」とか掲示板に書かれるようになり・・・
「だけど、そうは簡単に行くもんか、だって1年間の長い期間俺は何度も『今度は上げ開始か!』と期待させられ、そのたびに裏切られ」何度も上げては下げる行ったり来たりの展開に疲れました。
そのため、塩漬け株を持ったおかげで、自然に「上げたけど、次は必ず下げる!」と、脳が学習してしまいました。
そして念願の利確可能水域に株価が達したとき・・・
私の脳は「今だ!今しかない!早く売れ!すぐだ!!」と狂ったように司令を発し、手はその司令に従って売り注文をキーボードで叩き、利益ちょぼちょぼで売れてしまいました。でも今日の三井物産はスバラシイ株価、実にウワサの1600円台を前倒しで叩き出しました。
これが塩漬け株では儲けられない決定的証拠。
私が自身を株取り引き万年初級者だと自認する理由は、まさに上述の行為にあるのです。
ではどうするか?
「利益が少しぐらい出てもガマンして売らなければいい・・・」ともいきません。
売り出しで購入した小野薬品工業(4528)は2600円で買い、一時3200円近辺まで値を上げましたが、私はそのときガマンして売りませんでした。そうしたらアッちゅう間に株価は暴落、今日は2400円台をつけていますから、まさに後悔先に立たずです。
どうして私はこんなに読みが外れるのでしょうか。。
きっと「読むからいけないんだ」と、誰かは言うでしょう。