「公募増資」と「売り出し」は違うんだ！
過日、小野薬品工業（4528）について、公募増資と売り出しをごっちゃにして記事を書いてしまいましたが、その後勉強し、その二つは違うんだ！と分かりましたので日記に残しておきます。
公募増資とは・・・
その会社が資金を調達するために、新たに株式を発行して投資家に「買いませんか」とお誘いすること。
売り出しとは・・・
その会社じゃなくて、別の誰かが（大株主さまとかが）持っている株を市場の多くの投資家に「買いませんか」とお誘いすること。
両方とも「買いませんか」することは変わらない行為、しかも「いつもよりお値引きして・・・」もいっしょ。だけど「売り出し」は新たに株式を発行しないので「一株あたりナントカ」は変わらないのだそうです。一方、今まで大株主（小野薬品工業の例だと日清食品だそうです）が持っていたたくさんの株が市場にバラ撒かれることになるから、小野薬品工業の株が増え、たぶん株を持っている人も増え、その結果誰かが「買いたいです」と手を揚げたとき「売りたい人」がいっぱい手を揚げるから「売りたい競争」が増えて株価が上がり難いことになってしまう、かもしれない。
だから・・・
１．小野薬品工業の場合は「売り出し」でした。
２．売り出しの情報により株価が下げましたので、これからもしかしたら株価が上がるかもしれないけど、上がり方は市場流通する株数が増えた結果、今までの小野薬品の株価の値動きより「まろやか」になるかもしれない。
こう言えるんじゃないかと思います。