老後2千万円に殺されない生活日記

老後の安心感を追求するお金ブログ

「投資」と「投機」の違いを知ることは、気の長いはなしだよ

   

「投機」ではなく「投資」をしなさい、
投資こそが老後の備えに必要です!
このようなお話は、私はいっぱい聞きました。おかげさまでその違いは、なーんとなく分かっている気分がします。が、イザどこかの会社の株を買う場面になると『落ち着け落ち着け投機じゃなくて投資だぞ!』と自分に言い聞かせるための呪文の他には、あまり役立っていないのが現状。今日のモヤモヤ話はこれです。
Kodak Gold

「投資」と「投機」の違いについては下記リンク先記事が参考になると思われますが、これを読んで「なーるほど!こりゃ役立つ記事だわい」と思う人はいったいどのぐらいいるでしょうか?きっと株をやっていない人ほどよく分かる記事内容だと思います。
↓↓↓
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=5856&page=1

私は「長期的に、ボチボチ少しづつ株価が上り、配当金が絶えないように続くだろうなぁ」と期待させる理由と根拠のある会社の株を買うのが投資じゃないかと、そう考えています。

だけど、こんな安全運転の株の買い方であったとしても、実際に株選びをするときには「どの会社の株が上がっていくだろうなぁ」とかを絶対考えるし、株価が買ったときより大きく上がって高値の花になったら、そのときはやっぱり売りを考えますから、投資ですよと言ったところで本当は「長期的な投機」になっているのです。世間に信用が大きく、しかも値動きがあんまり激しくない会社の株を買えば、末永く配当をもらって付き合えるから、本当は「長期的な投機」であっても、そういうのを評論家は投資と呼びたいんじゃないのかなぁ。

真逆に、値動き激しく、企業業績も安定しない新参者の会社の株に資金を注ぎ込むことはまさにハイリスクハイリターン。儲けた!損したの投機の香りがプンプンします。
しかしもっと生まれたてホヤホヤのベンチャーに投資する「クラウドファンディング」っていうのがあって、こいつはまだ海のものとも山のものともつかない商品を、どこの馬の骨だか分からない人物が商売するところに投資するから、まあ儲かる期待はできません。その代わりに、ときどき企業見学とか投資した人と会社の交流会あったりして、面白いからポケットマネーつぎ込んでその会社に頑張らせてみる。こんなのもあるんですよ。

もし老後の貯えを投資で運用してみる、ということになるとクラウドファンディングは「老後の楽しみ!」としていいと思うけど、世の中の投資の本やネット記事はそういうこと書いているんじゃなくて「欲を出して大事な老後資金をパーにしないでくださいね」としか書いていないように私には見えます。

だから当ブログも「投資」と書いているけど、そいつの中身は「投機」だ!と思った方がよくて、投機とは「ギャンブル」じゃないか!と、そんな気がして・・・

ギャンブルと投機と投資の違いは、失敗してスッテンテンになるまでの時間が違う、と考えたら分かり易いんじゃないですか?

例えば・・・
1.ギャンブルが「競馬」だとしたら、ハズレ馬券ばかり買ってしまい有り金全部無くすのに要する時間は1日間
2.投機の場合は「仕手株」に手を出すとして、ウン十万円のヘソクリが10分の1に帰すまでの所要時間は2年間
3.投資先として選んだ写真フィルム会社が時代の変化に取り残されて衰退し、つぎ込んだ退職金が半減するまで30年間

多分、60歳での退職金で「これは大丈夫!」と太鼓判の企業株に投資!したら、その30年後に半分になっていたとしても、そんときは90歳だから、半分に減っていて残念であっても、もうこの先そんなにお金使うことなく、残った半分で立派なお墓が建てられる。そう考えれば生涯に渡ってお金をどぶに捨てるようなことはないでしょ!
こんなのが「投資」のイメージじゃないかな、と私はそー考えます。

でもそんなのだけじゃ、面白くないねぇ~。

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